【感想・ネタバレ】行動探求 ― 個人・チーム・組織の変容をもたらすリーダーシップのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 本書の言うところの「アルケミスト型」リーダーと言うと知人に一人いるのだが本書の主張と当人およびそれ以外の人びとを思い浮かべながら読むとアタマに入りやすかった。自分ごととして読むと全くアタマに入らないのは自分がこれらのリーダーの資質を持ち得てない(否認している)からなのだろう。(笑)
 リーダーは発達の段階によりいくつかの類型(書籍は行動論理とある)にあてはめることができると解くのがこの本である。組織の成長に関するコンサルティングを通じて得た知見によるものである。「Teal組織」が組織の成長の度合いを発達の段階に当てはめて色として表現していたのを思い出す。
 7つの行動論理とは「機会獲得型」「外交官型」、「専門家型」「達成者型」、「再定義型」「変容者型」そして「アルケミスト型」である。最後の「アルケミスト型」を目指すというのが本のキャッチであるが、その実ほとんど居ないだけでなくビジネスでの有用性についても確認が取れている訳ではないという。そこは盛ったな感が拭えない。
 問題が起こっている企業において経営幹部というリーダー達はこれらの行動論理のいずれかをとっており、そこからダイナミクスを理解するというのはなるほどわかりやすい。また後から分析する時にもストーリーが分かりやすくなるという利点もある。

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2020年11月03日

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