感情タグBEST3
Posted by ブクログ
可愛らしい絵柄に反して、内容はかなりシビアだ。
そしてそんな中でも愛情を交わせる相手がいることは幸せだと思う。
あとがきで著者が述べていることは、本当に考えさせられた。
とかく自己責任を主張する声が大きいけれど、失敗したり要領が悪かったりしても、なんだかんだで楽しく暮らせる世の中の方が絶対に良いと私は思う。
考えさせられる作品
最初は無料版で読んでいたのですが その先が気になり全部読みました
色んな立場の視点で見る物語で 最終的には全てのストーリーが繋がり 読み終えたあと 色々考えさせられる作品でした
何度も読み返しています
読み返す度に 自分を見つめ直しています
作者が好き
普段は作者である村上たかしさんの4コマ漫画愛読者です。(村上さん自身の家族をネタにしたもの)
この作品は映画化されたことを機に読んでみました。
村上さんの違う一面(というか本来の姿かもしれませんが)を知ることができたことと、話の内容が感動的だったことに★5つをつけさせていただきます。
無料の立ち読みだけでも話の内容に大きく引き込まれると思いますので、まだ読んでない方はぜひ。
7年前くらいに高校の授業で実写化された星守る犬を見て嗚咽が出るくらい大号泣しました。
それをふと思い出して調べてみると、
本が出てきたので思わず購入。
絵柄も素敵で久しぶりに見てもなんか切なく、
けどいい話だな…と思いました。
こんな素敵な作品を書いて下さり
ありがとうございます。
Posted by ブクログ
星守る犬:犬が星を物欲しげに見続けている姿から、手に入らないものを求める人のことを表す。
ー冒頭より
みくちゃんに拾われておとうさんとおかあさんとみくちゃんの一家の一員になったハッピー。
いつも散歩に連れて行ってくれるのはおとうさん。
月日は経ち経ち、いろいろなものが変わっていくのでした。おとうさんは病気になり、離婚。ハッピーはおとうさんと楽しい楽しいドライブをすることになったのでした。その行く先はー…
もうね、泣きました。泣いたしか感想がない。語彙力がないので。
おとうさんも愛しいし、おとうさんのことが大好きで、無邪気に家族の移ろいゆく様子、そしておとうさんとのドライブを楽しむハッピーも愛しい。
結末は悲しいけど愛おしい。
幸せってなんだろうと思わされる。胸にじんわりじんわりしみわたってくる。何度でも読みたい名作だ。
ハッピーとおとうさん。作者曰くそんな二人の葬儀の章であるとする「日輪草」という短編も良かった。
彼らに関わった人たちのその後もちらりと垣間見え、彼らを弔う奥津さんもまた犬とのかけがえのない思い出と後悔があり。
あとがきまで何もかも良かったです。ぜひ読んで!
Posted by ブクログ
先に原田マハさんの小説の方を読んでから、原作のこっちを読みました。
さらっと読めば、10分もかからず読み終わるんだけど、だけどだけど。2回目、3回目と読むと、ジワリジワリと染み込んでくるものがある。何て悲しい、切ない結末。また、そこに至るまでの人物の心情の移り変わり。
村上たかしさんが初めて描いたストーリーものだそうだけど、なかなかどうして、叙情に溢れる作品です。
Posted by ブクログ
人間の生きる力強さと優しさを感じる作品でした。
“「守る」というのは「じっと見続ける」という意味” ー作品よりー
犬の表情の描き方が素晴らしく、文字がなくても感情がとても伝わってきました。
そっと寄り添ってくれる一冊だと思います。
Posted by ブクログ
十数年ぶりの再読。再度、号泣。
亡くなり方がどうであろうと、その人の生き方、人柄は刻まれている。そうであってほしい。
身元不明の遺体も、その人にはその人の生き方があった。幸せな時間や、残してきた人やものがあった。
ネットニュースの片隅の小さな文字の羅列だとしても、その人の姿を想像することをを忘れたくないな、と思う。
そして、人の幸不幸を他人が決めてはいけないな、とも。
初読では、記憶に残っていなかったが、今は後編の「日輪草」が胸に残る。奥津さんのお仕事は尊いよ。彼らはちゃんと弔われていた。彼らの生き方は奥津さんに繋がっていた。
ただの悲しく美しい話ではない。その後の現実にも目を向けた地に足のついた作品。
涙が溢れる
私も犬を二匹と猫を一匹飼っています。
どの子も年老いて、寝ていることが増えています。そんな私の犬達とダブり涙が溢れる作品でした。
男性の悲哀を感じる所も、胸が締め付けられました。
向日葵が一杯に咲く、ラストに心が和みました。
号泣
ものすごく心に響く作品に出会えました。
「お父さん」とラッキー(犬)の日常、ドライブ、人生。涙が溢れてきて止まりませんでした。
犬目線のストーリー展開も新鮮で可愛くてよかったです。純粋だからこそ泣けました。
作者のあとがきにも納得です。
どう消化しよう
こういう現実がどこかにあるんだろうなっていう話です。悲しい。犬がかわいい、健気。心が痛い。少しホッとしたり、苦しくなったり。先入観なしに、どういう系統の話か想像しないで、ただそこにある物語を受け取るのがいいのかな、と思います。
現実は単純じゃない。
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先輩に貸してもらった本。
涙涙涙でした。。
表紙の愛くるしさどおりの
可愛い優しいイヌ、ハッピー。
ハッピーを愛してとても大切にする、お父さん。
どちらも大好きです。
ここ最近ではひさしぶりに
めちゃくちゃ泣きました。
人生とか、生き方とか、
終わりに向かってゆく覚悟とか、
そういうことを考えました。
Posted by ブクログ
"久しぶりの漫画。
泣けた。
我が家で飼っていたシロという犬を思い出して、また泣けた。
後半の主人公と同じような気持ちになってね。
何を目的に私たちは生きているのかを考えさせられた。
我が家にも動物がいる。
たっぷりの愛情を注ぐことをここに誓う。
そんな気持ちになった。"
Posted by ブクログ
犬が好きな人にもそうで無い人にも読んでもらえたらと思う一冊。
人と犬との繋がりや愛情を考えさせられます。
本の推薦の帯封を重松清さんが描かれている。
読み終えた瞬間、
「おとうさん」という声が、
遠くからかすかに聞こえた。
涙が出た。
せつなくて、うれしかった。
という文章そのままに読み終わったあと私は号泣した。
涙が止まらなかったのは何年ぶりだろう!?
そして温かい気持ちになりありがとうといって、本を閉じた。
Posted by ブクログ
久しぶりに読んでまた泣く。・゜・(ノД`)・゜・。二匹の犬のいじらしさがたまらーん。最期に犬が一緒にいてくれるなら、どこで死んでも淋しくないけど、犬を残して先に死んだのは心残りだったんじゃないかなあ、おとうさん。でも一緒に土に還れて、良かったね。・°°・(>_<)・°°・。
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泣いて泣いて呼吸困難になるかと思った。
完全な悪人はいなくて、少しずつ不器用だったり怠惰だったり迷ったりボタンを掛け違えりした結果が、こうなってしまうのか、と苦しくなった。
後半も犬の思い出に号泣。うちの子を精一杯かわいがろう。
Posted by ブクログ
かねてより読みたいと思っていた本書でしたが、品切れでなかなか手に入らず、入荷待ちメールをずっと待ち侘びていました。
表紙絵の真っ白い犬が一面に拡がる向日葵畑の中に、ちょこんとこちらに向いている姿が印象強くて、どうしても欲しい本でした。
犬が、もしも人間と共通語で話せるとしたならば、きっと尊敬語で会話するのでは?と、このハッピーくんの従順な姿に思わされました。
いつもいつの時でも、「おとうさん!!おとうさん!!」と、尻尾を振りながら真っ直ぐに見据える澄んだ瞳。
寂しい人の、ぽかんと空いてしまった心を、ほんわかと優しく癒してくれる存在なのでしょう。
Posted by ブクログ
西田俊之さん主演の映画になった原作漫画。犬サイドの解釈、ストーリー展開が素朴な作風にもっとも合っていると思います。泣く気で読みました。心が温かくなりました。
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不器用なお父さんが、その不器用さから、人生を終わらせた時にもそばには犬がいた。
人がいい、だけでは生きていけないし、家族は生きるためのお金が必要だし、愛情をきちんとしめさないことでも、ボタンの掛け違いでもすぐに壊れてしまう。
そんな人生、家族と、何も関係がなかったはずの犬と人間の絆の対照が、静かな感動を起こします。
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不器用なお父さんとお父さんこの事が大好きな犬
捨てられたもの同士の旅
切なくあり幸せな物語だった
それを事情の知らない他人が不幸に思うって悲しい
星守る犬
奥津城
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号泣…何度読み返しても泣ける。あとがきにあるように、この主人公はどこにでもいる、悪人でもないおじさんだ。奥さんや娘さんがここまであっさりしてるもんか、とも思うが、ゆるやかに転落するのが切ない。最後の死んで再会のシーンは、震えるほど泣けた…。
Posted by ブクログ
主人公のお父さんは、もう少し生きるやり方はなかっあのかな、
飼い主を思う健気な犬がかわいいが、後半切なく見ていて辛くなる。
良い話だった。
もう一つ収録されているスピンアウト的な作品で物語は昇華されているように思う。
Posted by ブクログ
小学5年生の頃、学級文庫にあった本。教室でかなり泣きました。学年が終わったとき、その本の持ち主だった先生から持って帰っていいよと言われて、今でも持っています。
社会がどう受け取るか
前にも書いている人が居るが、二部構成の二部からの視点や作者あとがきを見て、社会へのメッセージが明らかですね。
真面目なのに、思いもよらぬ事や本人の責任ではない事(リストラや持病、離婚)、そして本人が周りに頼る性質でなく、またあまり他者と関わりが深くなければ、一気に「普通」からこぼれ落ちてしまう。誰でも。本人に重大な過失がなくても命に直結する。
もしかしたら過去に実際にあったのかもしれない。誰にも知られる事もなく。
もちろん、行政へ頼る事は本人がまず助けを求めて声をあげなければ分かりようもないですが、
声を上げてもなお失われる命もある。役所に追い返されてそのまま餓死をしてしまったケースなど、ニュース越しだとしても、実際に起きている事をわたし達は知っている。
そして、今の社会のあり方は自己責任論が強い論調で弱者の命の火を消そうとしている。
この、「お父さん」がもしなんらかのきっかけで、公的な助けを借りられていてこの悲劇を回避できる作品になっていたら、きっと叩く声も出ている事でしょう。お父さん本人に違いがなくても。
1人と1匹は幸福だったでしょう、という作者あとがきの通り、主観として幸せでいてほしい願いはあるけれど、
もっと助けや救済を簡単に得られる(手続きとしても、社会の風潮としても)社会であるように考えさせられる作品でした。
映画の「わたしはダニエル・ブレイク」と同じテーマだと思う。
Posted by ブクログ
犬を飼ったことがあるひととない人で感じ方が大きく違う本。
昔、友人に「絶対泣いちゃうよ」と言われて読んだが泣けなかった。彼女は犬を飼ったことがあり、当時の私は犬を飼ったことはなかった。そして犬を飼っている今「星守る犬」をまともに読むことはできない私。
Posted by ブクログ
usual father receive collateral damage from he saved kid and the other. sound sad but I recommend you one!
Posted by ブクログ
奇麗な向日葵とかわいい犬の表紙。
「とってもいいよ」という前評判を聞き、
ぜひ読みたいと思っていた本でした。
ページを開いてびっくり、
「アニメだったの!」。
最後まで読んでまたもやびっくり。
「どうしてこんなに泣けるの!」。
家族も家も失い、残された財産は一台の車と一匹の犬。
そんな中年男性の主人公が
ゆくあてのない放浪の旅に出ました。
やがてお金もそこをつき、
車のガソリンもなくなってしまった主人公の
心のよりどころは白い犬…。
そしていよいよお別れの時がきます。
人に裏切られ、無一文になった主人公。
どうしてこんなにおちぶれるまで
何の試みもしなかったのだろうと、
主人公に対して少々腹が立ちました。
お人よしの幸うすい人間を
犬だけは裏切らずに、
そばにいて、一緒に生活をしていたのです。
主人公は犬がいてくれて
本当に幸せだったのでしょう。
裏切ることをしない
主人思いの犬の真心が、いつまでも心に残りました。
Posted by ブクログ
幸せかどうかって、形で決めるもんじゃないし、人が決めれるもんじゃないって話。
くさい話、そこに愛があれば大丈夫ってことでしょ。
泣きはしないけど、何度読んでもぐっとくる箇所がある。
素朴。自然。愛情。大好き。
Posted by ブクログ
映画をつい最近観ました。
原作はハッピー目線なんだなあ。
起きている出来事はかわらないけど、作品全体の印象が映画とは少し違った。ふたりが幸せだったかもと、原作の方が思えた。おとうさんのキャラがこっちの方が好きだし、ハッピーを大事にしてる感じがしたからかな。
ストーリー知ってたからか残念ながら涙はなかったけど、やっぱり悲しかった〜
でもこれは、悲しい、泣けるとかの感動物語というより、作者のハッキリとした社会へのメッセージを伝える作品なんだな。
Posted by ブクログ
家にあった本をたまたま手に取り、一気に読んだ。
可愛い犬の表紙で漫画だとは知らなかった。
先月、母が亡くなったばかりなのと、犬を飼った事があるので、興味がある内容だった。
人生って何だろう、生きるって何だろうと考えさせられる本。
Posted by ブクログ
本を読むまではロードムービーの部分しか知らなかったのですが、後日談との二部構成だったんですね。
作者のあとがきが良かったですね。曰く、普通に真面目に生きている人が理不尽にはじき出される社会は嫌だ。
確かに共感するのですが、それを「おとうさん」を通じて描いてしまうと、有名になったことで手に取った人の中には、時代遅れの人物像と思想だと思われてしまったケースもあったんじゃないかな。
動物好きとしてこういうマンガを読んだら高確率で泣いてしまうのは分かっているのですが、買ってしまいました笑
読後はやるせない切なさでいっぱいになりました。