【感想・ネタバレ】愛逢い月のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年04月06日

短編六話
秋草
38階の黄泉の国
コンセプション
柔らかい手
ピジョン・ブラッド
内助

内助は、黒い。相手をうまく生かし切れなかった。
ピジョンブラッドもその意味では相手を理解しきれていなかった。
心をというよりは行動を理解しきれていなかったことを悔やむ物語。

小池真理子の解説がいい。
分野(ジ...続きを読むャンル)を無視した書き物。
書きたいから書くというような。
篠田節子の技量を褒め称えている。
作家が書く解説は面白い。
読者にはない視点を提供してくれる。

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Posted by ブクログ 2022年06月14日

6つの短編作品は、それぞれ独特の雰囲気を醸し出していて飽きることがなく、ひとつひとつ嚙みしめながら読んだ。

『秋草』という作品の中に「芸術の毒にあてられると、破壊するか自殺する」という話がある。本当にあるんだろうか?
アーティストではないけれど、そんな心を奪われるものに出会えるのは、ある意味幸せな...続きを読むんだろう。

『38階の黄泉の国』は、死んでからも仕事すんの嫌でしょ!が正直な感想(笑)

1997年の作品を2020年の今の時代に読んでみると、20年の歳月で環境も価値観も大きく変わったものだと思い知らされる。

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Posted by ブクログ 2021年04月22日

6つの短編集。
サスペンスとミステリーという位置付けらしいが、
そこまでのものではないと思う。
ただ女性の怨念や情念、到底男性には理解できないであろう想いが、恐怖に感じさせられる。
それもあってか、男性の純朴さ素直さが浮き彫りになって、とても対照的である。
とてもおもしろかった。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

恋愛小説の短編集。
今まで読んできた篠田節子の小説のコアの部分がちりばめられているような形に仕上がっている。

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