感情タグBEST3
Posted by ブクログ
私は菅野さんの本は、ほぼ全部(笑)持ってますが、オトメンみたいなコメディ系より、こーゆーシリアスな方が好みです。
綺麗な絵とダークな世界観が独特で好きです。
ま、どっちも好きですが(爆)。
オトメンのみ読んでる人には、ちょっと驚きかも?
「孤独」「永遠」「自由」「喪失」をテーマにした四篇からなる短編集です。
『ひとりたち』
遺品整理業に携わった幸が見た、ある「孤独死」の光景。
表題作です。なんか重いテーマですが、他人事ではないと感じます。人は一人では生きてはいけませんが、死ぬときは独りなんだと。
でも、、、ってゆー一篇です。
『永遠のハニー』
パパ想いの女の子・羽生衣(ハニイ)が起こした奇跡。
パパ、切ないですねぇ〜(涙)。
ハニィちゃんが、めちゃくちゃ可愛いです♪
子供らしさが全開で、でも、ちょっとませたところも
持ち合わせてるのがビジュアルにも現れてます。
胸がキュ〜ってなる一篇です。
『悪性-ZERO-』
自由を希求する犯罪者・ゼンのもう一つの物語。
花ゆめから二冊出てる悪性のプロローグみたいです。
本編を少し忘れてしまったので、読み返そうと思います。
かなり、ブラックです。
自由ってどうゆうことなんですかね?この物語は、特殊な空間に生きる人たちのお話ですが。
ちょっと考えさせられる一篇です。
『傷口から流れるあいのうた』
作曲家・宗田武流と少女の亡霊が奏でる愛の断章。
もっと長く書けるんぢゃないかってゆー内容を、ぎゅ〜っと、ぎゅ〜っと、凝縮した濃いお話です。
違う出会い方をしていたら、もっと違っただろうに、と哀しくなります。
ぜひ、ドラマCDにしていただいて、彼が作曲した曲を聴いてみたいものです(苦笑)。
人の静かな狂気をはらんだ一篇です。
Posted by ブクログ
タイトルと表紙絵から大体イメージしてた様に、暗くて重い短編が多かったです。
誰もが必ず直面する、死 について。
「乙男」の菅野さんが描いたその短編たちは苦しくて切ない暖かさや優しさが一杯詰まっている、とても素敵な話たちでした。
短編集です。
タイトル通りの暗い話しばかり集めた短編集です。個人的には菅野文先生の作品は暗めのやつの方が好きなので、買って良かったです。悪性が好きな方は読んでみてはいかがでしょうか。
暗い、、
あまり目を向けたく無い話題ですが、、、今生きてる人みんなが避けられない内容で、、、色々と考えました。
死や自由は捉え方次第で苦しみや幸せを生み出すのかと、、、難しいですが読んで良かったです。
Posted by ブクログ
花ゆめですが、オトメンの作者ですが、表題作は孤独死を扱ってます。
死ぬ時は道連れとかいないから、ひとりで死んでいくことよりも、ひとりで彷徨ってひとりで年を経てひとりで生きていく事のが絶望は深いかもしんないと思ってしまいました。
Posted by ブクログ
”「孤独死」、そして 「希望」について――。”
菅野先生は美麗な絵を描かれるので、シリアスな作品も好き。「北走新選組」「凍鉄の花」辺りは何度読んでもボロボロしてます。
生きるということ。生きているといくこと。生きていくということ。
それらを儚く強く描いた短編集です。
さて、今からオトメン読もう。