【感想・ネタバレ】お金の不安がゼロになる50の悟りのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

●私は9歳で僧侶になって以来、数多くのお葬式を経験し、お金が原因で不幸になる人をたくさん見てきました。さまざまな世の中の六条を感じてきました。逆に、質素な生活をしていた人の死に、たくさんの人が涙を流す光景を目にしたこともあります。それらの経験を生かし、多くの人のお金に対する不安を解消できないかと考え、お金の悩みを抱える人の相談にのるFPになりました。

●もし、いまあなたが急に1億円を手にしても「お金持ちになりたい」「人がうらやむような生活がしたい」という気持ちが心のなかにあると徐々に金遣いが荒くなり、結果お金が足りなくなって不足感が生まれ、不安の感情がわいてきて、「私は不幸だ」と感じるようになる。逆に年収がそれほど高くなくても、身の丈にあった生活をしながら将来に対する夢や目標に向かって計画的に少しずつ貯蓄をして、それを種銭にして投資をし、少しずつふやしている人は、不足感や将来に対する不安を感じることなく幸せに暮らすことができる。

●煩悩を取り除くのは非常にむずかしいので、自分のなかにそのような感情があることを認めることからはじめましょう。

例えば事故に遭い、けがをして入院するということは大変なことですが、入院したおかげで大切な家族と過ごす時間ができた、検査をしたら病気が見つかって大事にいたる前に治療することができたという例も多くあります。入院中に使っていた車椅子の使い勝手が悪く困った経験を生かして、退院後に車椅子をつくる会社を興して成功した人もいます。煩悩をプラスの方向に切り替えることができるようになれば、幸せに自分らしく生きるきっかけに変えることもできるのです。

●「その財を四分すべし。一分の財をみずから享受すべし。四分の二の財をもって仕事を営むべし。また、残りの第四分を蓄積すべし」(シンガーラへの教え)

●投資の世界で「リスク」というのは「危険」という意味ではなく「不確実性」とか「振れ幅」という意味で使われます。損失が出ることを恐れ「何もしないほうが安心なのでは?」という意見が出ます。たしかにタンス預金だとか、銀行に預金をしておけば、お金が減ることはありませんが、インフレになったとき、利息がほとんどつかない預貯金だけにお金を預けていると、自分の大切なお金が実質的には減ってしまう可能性があると理解しておいてください。何もしないのが安心というわけではありません。しっかり知識を身につけ、ものごとを広い視野で見ることが大切なのです。

●人はみな、それぞれの「お金の器」を持っています。よく、人の度量の深さを「心の器」という言葉で表すことがありますが、それと同じようなものです。その人のお金の器の大きさを上回る金額はうまく扱うことはできません。ですから、お金に愛されて幸せになりたいと願うなら、お金の器を大きくする必要があるのです。

●お金には「生き金」と「死に金」という2つの使い方があると言われています。「生き金」というのは、お金を使ったことにより、払った人、受け取った人が幸せになる、また、そのお金が何倍にもなって自分のもとに返ってきたり、喜びやうれしさを運んでくる使い方です。「死に金」はその逆です。見栄のために無駄なお金を使ったり、本来貸すべきではない相手にお金を貸すことによって、相手やそれにかかわる人たちを不幸にするような使い方のことです。自分の大切なお金がまわりの人を幸せにしているかどうか、考えてみてください。

0
2015年03月16日

「ビジネス・経済」ランキング