【感想・ネタバレ】頭で走る盗塁論 駆け引きという名の心理戦のレビュー

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Posted by ブクログ

序盤は盗塁に視点を置いた分析ですが、後半はそれ以外のことにも触れていて、全体的に勉強になりました。
対投手や対捕手での心理戦の話や牽制時の一塁手の動き次第でセーフがアウトに見えちゃう話とか、面白かったです。
野球に限った話ではないんですが、やっぱり頭脳プレイとか機動力を活かしたプレイが好きです。

盗塁に関しては、特に「打率が良いから盗塁が多い」のではなく「盗塁の数が多いから打率が上がる」という話は目から鱗というか、なるほどという感じ。
盗塁が多いというのはつまり、相手投手・捕手・野手のクセや配球などを研究しているということで、その研究が打率にも繋がるということ。
観察するのは視野を広げるってことだと思いますから、観察、研究、分析ってやっぱり大事ですね。

そして改めてイチローってすごい人なんだな、と。
いや、イチローが素晴らしい選手だというのは素人でもわかるんですが、こう、記録を出されると改めてすごいです。

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2013年07月31日

Posted by ブクログ

元阪神・赤星憲広氏の著書。
5年連続盗塁王という記録を持つ著者による、丸々一冊盗塁に内容を割いた本である。
盗塁をするに辺りどのような準備をしていたのか、実際に走る際の技術、タイトルに有るような投手や捕手との心理戦など、ちょしゃの経験を元に盗塁を様々な角度から論じており、非常に興味ある内容であった。
個人的には、ベースカバーに入る二遊間との駆け引きの項目が目新しく、面白く読むことが出来た項目であった。

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2013年01月22日

Posted by ブクログ

盗塁ってこうやえばいいんだ!と思った。
野球していて盗塁はどうやればいいかわからなかったので現役の時にこの本に出会ってればもうちょっと野球に対する意識も変わったのかなと思う。
興味深く読むことができた。

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2013年01月14日

Posted by ブクログ

文字通り、盗塁について5年連続盗塁王になった元阪神が語る一冊。

テレビのイメージ同様、理論派という感じで、とても理路整然としており、面白かった。

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2017年07月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

阪神タイガースの黄金期を支えた盗塁王による盗塁の科学。

もともと教員免許も持っていたほどで理論家ではあったが、ここまで詳細に盗塁の技術と心理学を明らかにできるとは。

脚の速さだけに頼らずに緻密な情報収集と処理を行い、スライディングの技術を磨き、次の打者との連携を図り、とあの小さな身体でプロの世界で一流となった裏付けがここにあった。

怪我により若くして引退せざるを得なかったのは本当に残念。なぜタイガースは彼をコーチとして招かないのだろうか。確実に盗塁数が年間50は上がるだろう。

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2013年03月30日

Posted by ブクログ

盗塁って奥が深いんだなー。
2塁ベース上にストライクゾーンがあるとか、
遠近法の話とか。。。

これは普通におすすめ!

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2013年02月27日

Posted by ブクログ

盗塁の極意(赤星流)を論理的に説明しながら、野球全体のレベルアップについて言及している本。
個人の能力ももちろんだが、プロ野球選手に必要な能力に「研究力」を加えてほしいとのこと。それも盗塁を成功させる為には、投手だけでなく捕手、内野手の研究も必要である為、必然と打率もあがるようになるとのこと。
赤星選手はなんとなく好きな選手であったが、研究熱心であり、野球に対して真摯な姿勢を感じることができ、さらに好きな選手になった。それゆえに現役引退は惜しい。
是非走塁コーチとして活躍してほしい。
この本のおかげで、別の赤星選手の本も購入した。これは野球人必読だと思う。

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2013年01月30日

Posted by ブクログ

元阪神タイガースの赤星が書いた盗塁を切り口とした野球本。本人は入団初年度から5年連続でセリーグの盗塁王をとっている。盗塁を狙うための観察から、野球をより広い視点から学べるようになる。配球の読み、守備位置など、様々な点に好影響が出てくるという、大体予想通りの内容ではある。が、個人名をあげて経験談を述べている部分が多く面白い内容になっている。100%盗塁が成功できるが全くそれを刺そうとしない中日の山本昌との駆け引き、癖を読まれたが敢えてそのくせを逆手にとり赤星を騙そうとした元巨人の上原、谷繁が捕手としてはダントツなど、興味深い話しが書かれている。プロが誰を認めているのか?を知るのが好きでこの手の本はついつい手を出してしまう。

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2013年02月08日

Posted by ブクログ

現役を引退した著者が自らの強みについて語った本。

盗塁と言えば赤星と言うほど、その足は他球団から見ても警戒に値するほど脅威的なものであった。そんな中著者は、相手チームの投手・捕手・内野手との心理的な駆け引きに勝ち、良いスタートを切ることがいかに大切かをこの本で教えてくれている。また、心理戦を制するために相手を観察することが、結果としてバッティング向上にもつながることは野球選手ならではの視点で興味深かった。ただ、後半からは一部内容が重複してくるなど、新鮮みが薄れていくことはあったものの、この本を読んだことで、来シーズンから始まるプロ野球を見る目も以前とは変わるであろうことを楽しみにしている。

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2013年02月02日

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