【感想・ネタバレ】風のかたみのレビュー

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Posted by ブクログ

福永武彦が「今昔物語」を材に取るとこうなるのか。登場人物がお上品になるのはこの作家ならでは。破天荒な人物が破天荒になりきれていないようで残念。らしいといえば、らしい。

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2014年01月25日

Posted by ブクログ

今まで読んだ福永武彦とは全然違う。でもやっぱり福永武彦だった。わたしが敬愛する唯一無二の小説家、福永武彦だ。
まあ知識人だよね、って思った。こんなにも溢れ出る泉のような、本当の理解に裏打ちされた日本古典の教養を備えているのに西洋詩やってたんだよね。頭がいいひとはずるくてこわい。
なにもかもが無常だった。むくわれないし、むくわれる気もない。人間は孤独である。ここだけは共通していたけれども。ストーリーが面白くてぐいぐい読めた。わたしがもっと見ただけで短歌の掛詞の意味とかを深く理解できる人間ならば、とちょっと後悔。

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2012年02月09日

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