【感想・ネタバレ】暁に堕ちる星のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

清澗寺家シリーズ第二部3作目。
待ちに待った真打登場、貴郁編です。
清澗寺の血を引いているにも関わらず、あの微妙に陰気で
地味で存在感の薄い貴郁が、一体どんなめくるめく世界を
見せてくれるのかと思ったら!

あとがきで和泉さんがおっしゃってる通り、一番清澗寺
らしい淫蕩っぷりでした。
パパとはまた種類の違う淫らさですが、普段との落差が
激しい分、より凄く感じます。
3P設定があまり得意ではないので評価は★3ですが、
挿絵が安定して美しすぎるので、苦手でも楽しく読めました。

義父、義兄と関係を持つという、何だかもう倫理観が
音を立てて崩れ去りそうな設定なのですが、そもそも
貴郁の存在自体が倫理観の極北を行ってる状態なので、
長く清澗寺を読んでると最早気にならないという恐ろしさ。
家系図書いてみると、いかにこの家が乱れてるかが
よく分かりました(笑)
一体パパの子何人居るんでしょう……。

3世代集合も見られますし、美味しい、そしてお腹いっぱいに
なれる1冊となってます。
次回は国貴編に戻ってシリーズクライマックスだそうなので、
正座して待ちたいと思います。

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2014年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

▼あらすじ
和貴の養子・貴郁は、生きている実感がわかず、自分を抑え込みながら過ごしていた。そんな貴郁の元に、縁談話が舞い込み…!?

***

評価としては★3.5といったところですかね。
他の清澗寺シリーズが未読だった為、最初こそ登場人物の多さに混乱しかけましたがそれでも問題なく読めました。

だ、とにかく内容が濃い!濃いのが好きな自分でもあまりに濃過ぎて読んでいる内にお腹が一杯になってしまい、それこそ休み休み読むのがやっと…。
読み終わった今では暫く濃いBLは遠慮したいかな…と思ってしまうほど。

内容の8割…いや、9割はえっちしてます(笑)
本当に、受けがド淫乱過ぎて吃驚しました。
そしてとにかく登場人物の殆どが歪み過ぎてて読み終わってもいまいち吹っ切れない。
貴郁(受)が同じ事でずっと悩んでいたのも実にモヤモヤしました。

ただ、攻めの一人であり貴郁の義父、宗晃は個人的には凄くツボで唯一そこだけ萌えていました。
飴と鞭の使い方がとにかく上手で篤行と比べるとその差が分かります。
しかも読んでいてやけに宗晃贔屓だと感じていたらあとがきで作者自身が宗晃に萌えをギュッと詰め込んだと書いていたので納得しました(笑)

でもいかんせん途中から読むのに疲れてしまい、他の清澗寺シリーズに手を出す気にはなれません…。
これがシリーズの中で最も濃いらしいですが…どうなんでしょう?
とびきり濃くて重い歪んだ愛がこれでもかというほど詰まっているのでそういうのが好きな方にはお勧めしたいです。

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2020年03月10日

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