感情タグBEST3
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小池真理子さんの小説が好き。
ませた女の子が年上男性を好きになって、夢中になって、自分を無くして、捨てられて、
こじらせた憧れを含めて、むっとする色気を感じて、うっとりしてしまう。
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一日で夢中になり読破してしまった。
今の状況にぴったりはまっていて、心の隙間が多少うまったような気持ちになり、涙がとまらなかった。甘くセツナイ、でもためになる本。
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エッセイなのかと思ったら、小説でした。
エーリッヒ・フロムの評論と同名。でも内容は人を愛して、別れて、その後どうやって立ち直るかが描かれてる。立ち直るために必要な男として登場する、愛だの恋だの感情や情緒は人生に必要なものではないと言い切るおじさんが魅力的だった。
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ひとつの恋が始まって、
終わらせようとする時に
生まれる苦しみが
とてもリアルに、
いきいきと描かれていて
読んでいて息がつまるほど。
本当に人を好きになると、
こんなにも苦しく、
それこそが生きているということなのだ、
と、ひしひしと感じさせられる。
再生への過程もとてもリアルで
人の感情、感傷が
苦しい中で小さな光を
ゆっくりと見つけていくようで
読むよりも感じるような
小説だった。
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薄くもないし濃くもない、ということは薄っぺらという感じはしなかったということかな。
描かれているのは人たちが一般的な人かどうかは別にして描かれている感情に関しては生々しいものがあったかな。ありふれたことなのかもだけど、こんな風に書かれると無視しにくいというか。『愛するということ』について多くの人が通る気持ちがよくまとまっていると思う。
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公園でしゃれた古本とファーストフードを売る店のオーナー(元産婦人科医)とそこで働く20代の女性との物語。2人はつきあいこの時間は永遠に続くと思われるが、男が年上の女性と付き合いはじめ別れる。2人が外国に旅立っても彼を思い出し、そのことを中心に日々の生活を続ける女性。そこに年上の太った料理の得意な男性が現れる。反発しあいながらも気持ちが傾きはじめ、別れた男性一筋だった気持ちがほぐれていく。
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タイトルそのまま…恋愛感がたっぷり詰まった作品です。
主人公の恋愛は不倫なんですけど、“愛する”という気持ちは恋愛する人みんなおんなしですからね。
ものすごく共感できる部分が多くて、完全に感情移入してました。。
愛する人との出会い、愛する予感、愛される喜び、失う悲しみ、絶望・・・感情移入し過ぎて、なんだかおかしくなりそうでした。
不思議だったのは、別れが訪れたときの自然な感じ…なんなんでしょね。
相手が離れていくことが自然な流れのように感じて、それが逆に怖くなりました。。
自分に対して愛したように、誰かを愛することがあるわけじゃないですか??
そのとき自分はもう必要な存在じゃなくなって、相手の中から消えていく・・・それってものすごく恐ろしいことですよね。。
相手から全く愛されてないことがわかっていて、しかも相手には愛する人がいて、なのに相手を愛することをどうしてもやめられない
そんな状況になったら…どうするんだろ。。
愛することは、幸せなだけじゃない、、、ですね。
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純粋に恋がしたくなる本。
現実にこの男と出会ってしまったら、自分自身この主人公と同じ末路をたどるのではないかと思ってしまった。
小池氏の作品にしてはスラスラ読める本。
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考えさせられました。
恋愛と性愛のうんぬんについて。
私の最近の悩みだったので。
でも解決はしなかったけど。
でも主人公は恵まれてると思います。
自分の気持ち解ってくれて
それをぶつけられる男がいるんだから。
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わかるところもわからないところも。でも人の恋愛ってそういうものか…自分の恋愛でもよくわからないし。
野呂さんを烈しく愛して失って、というマヤの心の移り変わりがしみじみと感じられました。失恋した事ある人ならグッとくるだろうな。失恋した事ない人なんていないだろうけど。
でも野呂さんの性癖はちょっとうっ…ときました。正直とか率直というのも時には考えものなのかもしれない。
柿村さんも拝島さんも、こういう友情もきっとあるだろうなと思う。でもマヤを性的に奔放って捉える人もいるんだろな……
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表紙通りの大人の恋愛でした。不倫からの別れ。忘れられない気持ちをどうしたらいいのか、どうしたら忘れられるのか…辛く切ない恋愛でしたが、バイトの菜穂子や柿村さん人との関わりで少しずつ変わっていく様子は勉強になりました。やっぱり行動を起こさないと変わっていけないものなのかも。
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ひとりの男(野呂)をいつまでも忘れられず、その男との付き合いを忘れないために新しい男と寝る女性の話。
最終的には野呂を忘れられるところまでいくのだが、一本まるまる野呂のことを忘れられないって話になっているのがある意味すごいと思った。
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【既読】
愛し、信じていた男に別れを告げられ失望する女の話
ですね、今読んでいる段階では。
あらすじには愛の始まりから失恋、絶望、再生までと書いてあるので楽しみに読んでいきたいと思います。
その相手に本当に惚れちゃったらもうその人のことしか考えられなくなるよね。マヤのように。
それにしても野呂も器用だな。
【読み終えて】
てっきり野呂よりいい男が登場して、ハッピィエンドにって・・・なりませんよね。それじゃあ今までの野呂に対する想いは何だったのよ?結局そんなもの?
ってなる自分もいるし、マヤには野呂のことなんて忘れて幸せになってと思う自分もいる。
もう野呂のことはいいじゃん!柿村さんとかいいじゃない!って思うんだけど、そう簡単に割り切れるものじゃないんだなと読み終えて思いました。
愛って難しい。
簡単なように見えて複雑で苦しくて、辛くて、幸せだけじゃない。
こんなにも愛や恋について考えさせられる、小池さんの本が好きです。
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普通の女性の恋愛が始まる瞬間から、恋を失い、絶望し、再生するまでの物語。
あまりにもありきたりで、エンターテイメント性はゼロに近いと思う。
でも、あまりにもありきたりだからこそ、主人公の心情に思わず共感してしまう。
どんなに愛し、愛されていると思う恋愛でも、ある日突然別れはやってくる。
その時、どう乗り越えればいいのか?
この本はそれを教えてれる。
中でも、印象深いのは、「鉛筆で描いたものは、消しゴムで消そうとしても、完全に消えるわけじゃない。だったら、書いたことを素直に認めよう」と言うフレーズ。
そう、恋愛は一度堕ちてしまったら、完全に消すことは出来ない。
失ったものへの喪失感をどう乗り越えていくのか?
この本の主人公は上手にそれを見つけたが、この問題は人間が一生抱えて行く問題なんだと思う。
Posted by ブクログ
小池真理子さんの作品の中ではあまり印象が強くは残らなかった作品ではあるが、
他の作品より現代的な感じで若い人には読みやすいと思う。(08年8月某日)