【感想・ネタバレ】プロ野球の経済学―労働経済学の視点で捉えた選手、球団経営、リーグ運営のレビュー

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Posted by ブクログ

経済に精通する大学教授であり、野球への造詣も深い著者がプロ野球を経済的観点から見た考察を書いた一冊。

選手の年俸や球団やリーグ運営、日本プロ野球の歴史などスポーツとしての野球の問題点や米大リーグとの違いなど普段知ることのできないプロ野球の裏側を本書で知ることができました。
また、2004年に起きたストライキの内容や引退後の選手の動向やサラリーマンとの生涯年収の比較や選手の年俸からみる成績との関係性などは興味深い内容でした。
そして、経済学の観点からプロ野球の運営に対する著者の考察や意見も展開されており、勉強になりました。
大リーグではリーグがチームに分配金を投入してリーグ全体を支えていることなどテレビ放映が減ったプロ野球の人気についてやJリーグとの運営構造の違いなど現状の問題点の指摘も勉強になりました。

プロ野球を見る際に球団経営やリーグ運営といった根幹となるシステムについて知ることのできた一冊でした。

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2017年07月25日

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