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Posted by ブクログ
スーパープログラマーに学ぶ 最強シンプル思考術
2016/5/14 著:吉田 塁
モデルとは「ものごとをシンプルに表現したもの」と言える。
モデルベース思考では、究極にシンプルにものごとを表現する方法として四角(要素)と線(関係)でモデルを表現している。
ものごとをモデル化、抽象化、具体化することで、すなわち、モデルベース思考を活用することで、ものごとを理解でき、分かりやすく伝えられ、新たな発想を考えつけるようになることを目指している。
本書の構成は以下の7章から成る。
①モデルって何だろう
②モデルの作り方
③モデルを使うメリット
④よりよいモデルを作るには
⑤身近なもののモデルを作る
⑥モデルを使い倒す方法
⑦モデルをビジネスに活かす
理系であろうと文系であろうと物事を整理し、そして人にわかりやすく伝えることは生きる中で一番大切なことなのかもしれない。
モデルベース思考がすべてではないものの、本書から得られるものは大きい。なんとなくは理解できるものの使いこなすのは難しい。しかし、概念は知っておいて損はない。
色々な思考法がある中で自分にあった方法や自分なりの思考法をアレンジする中で良いとこどりをするのも良いのかもしれない。
Posted by ブクログ
四角と線だけでこんなにも表現できるという事に驚いた。
具体的事象も抽象的事象もこの四角と線で表せる。
目的・視点によって、具体的寄り・抽象的寄りと内容は変わってくるが
物事を視覚的・瞬間的に表せることは素晴らしいことだと思う。
ひとつモデルを作ってしまえば、それを汎用化できる。
もしくは身の回りにある事象をモデル化すれば、それから別のモデルを見つけることもできる。
日常生活で、モデル化を意識すれば、限りなくアイディアが生まれてくるかもしれない。
ちょっと何かモデル化して、それを抽象化して、別の具体例に落としてみたくなった。
成功しているビジネスをモデル化して、それを自分のビジネスへのヒントとしてみたい。
Posted by ブクログ
人間は瞬間的にはシングルタスクです。
だから、ものごとが複雑になればなるほど
全てを一度には理解できなくなります。
そこでプログラマーは
構造化を行うことで、複雑なプログラムも
全体、そして部分をにシンプルに理解できる型にします。
本日ご紹介する本は、
ものごとの理解の仕方や新らたな発想の方法
についての考え方を紹介した1冊。
ポイントは
「具体化と抽象化」
ものごとの要素を書き出し、要素同士を線で結び、
チャートにするとものごとをシンプルに表現できます。
本書ではこれを”モデル化”と言います。
書き出す要素が具体的すぎると
そのことにしか使えません。
要素を抽象的にすると、広く適応できるようになります。
例えば、
”サルも木から落ちる”
[サル]→[木に登る]→[落ちる]
これだと、サルが木から落ちたことしかわかりません。
[専門家]→[試行錯誤]→[失敗もある]
これなら、一般的な意味がわかります。
ものごとをシンプルに分かりやすく表現するには
要素の具体度と抽象度がポイントです。
「ビジネスモデルに活かす」
相席居酒屋のモデルは
[女性タダ]→[女性客増加]→[男性客増加]→[利益増加]
これを抽象化すると
[タダの提供]→[タダ客増加]→[有料客増加]→[利益増加]
これをゲーム業界で具体化すると
[無料ゲームの提供]→[ユーザー増加]→[課金利用客増加]→[利益増加]
となります
具体化と抽象化を行き来することで
いろんな発想に広げることができます。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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モデルとは物事をシンプルに表現したもの
モデルは整理のためだけでなく、発想にも使える
モデルは要素と要素の関係を示したもの
図解化により、情報を整理でき、すばやく伝えられる
具体モデルと抽象モデルを行き来してみる
抽象化して広く使えるモデルを作る
できる限り離れた業界のやり方をモデル化するのがコツ
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◆目次◆
第1章 モデルって何だろう?
第2章 モデルの作り方
第3章 モデルを使うメリット
第4章 よりよいモデルを作るには?
第5章 身近なもののモデルを作る
第6章 モデルを使い倒す方法
第7章 モデルをビジネスに活かす
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