【感想・ネタバレ】ヤマケイ山学選書 マタギに学ぶ登山技術のレビュー

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Posted by ブクログ

伸縮性のクライミングパンツ
ポリプロピレンやクロロファイバーなどの化繊系とウール系の上下セットの下着
行動中は化繊系、山小屋についたらウール系に着替える

7ツ道具 ナガサ=ナイフ、マッチ3つ、農業用ビニール、飯盒、細引き5m、長靴、オニギリ3個

雨の地面を掘るとかわいた地面が出てくる
木の置き方は井桁よりも平行に
熊の胆

干ししいたけを水で戻した汁で熱冷ましに

熊は最初に投げられたものを負う、ものを投げながら逃げる
下りに弱い、登りは早い
3大危険熊 子連れの熊、手負いの熊、秋の発情期を迎えた雌熊

蜂は、体を小さくして通り過ぎるのを待つ
黒を追いかけるので白っぽい服
首をタオルなどで守る

雪崩は大きな木に捕まる

きりの時は歩きまわらず待つ
回りをよく見て行動、岩や木を反対側からも見る

マメができたら、早めに潰して消毒

マタギツアー あじがさわ白神山地ガイド倶楽部、白神マタギ舎、マタギ学校

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2013年07月31日

Posted by ブクログ

ヤマケイ山学選書の一冊。
現代のマタギたちへの取材に基づき、われわれの山歩きの参考になる点はないか探ろうという本である。

マタギは山を知っている。
マタギは無駄を嫌う。
マタギは自然を敬う。
マタギは必要なものしか欲しがらない。

例えば舞茸を見つけた時、マタギは2割残して翌年また生えるようにしておくという。だが商業のヤカラは全部取ってしまう、下手をするとマタギが残した2割も持って行ってしまうという。

現代の“開発”は、自然をまったく顧みずに行われる。結果鉄砲水や崖崩れが起き、植生が変わり、野生の動植物が駆逐される。「山がだめになった」という。

ブナなどの原生林は、なぜか夏は涼しく冬暖かいそうだ。杉などの植樹林は下生えもなく、貯水力もなく、冬はさむざむとするという。数百年・数千年の蓄積と、わずか数十年ほどで目先の成果を求めた結果の、大いなる違いを感じる。

商業主義は無駄を行う。
頭デッカチに自然は分からない。
現代人の欲には際限がない。

「登山技術」を超えて、考えさせられる本である。

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2019年06月11日

Posted by ブクログ

マタギの登山は、シンプルかつ効率的。長年培った知恵で狩りをする。マタギは廃れども、登山者にも参考になること多し。

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2015年11月03日

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