【感想・ネタバレ】シャーロック・ホームズの事件簿のレビュー

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白画の兵士では、ホームズが語り手として書かれており、より興味を引いたサプライズだった
覆面の下宿人のラスト好き

遂に、次の『シャーロックホームズの叡智』でシリーズ作を読み終わってしまう
コナン作の他作を読むのか、何を読んだらいいのか、、、

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2024年05月22日

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「シャーロック・ホームズ」シリーズ最後の短編集。「シャーロック・ホームズ」シリーズは推理だけでなく、冒険小説の要素もある。『マザリンの宝石』は、シャーロック・ホームズが巧みなトリックを用いて犯人を捕まえる。推理力だけでなく、犯人を騙す演技力も光った。

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2023年11月13日

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新潮文庫の編纂したシャーロックホームズシリーズの、最後から2冊目にあたる。
これまではワトスン博士の視点で描かれていたが、本作はホームズや第三者視点で描かれて事件があり、風変わりで面白く感じた。
また、過去の事件と似たトリックの事件が描かれているが、トリックの被りが面白くないという訳ではなく、むしろホームズの活躍した社会に生きる人間の人間味を引き立たせており、シャーロックホームズをより一層リアリなものへと感じさせるエピソードだと感じた。
次の1冊でシャーロックホームズを読み終えるのが非常にもったいなく感じる。
100年が経ってもなお魅了される探偵小説を読めて幸運だと感じる。

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2022年10月31日

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危険を分かち合うのは初めてじゃないぜ。これが最後だなんてことにはならないように祈るがね。
ソア橋 ホームズと依頼人の最初の掛け合いがおしゃれ

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2022年08月06日

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これまでのシリーズは「ワトソンが書いた」という体裁で書かれていましたが、この『事件簿』にはシャーロック・ホームズ自身が記録した事件が2つありました(「白面の騎士」「ライオンのたてがみ」)。推理を組みたてていくシャーロック・ホームズの考えそのものが読めるのでオススメです。
また、『事件簿』では明確な殺人事件や強盗事件よりも、誰もが「奇妙だ」と感じる出来事が物語の発端になっています。犯罪事件が起こらなくても、推理が展開されていく流れが面白かったです。
一番のお気に入りは「マザリンの宝石」でした。非常にドラマティックな話です。

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2021年04月19日

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今更ながらにホームズを読破してみようと思い立って「緋色の研究」から読み始めたのだが、ついに読み終えてしまった。
舞台はもう1900年代。電話が登場しているし、ロンドンの雰囲気は「緋色の研究」の頃から比べてだいぶ変わった。ホームズも隠退してしまうし。でも彼の頭脳は衰えを見せず、まるで年をとったという感じがしない。同居をやめてあまり会わなくなったとはいえ、ワトスンとの友情も変わらず強固でなんだか嬉しい。「三人ガリデブ」の一幕は胸が熱くなる。
でも、あんなに仕事が大好きだったホームズが何故隠退を夢見ていたのかよくわからない。ドイルがホームズから引退したがっていたことが反映されているのか?笑

この巻で印象に残ったのは「高名な依頼人」。ホームズVS手強い女性の話は面白い。いつもと違って翻弄されるホームズが見れるから。ちょっとアイリーンを思い出した。
悪い意味で印象に残ったのは「這う男」。これはもうファンタジーでは。

ホームズとお別れするのは寂しい。ドイルにホームズを書き続けてくれと懇願したシャーロキアンの気持ち、今ならわかる。

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2018年06月07日

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ネタバレ

冒頭の高名な依頼人、
正義のためなら手段を選ばず、というのはホームズシリーズを読んでると結構でてきて、やたらと不法侵入してたりする。まあ、私はホームズのそーゆーとこ結構好きだが。
でも「マントの下にさも大事そうにもっていた小さな包みがあんなものだとはどうして気がつこう?」にはほんとか~っと少々の疑いあり。それが何かさえ分かってしまうのがホームズでは??分かってて放っておいたのでは?というのは穿ちすぎか?

這う男、以外は殆ど初読みの感。
ドラマでもみたことないような・・・。

ライオンのたてがみはホームズが語り手役。
若干、ワトソン語りよりは淡々としているか?でもちゃんとおもしろかった。

なんだがいろんな読み応えがある短編がつまっていて楽しい一冊。

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2018年01月21日

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この本を読んで驚いたのは、ワトソンの語り口ではなく、ホームズが書いたものが2点、第3者の視点で書かれたものが1点あるということ。正直、どちらもしっくりこない。ワトソンがいかに名著述者かということがわかる。
この作品では、最初は、なんだそれは?というような奇妙な話が最後はまあ科学的に説明されて落ちるという顕著な流れが確立されている。

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2014年08月16日

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ネタバレ

「高名な依頼人」
モリアーティ教授並みに危ない犯罪者・グルーナー男爵との知恵比べ。ワトスン博士のスパイ活動がばれてしまうところも面白かった。ただ、最後の結末として女性の嫉妬によって男爵が破滅してしまったのが残念だった。

「白面の兵士」
事件の回想が、ワトスン博士ではなく、ホームズ視点で描かれていて、これはこれで面白かった。一つ一つの記述が上から目線と感じたのは、私だけであろうか。

「マザリンの宝石」
再び登場した、ホームズの蝋人形。そんなに精巧に作れるものなのだろうか。推理対決は面白かったし、ボディガードの小物感も面白かった。

「三破風館」
『ボヘミアの醜聞』のアイリーン・アドラー以来のホームズ対女性だと思う。ホームズが勝つとは思っていたが、最後まで、女性、ということでワクワクしながら読めた。やっぱり、アイリーン・アドラーはすごい女性なんだと、間接的に感じてしまった。

「サセックスの吸血鬼」
連れ子の嫉妬話。父親は、片方にしか目がなく、母親は二人の子供を大切に思っているというのは、どの時代も普遍的なことなのだろう。

「三人ガリデブ」
『赤髪組合』のようなもの。ただ、同じようなトリックであっても、面白く読めてしまうのが、ドイルのすごいところの一つなんだろう。

「ソア橋」
こういう奇を衒ったトリックが出て来るとは意外であった。こういう話をいれることができるのが、ミステリーの大家と言われる要因なのだろう。

「這う男」
人が薬によって、動物の人格が付与されてしまう話。なんか、ホームズシリーズらしくない話だと感じた。

「ライオンのたてがみ」
ホームズ目線で書かれた短編。視点が違うだけで、こうも上から目線の文章が書けるのか、と感心するぐらいいつもと違う文体。さらに、描かれ方も、コンパクトになっている気がする。

「覆面の下宿人」
最後の短編。

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2013年08月17日

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 読みたかった短編(『ソア橋』『サセックスの吸血鬼』)が収録されている本書。この2篇はもちろん、『這う男』や『ライオンのたてがみ』が面白かった。ポーの某作品のように、現代のミステリー小説の感覚でいると騙されてしまう。怖いなぁ、こんなのいるんだ。ホームズが語り手となる珍しい短編もあるが、少し物足りない。やはり『シャーロック・ホームズの凱旋』にあったように「ワトソンなくしてホームズなし」としみじみ思う。『三人ガリデブ』は昔の作品だから蔑称を使った意訳かと思ったら、そのまんまだった。ガリデブさん、本当にいるのかな。

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2024年02月23日

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ネタバレ

楽しかった〜。
ホームズ視点の物語が新鮮だった。

個人的には、100分で名著でとりあげられる「サセックスの吸血鬼」と大逆転裁判というゲームで登場した、変な苗字の「三人ガリデブ」を楽しみにしていたけど、想像通りの楽しさだった。

これが世に出たホームズ最後の短編集なのか、と考えて当時の読者の気持ちを想像すると、ちょっと信じられないような…まだまだホームズの話は続くような気がしてならない。学校の卒業式で、もう明日からこの学校には通わないのに、信じられないような気持ちと似ている。

でもわたしとしてはあと一冊、叡智が残っている!読み終わった時はどんな気持ちになるんだろう?

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2023年09月18日

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高明な依頼人
白面の兵士
マザリンの宝石
三破風館
サセックスの吸血鬼
三人ガリデブ
ソア橋
這う男
ライオンのたてがみ
覆面の下宿人

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2022年11月15日

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ネタバレ

 印象的だったのは高名な依頼人で大暴挙に出たウィンター。ギリシャ語通訳に登場したソフィアに並ぶデンジャラスな女性で終盤あまりにも大暴れしていたのでもはや清々しかった。
 過去作品を彷彿とさせる作品が多かった。マザリンの宝石では空家の冒険で大活躍したホームズの蝋人形が再び大活躍したし、三人ガリデブはトリックというか犯人の行動が赤髪組合そのものだった。ただ、二番煎じ感は特になく、やはり元の作品がよく出来ているからこそこれらもよく出来ていた作品だった。
 それにしてもソア橋は一本取られた。殺人事件が実はただの自殺だったなんてミステリーではとてもベタなのに思い切り騙されてしまった。誰が犯人なのか?と考察に考察を重ねたものが全てドイルによって一瞬で白紙となってしまった。

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2021年11月10日

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初めてシャーロックホームズを読みましたが、短編集になっており読みやすかったです。
物語の前半で概要説明や伏線を張り、後半で一気に回収するため、最後までドキドキしながら読み進められました。

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2020年06月24日

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Macでマザリンと打ち込むと「マザリンの宝石」が変換候補に出るくらいシャーロック・ホームズシリーズは欧米人にとっては身近な物語なんだな〜。犯人から宝石を取り上げるシーンは、喜劇のようだった。「ライオンのたてがみ」は、一線から退いたホームズの、隠退先での事件である。そろそろホームズを引退させてあげて……という著者の思いが感じられるのだが、如何だろう?

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2020年05月03日

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小さな伏線をいくつも散りばめて推理の段階で一気にそれを回収していくカタルシス、この手の作品にめっぽう弱いんだよなあ
いやあ面白い

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2019年11月02日

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ホームズ短編集。叙情的だったりせず、ストレートにトリック中心となっているので読みやすく、初心者向けの1冊。

片手間に読んでいたので、すでに結構忘れているところはあれど、多分もう一度読めばすぐ気づきそう。というのも、結構オカルトだの心霊現象で入って、途中でオカルト否定、科学的トリックの解明による解決となるものが多いからだ。ほぼ全作品印象の強い作品群である。

また、もう一つ面白いのが、記述者がワトソンのものとホームズのものが混ざっている点。ワトソンのものは客観的で説明が丁寧なためわかりやすく、ホームズのものは当事者・傍観者として書かれているため、状況判断がやや困難という、スタイルの違いが有る。ドイルはそれを利用して「ワトソンならもっと面白く書いてくれるはずだ」なんて茶目っ気のある記述をしたりする。

それぞれ、馬に蹴られて穴に落ちて死んだ的なトリックそっちのけの話より面白いので、翻訳もののミステリが苦手な人にもおすすめできそうな1冊だ。

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2016年11月29日

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ネタバレ

本作は、ワトソン博士視点の物語だけでなく、ホームズ視点での話が数話収録されている。
本作で私が読んだのはシリーズ7冊目であるが、それでも読んでいて面白い。100年近く前でもいいものは色あせないと改めて感じさせるシリーズであると思う。

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2015年12月08日

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大逆転裁判にインスパイアされて、
ホームズ読破しようキャンペーンの
一冊目がこちら。
ホームズ△!という感じにライトでとても読みやすいです。

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2019年10月29日

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活動圏内の書店にシャーロック・ホームズシリーズの続きの在庫がなかったため、手に入れるのに時間がかかりました。
自分の買ったところに補充がされていないとなんとなく寂しくなります。

ホームズが自身で筆を執った形式で書かれた一編。親しくしていた軍友の行方が知れなくなり、家を訪ねていった先で真っ白い顔を窓からのぞかせる不気味な姿を目にした依頼主に協力することになる。…『白面の兵士』
ホームズ人形の出番再び。10万ドルの宝石マザリンの王冠ダイヤをとりかえすべく、狡猾で残忍な犯人を鮮やかに出しぬいてみせる。…『マザリンの宝石』
莫大な財産を手に入れるため、ガリデブという珍しい名字の成人男性を探す依頼を受けたホームズのもとに、もうひとりのガリデブが現れる。ガリデブは全部で三人必要なのだが、どうもこの男はホームズに捜索を手伝ってほしくないようで…『三人ガリデブ』
他全10編。

個人的におすすめなのは『高名な依頼人』『サセックスの吸血鬼』『三人ガリデブ』辺りです。
『三人ガリデブ』では、珍しく有能な助手ワトスンが危険にさらされる場面がありますが、そこでのホームズに関する描写から二人の深い信頼関係の一端が見てとれます。
また、本書ではいつものワトスン目線以外の話以外に、なんとホームズが自ら筆をとった(設定)ものが収録されています。
これを読むと、ワトスンという第三者の目を通して事件を俯瞰するおもしろさが一段と理解できるように思いますよ。

どれをとってもハズレのないお得な一冊ばかりなので、シャーロック・ホームズシリーズをもっと多くの方に読んでもらえたらなぁと密かに考える次第です。

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2014年01月13日

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ネタバレ

Case-Book of Sherlock Holmes(1927年、英)。
ホームズ・シリーズ、短編集。ポーの代表作を彷彿とさせる「ライオンのたてがみ」など。

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2022年09月06日

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這う男、サセックスの吸血鬼が特に好き!ホームズの語りもあり、独特な雰囲気が好き。どれも伏線回収は圧巻です。

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2021年03月28日

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ホームズシリーズ第4弾。10の短編集。ワトソンの記述という形からホームズ自身の記述という体裁をとったものもある。2018.4.7

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2018年04月07日

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人間以外の生物が殺人犯というのは、KAPPAに似ている。さすが推理小説の原点的本だけはあると思われる。

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2018年01月06日

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初読。このなかだと『白面の兵士』『ライオンのたてがみ』『覆面の下宿人』が良かった。ホームズ視点のものは彼がどこに着目してるかが分かって、興味深かった。そして「私は一人ぼっちだったのである」の一文に衝撃。個人的には『ソア橋』の冒頭に出て来た銀行にあるブリキの文箱の話にとても心ひかれた。

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2017年03月20日

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メモ程度に。

「高名な依頼人」
恋は盲目。ワトソン先生危機一髪。
「白面の兵士」
「死人が出ない話」的な安心感のある読後感。こういうお話は素敵。
「マザリンの宝石」
心理戦
「三破風館」
やり手だからこそ恐ろしいのはゴシップ。
「サセックスの吸血鬼」
美しい後妻、後妻の赤ん坊、前妻の息子、前妻の息子を溺愛する父というお膳たての揃った愛憎劇。
なんだか息子君とパパの関係にドキドキしてしまったよ……
「三人ガリデブ」
ガリデブおじいちゃんかわいそう過ぎでしょう。
ワトソン君の負傷に動揺するホームズという珍しいものが見れて満腹です。
「ソア橋」
南の激しい血ってよく出てくるけれど、それが当時のイギリス人の南米観なのかな。
トリック証明の犠牲となったワトソン君の拳銃……
「這う男」
そんなあほな
「ライオンのたてがみ」
引退後のホームズは田舎で悠々と隠居暮らしか……想像がつくようなつかないような。
キタユウレイクラゲ。
「覆面の下宿人」
ベールで顔を隠した「元」美人ってなんだかロマンだ。
ホームズの観察と思考が発揮された事件ではないけれど、彼の名声と不幸な夫人への同情と優しさが感じ取れる印象的なエピソード。

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2015年12月16日

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ミステリーが少しでも好きであれば、必ず目を通しておかなければならないシリーズだと思い、読み始めました。1つ30頁前後の短編集なので、空いた時間に非常にテンポよく読むことが出来ました。トリックに関しては、かなり古い作品であるということもあり、単純なものであったり、すこし非現実的なものであることが多く、最近のミステリーのような大きなショックのようなものはあまり感じられませんでした。しかし、人物の様子や情景の描写が非常に巧みで、文学作品として十分に楽しむことが出来ると思いました。これからは、短編集を常に持ち歩き、少しの空き時間に読み進めていこうと思います。

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2015年09月05日

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高名な依頼人
白面の兵士
マザリンの宝石
三破風館
サセックスの吸血鬼
三人ガリデブ
ソア橋
這う男
ライオンのたてがみ
覆面の下宿人

年代が1900年代に入り、ぐっと現代に近づいたというイメージがある。
他の短編集の作品より、読んだ回数が少ないので興味深く読みました。

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2015年08月15日

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超有名な作品は読んでおきたいという理由で選んだ1冊。主にワトソンが語っていることを初めて知った。吸血鬼の話が面白い。

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2014年12月02日

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ホームズ視点の白面の兵士とライオンのたてがみは新鮮。三人ガリデブはもちろんのこと、高名な依頼人、サセックスの吸血鬼、ソア橋もいい。探偵と助手である以上に、唯一無二の親友同士な二人

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2014年09月09日

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