感情タグBEST3
Posted by ブクログ
面白かったし、すぐに読み終えてしまった。
一つ一つに大いに同意しながら読み進めました。
引っかかる、気にかかる、気に障る、そんな言葉づかいが多くて、「これはどうなんだろう?」と思っていたことが、
あぁ、同じことを「どうなんだろう」で終わらせずに突き詰めている人がいるんだ、と、安心感に包まれ、ほっとしたところです。
日ごろ、テレビを見ていて、今のことばは変じゃないか、と周囲に語ると、そういう風にテレビを見たり時間を過ごしたりして疲れませんか、とやんわりと責められているのですが、でも、気にかかってしょうがないのです。そのままにしている方が疲れるのです。
この本でそんな疲れが取れました。
よかった~。
Posted by ブクログ
■「印鑑」とは神に押された「印影」のこと。印鑑と呼ばれている道具は印鑑ではなく「印章」。
■NHKの取材者たちは「被災者」「がれき」「壊滅的」という言葉を使用しないようにした。
・「被災者」は外から目線になり,ひとくくりにまとめてしまうため「被災した人」に置き換え
・「がれき」は本来「値打ちのないもの」について表現する言葉
・「壊滅的」は第三者的からの表現であり,その地域に寄り添っている感じに欠ける
■流行歌の影響
・「白夜」は「はくや」。「知床旅情」の「びゃくやは明ける~」の影響から。
・「花街」は「かがい」。「円山・花町・母の町」の影響から「花町=花街」が刷り込まれる。
■「精霊流し」は「ショーリョーナガシ」であるが「ショーローナガシ」と呼んでしまう。これは,「灯篭流し」の「類音牽引」ではないか。
■語尾の「ね」「さ」「よ」の使用を控える鎌倉腰越の「ネサヨ運動」
Posted by ブクログ
読み終わった今、自分の中に残っているものは、言葉の力というものの大きさだ。言葉はとても大きな力を持っていることを知っていなければならないと思った。
この本の中では、なんというか自分自身もしっくりきていなかったことが指摘されていたりして、個人的には非常にスッキリした気持ちになった。もちろん全くわかっていなかったことを沢山紹介されていてとても勉強になった。そして、何より言葉の力を知ることができたので、今後は言葉を大切にして生きていこうと思った。
Posted by ブクログ
作者にはアナウンサーであると言う知識しかなかったのだけれど、そうなのか~
ただ、こういう風に言葉に躓きながら日々生きていると
腹の立つことが多いのではないかしら。
私は逆にこの本を読んで、もっとおおらかになろうとおもったけども。
Posted by ブクログ
「印鑑をご持参ください」のどこが問題か。①問題なし ②「ご持参ください」が敬語的に問題あり ③「印鑑」に何か問題がある 答えはp.54
言葉は多勢に無勢。コミュニケーション巧者は、自動詞表現と他動詞表現を上手く使い分けている。信頼される話し方のポイントは常套句に流されずに、工夫を凝らし変化をつけられるか否か。
奥さんとのやりとりはくすっとさせられる。
日本一優秀な局アナ 安住紳一郎、という記述に激しく同感です。
Posted by ブクログ
わたしもね、「入籍」が気になるんですよ。「結婚」となぜ言わないのか。結婚式と区別してるんだろうけどさ。梶原さんの言葉マニアの会合にあたしも参加したいなー。「印鑑」は知らなかったので勉強になりましたです。