感情タグBEST3
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訳が古典的でたまに理解できないものがありました。
やっぱり詩はその国の言葉で鑑賞するのが一番いいのかなぁなんて思います。
それでもやっぱり独創的な雰囲気で楽しめました。
魔王はゲーテの詩だったんだ..。
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いつも鞄に入れています。ゲーテの作品がほかのどの詩人とも違うのは、ただ美しいだけではなく、読者が普段意識せずになんとなく感じていることを代弁して「たしかに、そうだな」と思わせるところだと思います。よく理解できない詩も少しあったのですが、生き続けていけば分かるようになるのでしょうか。
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ゲーテの叙事詩集。哀愁漂う作品から心が熱くなるような作品まで多様な作品が収録されている。前半はロマンスを描いた詩が多く、後半になるにつれて人生の戒めになるような詩が多くなる。
この本の中で気に入った詩が二つある。
•いや遠くさまよい出でんとするか。見よ、善きことはまことに近きあり。幸福をとらえる術を知れ、幸福は常に手近にあれば。
•つつましき願いよ、友のことばよ、この小さき本の中に生き続けよ!
二つ目の詩はこの本の最後の詩なのだが、本当に洒落た締め方だと思った。この願いの通りゲーテの言葉は生き続けている。これは18〜19世紀頃の詩なのだが全く色褪せていない。むしろ優れた言葉選びが言葉を鮮やかにしているようにも思える。このような優れた詩を忘れずにいたい、もしも忘れずにいたらそれは自分の中で生き続けているようなものだろう。
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ゲーテ読んでみたくて。
ランボーのような乾ききってどこまでも突き抜けていくようなするどさ・勢いは感じられなかった。落ち着いていて、目に映るものを静かに見守るような…
収録されている詩の多くに漂う物語(ロマンス)は、ものすごく劇的で大衆受けを想定して書かれたもののように感じる。一方で無題のものは警句的なものが多く、短い中で確実に突き刺さってくる。
いくつかの詩に見られるが、かなり読み手・読者に気を使っている。あれほど的確な警句を発せられる人物が、それほど気にかけ、苦心してことばを紡ぐのだから、まだまだ彼のいる世界に、こちら読み手は届いていない、そんな気がする。やさしいようでどこか絶望しているような。読んでも読んでも、彼のことばに触れることさえかなっていない。
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【本の内容】
向学心に燃え、たゆまぬ努力によって、生涯、自らの宇宙観を拡充していったゲーテの作品は、尽きざる泉にも似て、豊富多彩をきわめる。
喜怒哀楽、叡智、恋……人間性への深い信頼にささえられ、世界文学に不滅の名をとどめるゲーテの抒情詩を中心に、物語詩、思想詩の代表的な作品を年代順に選び、彼の生活を背景に、その大宝庫を楽しむことができるよう編まれた独特の詩集である。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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恥ずかしいことですが、初めてゲーテの詩集を読みました。
ですから他の訳者さんと比べることはできません。
しかし、何かで聴いたり見たりして好きだった詩が綴られています。
千変万化の恋人、処世のおきて、愛の書など…
心に響く詩でしたね。とはいえ、よく感情移入できないものもあります。
いずれ理解できる日が来ることを願います。
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若さと、
気恥ずかしさと、
うつくしさと、
力強さ。
いろんなゲーテに出会える一冊。
ふと、心を救ってくれたりします。
生ある限り、憂いは去らず。
友よ、ただ生きよ、ただ歌い続けよ!
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跳ねるような情熱と、生命という熱の重たさ、その両方が同居し、派手に暴れまわる世界。
躍動感ある言葉でうたわれる愛の詩は、慣れない者には少々気恥ずかしさもあるものの、夢中で生きるとはこういうことかと思わせてくれる。
心弾む旅のお供に。ぜひ。
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大学での授業で美術史を取り、そこで持物や象徴のことを勉強した後で読み返すとまたさらに「おおう」と納得。
はじめて読んだのは高校時代で、今思えばそれでよかったなあと思います。
全ての階級を通じ最も気高い人は誰か。
一番幸福な人は?
忘れないでいよう。
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詩は萩原朔太郎と高村光太郎くらいしか合わない・・・というかさっぱり分からなかったのですが、なかなかどうしてちょくちょくピンとくるものがありました。
かなり恋にのめり込むタイプの男性だったようですね。恋の詩が多い。
そしてそういうのはことごとく私に合わない。
あ!でも胸張ってるシングルマザーの詩は良かったです。
結局、詩ってフィーリングが合うかどうかの気がする。
ランボーとか中原中也とか、ああいう繊細さの極致みたいなんサッパリ分からんもん。
09.11.05
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ゲーテの鮮烈なる詩を詰め込んだ詩集。
彼のその独特で繊細な美しさを描き出した詩は
どこか我々の心をつかんではなさない。
個人的には大好きな人です。
この作品に触れてみると、ゲーテの作品をもっと読みたくなることでしょう。
オススメの作品です。
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向学心に燃え、たゆまぬ努力によって、生涯、自らの宇宙観を拡充していったゲーテの作品は、尽きざる泉にも似て、豊富多彩をきわめる。喜怒哀楽、叡智、恋……人間性への深い信頼にささえられ、世界文学に不滅の名をとどめるゲーテの抒情詩を中心に、物語詩、思想詩の代表的な作品を年代順に選び、彼の生活を背景に、その大宝庫を楽しむことができるよう編まれた独特の詩集である。
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実は泉声楽やってるんですよ、んで1度読んでみようかなーとか思って手を伸ばしたら意外と嵌ってしまったとか。
個人的には老後?の方のが好みだったりするんだけど、は、激しいよげーて!
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膨大にあるゲーテ詩集より、抜粋したものを集めた一冊。
役著の年代もまちまちなので、訳語体も様々。
古いものは訳が和歌や短歌のようになっているものもあり、内容よりもリズムで入ってきてしまうので、なんだかなー。
初期は中二病か、と思わずツッコミを入れたくなるが、これが純愛というものなのだろうか。
晩年は警句的なものが多く、人間の根幹に迫っている。
個人的には晩年のゲーテの方が好き。
しかしながら、改めて思うと、1700年の頃からも、人間思うことはさしてかわらないんだなーなんて、思い耽る一冊でした。
Posted by ブクログ
文庫一冊にたくさんつまっていてよい。
ゲーテの詩は、普段は面白いものではない。しかし、心が自らのあまりの繊細さに打ち震えている時、これらの詩はそっと寄り添ってくれるのだ。
そして詩には、なお一片の価値のきらめきを見出すことができる。それは真実という名の価値である。
Posted by ブクログ
有名な魔王の詩も載っているし、
好きだなと思える詩もありました。
個人的には愛ばかり語られている詩は好きじゃなくて、
そういう詩の方が多いんだけど。
月に寄す が気に入って、それをネットで調べたら、
ミヒャエル・エンデ氏がこの詩の月とアポロの行った泥の地表の月と
同じ物だろうか?と読者に質問を投げかけているらしいですね。
エンデらしいなぁと思いました。
そしてやっぱりエンデのファンとしては、違うと答えるなと思う。
そういう感性ってすごいなと。
いくつか好きな詩も見つけられて、収穫あったので良かったです。
Posted by ブクログ
小学6年生あたりで読んだんだと思う。姉の持ち物で本棚にあるのは好きに読んでいいことになっていたので。
今、じゃあどんな詩だったかというと覚えていないのだけれど、当時の私はとても感動していたということは覚えています。
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あざけりや侮りを忍ばねばならぬのでしたら、私一人で忍びます。
私はあの方をよく存知、あの方も私をよく存じています。それは神様もよくご承知であります。
いかなる人間も神々と力競うべからず。
人間は気高くあれ、情け深く優しくあれ!
我々にはいろいろ理解できないことがある、生き続けていけ、きっとわかってくるだろう。