【感想・ネタバレ】貧困女子のリアル(小学館新書)のレビュー

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Posted by ブクログ

私も風呂無しぼっとん便所のボロアパートで育ち貧乏を経験してきたが、この本に登場する貧困女子は皆、学歴も高く、お金持ちの家で育った人が多い。
タバコも酒もやめられない、無駄遣いもやめられない。
つまり自業自得で貧困に陥っている例が多いのが目立つ。
もう少し素直さ、謙虚さを持てば現状を打破できるのではないかと思った。

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2021年08月29日

Posted by ブクログ

最近、貧困問題を扱った本の出版が相次いでいるが、対象をアラサーの子なしで独身、学歴が大卒や短大卒に絞った点で他に類をみない本となっている。

著者の沢木文さんは、1976年生まれのいわゆる『ロスジェネ世代』。『プチセブン』『Grazia』などの女性誌でフリーランスの編集者として活躍した方。著名人200人以上を取材した経歴があるだけに、人を見抜く目が確かである。


本書は、エピソードごとに1人の女性を取材しており、総勢11人が登場している。

先に述べたように、大学や短大を卒業しているので、貧困家庭の出身ではない。それでも、ルックスに対するコンプレックスや見栄などで、普通の収入があるにも関わらず貯金がゼロだったり、借金を背負ってしまい、瞬く間に貧困へと転落する。貧困問題は単に収入の多少だけでは測れない。そんな複雑な事情がよく分かる。時折、著者による的確な分析が簡潔に述べられるが、どれも的を得ているだけに、逆に解決が困難を極めているという現状に対して、読者は打ちのめされるだろう。


貧困問題に関心のある人は、ぜひ読んでほしい。

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2016年04月03日

Posted by ブクログ

不運の分かれ道みたいなものが随所にみられる。例えば退職したとか。しかし子供は親を選べないからなー。親が原因の場合は救済処置が欲しいところ。

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2017年08月12日

Posted by ブクログ

なんだこれは、という感じ。
確かに貧困に陥っている「リアル」をレポートしているのだが、それだけ。こんな奴ばかりなのか、こんな奴らしか目に入らないのか、こんな風にしか見えないのか。
こんなのを見せられて、支えてくれる男性が必要だとか、その一方で男は若い女しか相手にしないとか、社会的救済とか言われても、なんの共感もない。
この著者がそんな風に考えてるんだろうね、何があったか知らないけども。
問題提起ですらない。

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2017年06月04日

Posted by ブクログ

2017.03.12

本当にリアルな内容だったけど、嫌悪感を感じる女性ばかり…自業自得だろって思うけど、なんかわかる…と思ってしまったり。
それでも同じ年代でもきちんとやってる人はいるしね。
やっぱり義務教育でお金の使い方、増やし方を教えるべきだと思う。
みんな、一生付き合っていかなきゃならない自分のお金に無頓着すぎ。
知ってるとトクをして、知らないと損することばかりなのに。そんな無頓着な人たちから1円でも掠め取ってやろうと企業は必死でいらないものや変なサービスを広告したり宣伝してるのに。
自分のお金は自分で稼ぐ、守る、勉強する。他人に頼ってはいけないと改めて思った。
専業主婦になりたいなんてもってのほか。

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2017年03月12日

Posted by ブクログ

正直なところ、個人的な印象としては自業自得。
でも、現実的に計画性のなさで貧困に陥っている人が沢山いるのだろう。
マネー教育はもちろんだが、ストレスとうまく付き合っていく自己コントロールの術も重要な気がする。

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2016年10月10日

Posted by ブクログ

「貧困女子のリアル」
30過ぎの女性で貧困に陥った人たちのレポートである。11人の例がレポートされている。
普通に大学、短大を出て定職に就き社会で活躍していても、借金で首が回らなくなり貧困に陥っている人たちである。
現在の消費社会は女性をちやほやして消費に駆り立てているように見えるが、そんなものに踊らされて借金を重ねるのは身の程を知らないバカとしか言い様がない。同情に値しないと思うが、身近にいればそれはそれで迷惑かも知れない。
その一方、家族の問題を引きずっていたり、ブラック企業にこき使われて体を壊したりといった社会問題と言える人もいる。
本書には統計的なデータがないので社会全体としてどの程度深刻なのかはよくわからないが、派遣雇用の問題、格差社会の問題はそのベースにあるように感じられる。
やはり、最高税率をもっと上げて金持ちから税金を徴収し、労働者の賃金はもっと上げる必要があるのだろう。
それにしても女性は30過ぎると賞味期限切れ?
日本は紛れもない長寿社会。若さを謳歌することに専念する女性はもう少し先も考える必要があるだろう。

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2016年07月19日

Posted by ブクログ

インタビュー本でありひとつひとつのトピックは印象的であるが、分析的な視点がないため、ただ現象をつらつらと書き連ねており、テーマが構造化されていない。最終的に本書を通して読者にどのように訴えたいのかが伝わりにくく残念に感じた。

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2016年02月07日

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