【感想・ネタバレ】医療大転換 ──日本のプライマリ・ケア革命のレビュー

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Posted by ブクログ

読みました。
一言で言うと、家庭医療マニア向けの本であることは間違いないです。「真っ当な事」を真っ当に書き過ぎです。
面白かった。書籍化されるってすごいですね。
やっぱり日本の医療のフリーアクセスはどうにかしなきゃいけないし、医療施設がもうけるためでなく、患者視点での医療を実現させるのが大事。
福島での震災の事を他国の震災と比較してプライマリケア視点で考察されているのは知らなかったし面白かったです。
家庭医として、思うところがたくさんある本でした。
(発売から1年も経って読んですみません。)

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2014年07月16日

Posted by ブクログ

評者は医学の門外漢だが、多くのブログなどによる本書の批評によると、著者は日本のプライマリー・ケア(家庭医)についての第一人者であるらしい。本書は、日本の現状や問題点、諸外国の比較、今後の指針について新書でわかりやすいようにまとめている。

内容は、地域の内科医である「かかりつけ医」とは異なる家庭医とは何か、その具体的な仕事内容の実際例、先進諸外国の例、福島の例における災害医療で浮かび上がった問題点、患者中心の医療についてまとめている。

日本の皆保険の健康保険制度のよさ、フリーアクセス(誰でも、自分の選んだ医者や病院にかかれる)といったよさもありながら、日本医師会の対応の問題点もあって、日本のプライマリー・ケアが遅れている現状がある。しばらくすれば、国民総介護時代のような時が来ることを考えればこそ、いろいろと考えさせられる1冊だった。

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2013年10月08日

Posted by ブクログ

日本にまだ根付いていないプライマリーケア医療を推進するDrの書。
プライマリー先進国の実例から日本の進むべき医療のシステムを明快に提示している。
2011年の大震災直後の福島の医療体制でなにが不足してどうのような形を形成しないといけないかを、Drの経験をもとに問題提起。
日本医師会・厚労省の制度構築の問題点は、日本の保険制度の上にたち改革するには高いハードルがあるが、高齢化社会の進行に伴い整備していかなければならない家庭医(プライマリーケア)の育成をわかりやすく提示した重要な一冊である。

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2013年09月23日

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