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Posted by ブクログ
生活の大事な一部として、料理を考えるヒントになる一冊
その舞台であるキッチンを中心に、モデルとなる家庭の情景が伝わってくる。
この本をパラパラと最初に流し読みをしてワクワクしたのは、各家庭の個性を映し出したものでした。
モデルとなる家庭のキッチンはドイツ式とくくられていても、それぞれ全くメッセージ性が違っています。
P48で紹介されているゲリットさんのキッチンは、シンク小ちゃい!
でもキッチン自体がコンパクトでバランスを保って綺麗にまとまっている。
小さい絵画でも額縁がちゃんと作品とマッチして飾られているのと同じで、そこにセンスを感じる。
P98 フィリップさんのキッチンはもう見ただけで、とことん道具を大事に使い込む系の料理好きが伝わってくる。
フックにかかっている黒い鉄鍋が横に並んでいて、この人は同じ類の料理をなんども微調整したりレシピ更新するの好きだろうな〜ってのが、ガンガンに伝わってくる。
キッチンの左に並べられた調味料の便がびっしりあるあたりからも、味付けの繊細さが見て取れる。
ゲリットさんの小さくコンパクトな綺麗さとは違った、かっこよさがフィリップさんのキッチンから伝わってくる。
二つのモデルを引用して紹介してみたけど、本書の中には他にも様々なご家庭のキッチンとそのストーリーが載っている。
お子さんがいる家庭は、やっぱりそのぐらい広いシンクが欲しいよね〜と共感できたり、ここで料理する人はなんかかわいいなって感じるポップなカラーリングのキッチンだったり。
キッチンを取り巻く家具や、どうやって家具を買ったかまで、住む人のこだわりや美意識が感じられた。
ここからは主観というより、憶測や妄想です。
キッチンの写真からだけでも、それぞれのキッチンで流れる時間の速さが違うな〜と個人的に感じました。
このキッチンを使う人は、パンが焼き上がるまで楽しそうだな〜とか
この人は煮物を作るとしたら、時間まで本でも読んでいそうだなとか
この人は鍋の前でじっと火加減を調整しそうだな〜とか
そんなことを想像していたら、料理に美味しさとか正解とかを求めすぎて硬くなっていた自分の考えに気づけました。
そっか、その人らしさが料理にもキッチンにも映るだけなんだな〜♪と勝手に腑に落ちて、気楽に料理しようと気持ちが軽くなりました。
料理やキッチンに正解はない。
そこでどうやって楽しもうか?
そうヒントをくれた一冊でした。
ありがとう♪
Posted by ブクログ
ドイツの家庭を訪ねて、キッチンを見せてもらう面白い取り組み。シンプルで合理的ながらも、カラフルだったり、DYIで工夫して使い易くしたりと、興味深かった。住宅事情が日本と違うので単純比較は出来ないが、参考になるアイデアや実例もある。
ドイツの生活や文化、ドイツ人の考え方なども紹介されていて、異文化を知ることは面白いなと思う。
Posted by ブクログ
フランスや北欧のキッチン本よりも
「実際に使ってます」という雰囲気が出てます。
「ドイツではキッチンも家具のひとつと考えられており、
引っ越しのときにベッドを持ってくるのと同じ感覚
でキッチンも持ってくるのが一般的です。」とのこと。
日本とは感覚が違います。
じゃがいもは主食でたくさんの種類があり用途によって
使い分け、そして白アスパラガスにページが割かれています。
ドイツ人は白アスパラガスそんなに好きなんですか…。
ドイツ式おもてなしとしてアスパラガス・ディナーが
取り上げられていました。
Posted by ブクログ
ドイツ式?一体、どんな感じのキッチン本だろうと思い読んでみました。意外とシンプルで自然体の感じで参考になりました。単なるドイツタイプの紹介というよりはキッチンに対する考え方が述べられているように思います。レイアウトも文章も素敵な感じで心地よい一冊でした。
Posted by ブクログ
ドイツ人すてきです!
限られた空間を活かすこと、素材を活かすこと、利便性をとりいれなおかつ楽しむこと、、
こんなキッチンにしたいって思うものばっかり!
こだわりっていい!
個性っていい!
Posted by ブクログ
ドイツはキッチンも合理的。デッドスペースを利用した回転式収納とか、壁に折りたたんで収納できるスケール、引出しについてるスライサーなどいいなぁと思った。
キッシュと天然酵母パンが作りたい★
Posted by ブクログ
キッチンのリフォームにあたり、参考にしたくて読んでみた。棚がオープンのキッチンいいなー、料理が美味しそう、塗装壁って素敵なんだな。心地よいキッチンとは使う人によって異なる、ということを再確認。
Posted by ブクログ
タニアさんのインテリア本、第二段。おじいさんやおばあさんと暮らしたドイツの思い出話は温かくてよい。タニアさんが取材するドイツのキッチンもふんふん、おもしろい。でもなーんとなく、本全体の印象が薄かったなあ。インテリアの本がとてもとてもよかったので、つい先入観を持ってしまったのかも。