感情タグBEST3
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映画が大好きで勢い余ってハードカバーで買ってしまったやつ!新海さんらしい瑞々しさと透明感溢れる描写が素敵
映画の方ではそんなにフォーカスの当たってなかったチョイ役の登場人物の目線でも物語が描かれてて作品をより深く楽しめる一冊
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私の大好きなアニメーション映画『言の葉の庭』を
新海誠監督自らの手で小説に書き下ろした作品。
アニメでは描かれなかった孝雄や雪野先生の
心情だったりを細かく丁寧に描かれています。
文字だけなのに、雨の情景が目の前に広がるのがすごく不思議で…
アニメを何度も繰り返し観ているからかも
と思ったけどきっとそんなことは無くて
観ていなくても、きっとあの風景が広がると思った。
これは純愛なのかー。
賛否両論ある題材だけど、小説を読んだら
そんな論争どうでも良くなると思った。
彼らの立場とか、本当にどうでも良くて
ただそこに居るだけで支えになるってすごく良いよね。
雨の日の東屋でのひととき。
読後感は雨の湿っぽさが残るかと思いきや
雨上がりのような気持ちよさがありました。
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これから、僕の人生で来る季節は、どんな意味がある季節か、そして僕も知らずに過ぎ去った季節には僕が何を間違えたのか、僕が失敗したことがあるか、もう1回考えてみる本だった、そして季節の意味がよく伝わった本だった
みんな今日もお疲れ様
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新海誠作品で一番好きな物語。
映画から見たけど本にはさらに細かいことが書いてる
登場人物も沢山いて面白い
新海誠さんの物事を説明する時の文が物凄く好き
誰かのスーツに染み込んだナフタリンの匂い、とか
読んだだけで孝雄の嫌悪感が伝わってくる
主人公孝雄の年相応の悩みとか葛藤に共感できる
いろんな登場人物の視点から書かれてるのでどの人物にも感情移入が出来る。ただし牧野お前だけは許すまじ
章ごとに和歌?が書かれてて全部覚えたくなってノートに書いてしまうくらい人物の心情に合ってた!
あと目次がすごくすごく好きです
約束のない逢瀬って素敵ですね。
雨が好きな私のお気に入り作品です
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雨が好きになった
情景描写が美しくて頭の中で想像するだけで、うっとりしちゃう!!そのくらいこの本の情景描写が大好き。
自分が悩んでいる時に何を言うでもなく、ただただ隣にいる。その心地よさに気付かされた。
言葉じゃなくてただ居るだけでその人の支えになるって素敵だな〜と思った。
本が大好きになったきっかけとも言える本
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正直舐めてました。新海誠に感服した。雨という部分に目がいきがちのように思うが天候を利用しての、心情の晴れ間が上手く見え隠れする。アニメーターとして超一流かつ、こんな小説書けるのは嫉妬です。
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この季節に読もうと決めて待ってました。
君の名は。の予告で衝撃を受け、すぐに言の葉の庭と秒速5センチメートルを観ました。こんなにも美しいと思ったのは初めてでした。特に言の葉の庭の雨の描写には感動し、短い時間の映画ながらもずっと心に残るものでした。
その小説。映画版では描かれなかった背景が描かれており、また登場人物の心情も深く知ることができやはり素晴らしい物語だとあらためて思いました。また映画を観たい。
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とてもよかった。
映画から入って読んでみた。
君の名はにつながっているなんて、もう一度君の名はを見なきゃと思った。
青年と先生のこの先がハッピーであるといいなと思う。
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恋愛とは第三者から見れば気持ちの悪いものだ。
この物語は複数の人の目線で、「恋」が描かれています。
第三者の目線で見れば「なんでそんな言っちゃうの?」なんて言葉も本人達からすれば、ふと出てしまった言葉だったり。
雪野と孝雄の恋路も、「依存癖のある女性」と「夢見がちな若者」の恋愛と言えるかもしれません。
ただ二人だけが共有できる柔らかい部分が、彼らの「孤悲」を癒やすのだと感じる素敵な物語でした。
ノベライズの本作に関して
アニメ映画の方を地上波で放送された際に視聴し気に入り、より詳細に物語に触れることができるノベライズがあるとのことで購入。間違いなく良かった。
透き通ったラブストーリー
優しい水の中にいるような,淡い光の中にいるような,繊細で綺麗な二人だけの庭。
変わらない生きづらさと,どうしようもなく人を好きになる気持ち。
比喩の使い方,言葉の紡ぎ方が奥ゆかしい。
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雨の日が好きになれます。こういう天気の日に雪野と秋月は会っていたのだと想像が膨らみます。全体的に文章は少し難しいですが、自然の描写が多いのは良かったです。
読後に映画も鑑賞しましたが、小説を読んで作風が好みだったかには是非そちらもオススメしたいです。映画で名前すら出てこないような登場人物の背景も分かって、より映画を楽しむ事ができます。
また舞台が東京であることが上京したての私にとって凄く親近感が沸きました。この作品の舞台となった新宿御苑にはぜひ行きたいと思います。もちろん雨の日に。
秋月の好きなことに対してひたすら努力し続ける姿には特に感化されました。私も頑張らなきゃ!
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高校生の孝雄が、公園で謎めいた年上の女性と出会い、互いに少しずつ惹かれ合っていくストーリー。孝雄が出会う人物目線から、物語が展開されており、彼らの心情や織りなす展開に目が離せなくなる。最初から最後まで、物語に引き込まれる。
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最初に映画を観て、ちょっとモヤっとしていたら息子が「小説面白いよ」と持ってきてくれた。
映画に描かれていない背景やイヤな奴と思っていた人物の物語もあって、とても丁寧に描かれていて良かった。
エピローグもあり、映画のモヤが晴れてスッキリ。
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なかなかしっとりしたお話だけど、読後感はまるで雨が上がったときみたいな、少し晴れやかな感じ。
みんな何かを飲み込んで生きている。それでも歩みたい道を歩めている人はやっぱり輝いているし、希望であると思う。
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映画「言の葉の庭」のノベライズ作品。
原作を観たのはだいぶ前だったけど、意外と細かいところまで覚えていた。
本作は雪野と孝雄以外の登場人物の視点も多く描かれているが、それによって物語に深みが出るわけでもなく、少しもたついた印象があったので、その辺りはただただ読み飛ばしたい気持ちだった。
最後のエピローグについては原作にもない描写だったので、この箇所だけでも今回読んで良かったと思った。
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先生と生徒の禁断の恋…というありきたりな恋愛ではない感じがお気に入り。
雪野先生視点からだと、初めから生徒だと分かっていたためにいろいろ吐き出せなかったのかなぁ…
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視点が変わると人物像も変わるものだなと(あえて変えて書いているのだと思うが)そこが新鮮だった。
高校生と教師の恋愛としてはやはりプラトニックが理想だなと思った。雪野先生の家まで行っちゃう時点で現実なら何かあってもおかしくないはずだが、何かあってしまっては美しくないし短歌の雰囲気にも合わない。結局突き放して家の外で号泣の展開で、留学後に再会する、というのが綺麗な展開でよかった。
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あとがきで作者も「映像では無理だろう」と語っていましたが、風景の描き方が逆に映像的でないのが印象的な本でした。
具体的に見えてくるというよりは、夢の風景のように薄くモヤがかかっているような感じ
でも、そこに情緒を感じました
映画版はみたことなかったけど、気になるなぁ
「愛よりも昔、孤悲 こいの物語」
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映画館で上映されているものを1度だけ見たことがある。覚えているのは新宿御苑で金麦を飲んでいる雪野の姿くらいだけど。上映されていた頃は仕事で新宿御苑の前を何度も通ったけど、結局中には入ったことがなかった。雨の日の午前中に、サボりで入ってみたら良かったなって、物語を追走しながらそう感じた。映画はすごく短い作品なので、いろいろと端折られていたけど、この本で多くの補完がされていて面白かった。新海作品はどれも映画と本をセットで楽しむのがいいなって感じる。まだ読んでない作品も少しずつ触れていきたい。
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前回秒速5センチメートルを読んで、他の新海誠監督の作品を読んでみたいと思って、分厚くて読む気が出ず積読されていたのを出してみた。
自分はまだ言の葉の庭のアニメーションをちゃんと見たことがない。でも、あとがきにもあったように映画では描けなかった登場人物の心情やアニメーションでは表に出ない人物の過去が描かれていて深かった。
サヤちんとテッシーの登場には驚かされた。
ずっと孝雄のシーンは孝雄視点で見ていたので最初の方は「雪野」と表記されていたのに伊藤先生の下りで、「由香里」って誰やと思って見ていたから合致したときにはびっくりした。そして、特に伊藤先生と相澤祥子の過去には胸が締め付けられた。なんか、みんな笑っちゃうくらい抱えすぎて面白かった。(面白いは失礼か、、笑)
最初、孝雄はキスした女を無視して去るシーンに「え、クズやん」と思っていたけど、最後は雪野先生を守ったりしてちょっと精神的にあの頃よりかは成熟したのかなと思った。
たしかに、時系列は難しいけど第9話の告白した孝雄に対して、雪野先生の感情の「叶わないと分かっているけど一線を超えたらいけない切ない想いとか大人としての行動に逆らえない辛さ」に共感した。中高生って若い先生とか近所のお兄さん(お姉さん)に憧れる時期あるよねぇ、、と思った。
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アニメ映画の小説版。
語り手が増えていたが、それぞれの感情や心理描写にはモヤモヤする事が多かった。時系列に戸惑い、話が追いづらかった。情景描写は美しかったと思う。
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誰しも、何かを抱えて生きている。雨の日にはそういうものが表に出やすいのかな。
自分は能天気に生きているから、この作品に描かれているような心の傷というか鬱屈みたいなものが自分にあるのかわからない。けどよく自分についてとか、周囲の人と自分との関わりみたいなものについて一人で考えに耽ることはある。
「君の名は」の小説を読んでなんかすごいと思って、その勢いでこの本も買って読んでみたら若干雰囲気が違った。なかなか解釈が簡単ではない話だと思った。新海誠って人の頭の中とか経験されてきたことに一層興味が湧いた。
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アニメのノベライズだが、兄とか母とかの視点を加える。そこで、アニメの描かれなかった背景が分かる。靴を作る=他者の歩くのを助ける。主人公は学校世界にとどまらないで、自分の世界(靴作り)を持つ自立した高校生。むしろ雪野の悩みが主のテーマ。
安易な男女の話ではない。
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映像作品は見たことがないが、君の名は。をはじめとした新海誠作品に最近急に触れたのでちょっと読んでみるか、ということで読んだ。
珍しくあんまり感情移入せずに読んだが、やっぱり映像のあの神秘的な感じが文章にもあらわれていて、良い意味で別世界を見ているような…清らかなものに触れたときにだけ感じる澄んだ空気みたいなものを感じることができた。
内容としても、いろんな立場から描かれて、その中で物事の詳細がわかっていく、というのが楽しかった。