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Posted by ブクログ
主人公と思っていた村の鍛冶屋金蔵が、なんと一章では90年後の子孫の刀鍛冶の国包が主人公になり話が進み、最初はうぅん⁉と思いましてが読み応えがあって辻堂さんだなぁ。
良かったですね。
Posted by ブクログ
刀鍛冶であり剣の達人でもある一戸前国包の剣客物語。シリーズ第1作。
舞台は元禄期の江戸。
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いい脇役陣を配するところが辻堂魁作品の特長ですが、本作でも国包の娘・千野や十蔵・清順親子という魅力的な人物が脇を固めていました。そして皆、腕が立つのも気に入りました。今後の活躍ぶりが楽しみです。
また、江戸期のお仕事小説を多く手掛ける辻堂作品らしく、刀鍛冶について興味深く描かれているのもよかった。
ただ、かたき役の槍の達人・新左衛門が病魔に冒されており存分に腕を振るえなかったことと、シリーズ1作目ということで一戸前家の成り立ちの語りが所々に挿入されるため、少し退屈な展開となっていることが残念でした。