感情タグBEST3
Posted by ブクログ
若年層の死因一位が自殺となったそうだ。
その自死を正面から取り上げ、架空の仕組みを前提にし物語を織り上げる。
一昔前なら、星新一がショートショートにしたような題材。それをイマドキの作家が取り上げると、こんな形の作品になるんだなと、軽く星新一作品との類似性を考えながら読んだ。
オチはあるが、救いはない。
Posted by ブクログ
自殺する若者が後を絶たず、政府が立ち上げた自殺抑制プロジェクト。
無作為に選んだ子どもたちの心臓に機械を埋め込み、心臓を停止させるスイッチを彼らに持たせる。
そして意図的にストレスのかかる環境に置き、自殺する心理データを集めるというもの。
その監視員である主人公は、次々にスイッチを押す子どもたちを見ながら、彼らを救おうと動き始める・・・。
読み始めて…すぐに気持ちが落ち込みました。
山田悠介さんの発想には毎回驚かされてる気がしますが、これはあまりにもひどすぎる。。
予想外と言えそうな結末ではありましたが、少しだけ読めてしまったのが残念。
最後の最後まで、救われない話。