感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ケータイ小説風で女性向けぽくて
...で男性の私が手に取りにくい小説をあえて読んでみましたが、これは収穫、良かったです。
ミステリ仕立てになっていて緊張感が持続するし、
メールという形式を使っているため、読者もメールの文面だけを手がかりにして、読んでいかなければなりません。
メールってその人の一面しか書かれていない(書かないことができる)
...だけど、僕らはメールにその人の全てが書かれてるかのように、必死で読むんですよね。
それに気づいて、ゾーッとしました。
Posted by ブクログ
全編メ−ルにょって紡がれてゅくスト−リ−。
自分に正直に生きるのってすごく難しいコト。
無意識のぅちに自分をごまかしたりして。
自分とは違った生き方や真っ直ぐな感情に触れ、
澄んでゆく心がとても印象的。
最後のメ−ル、さすがだと思いました。
Posted by ブクログ
全編が、メール形式でつづられる。横書きなので、すらっと読める。見知らぬ「Apri*kiss」と名乗る人物から送られてくる予言のようなメール。主人公の游は元カレや親友に相談しながら「Apri*kiss」の要求に応えようとしたり謎を解こうとする。最後のほうで「あーきっと、Apri*kissはこの人なんだな」と予想がつくものの、最後の最後まで「そうなのかな・・」とわからなくて面白かった。最後はやっぱりビターな感じの結末。主人公のことを考えるとハッピーなのかな。(どこで買ったか忘れちゃった)
Posted by ブクログ
謎の多い桜井さん。自分はそんな彼女に引き寄せられたひとりです。彼女の感性・世界観と理系・詩的な表現がとても気に入っています。全編メールのやり取りで、ストーリーが進んでいきます。人によっては嫌悪感を抱くかも…。
Posted by ブクログ
まず、横書きのスタイルに少々面食らいました。でも読み進むとだんだん気にならなくなってきたけど。でも普通携帯のメールでそんなに長く書かないだろ、とちょっと突っ込みたくなったのは仕方ないことなんでしょうか。それとも最近の高校生はあんな長文メールをやり取りしてるの?
嵩巳のメル友、CROWと、游が出会った不思議な女性NINAが交差する瞬間から、物語はどんどんと横に繋がっていく人間関係に翻弄されていきます。面白いくらいに繋がっていって、最後にはApri*Kissの正体が明らかになるわけなのですが。
少々ご都合主義が入ってるな、と感じずはいられないんだけれども、それでもApri*Kissが動いたことで離れ離れになっていたいくつもの心が寄り添っていった様子は悪くなかったです。一気に読める文章量もちょうどよかったし。
すべてをメール文で綴ることで、物語の流れも、物語が終わったあとも、読者の想像にある程度委ねるという視点では新しい感覚の作品だったと思います。
Posted by ブクログ
全編がメール形式で横書きの本。そういった意味では斬新。さすが桜井亜美。
メールだけの小説だからメールに状況説明が多いのは仕方ないけど現実に携帯メールがこんなメールばかりだったらウザいんじゃ?
このヘンが私ってもうおばさんか?なんたって携帯メールって打つの面倒っちぃもんね。
1時間くらいで読めるし軽くお手ごろで面白かった。
Apri*Kissが誰なのか追い詰めていく感じは火サス見てるみたいだし。だけどさぁ、Apri*Kissも示唆的なことばっか言ってないでストレートにモノ言えないものかねぇ?いくら正体不明、謎のApri*Kissといえども匿名のうえにこれからするべきことがメッセージだよ?読まなかったらどうするのさ?人の生死がかかってるのに呑気だよ。
そもそも親友が元カレとつきあうのってなんなのだよねぇ…私なら頭では納得しても身体が拒否しそう。すべての歪みはここから生まれてるんじゃない?だから歪んじゃったないのかなぁ?
Posted by ブクログ
よ、横書き……!? と最初はまず、びっくりしました。
今でこそ、そういう形態の本、増えたからそんなに珍しくもないかと思うんですが、やっぱり違和感でした。
話自体は女子高生・游宛ての幼馴染兼元彼のメールから始まります。
基本的に物語はすべてメールのやり取りだけで完結されているので、どちらかというと、ネット上で見るお遊び小説のやり方に近いと思います。なので、それが苦手! という方には、もうこの時点でだいぶきついかと。
でもこの作者さんの小説って基本的に若者向けの小説だと思っているので、これも一つの試練かと思って頭を切り替えたら、そんなに違和感なく読めました。
物語は、主人公である游のメールボックスがメインでやりとりされているようでした。
游とメールのやり取りをするのは、游の元彼の嵩巳。そして游の親友兼嵩巳の現彼女・李花。游と李花のバイト先の先輩で游の想い人・野亜。
最後に嵩巳に相談を持ちかけていたcrowことNINA。
実際には、NINAが游にメールを送ってきたのは最後の一回だけで、むしろNINAは游と生身でふれあい、メールでの話題の中心になっていることが一番多かったです。
そこに割って入ったのが、Apri*Kissと名乗る謎の人物。
游のことを「何でも知っている」と書き、そして游に占いじみた脅迫に近い文章を送りつけてくる。
その内容がかなり脅しに近い内容なので、てっきりこの物語もバッドエンドだと思ったんですが、何だかそれなりにハッピーエンドだったような気が……。
いえ、いつものように終わりはどちらとでも取れるような形で終わっているのですが、なんだか、今まで読んだ中で、もしかしたら一番読後感が爽やかで、ちょっとびっくり。
もちろん全てが全てハッピーでは終わらなかったのですが、これはこれで「よくある話」の範疇で片付けられることだよなー……と。
若者の葛藤を描く純文学が好きな方はどうぞ。
なんていうか、思春期からうまく抜け出せなくて引きずってるような人が読まないと面白くない本だとはこの作者さん自体にいつも思ってます。
Posted by ブクログ
Apri*kissは全編メールでのやりとりで成り立ってる小説。
読んでると、自分にメールが来たみたいな錯覚かな。
そして、読んだ後、メールが書きたくなる・・と言う(笑)
結局の所、人って自分の事を誰かに見ててほしいんだよね。って思った。
Posted by ブクログ
自分の気持ちと向き合うことは難しい。でも自分の気持ちをまっすぐに見つめることが出来ないと、いつか悲しい思いをしてしまう。
自分の気持ちに正直に!!