【感想・ネタバレ】東京すみっこごはんのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

しんどいなと思ったとき、逃げられる居場所があるのっていいな。シェルターというほど大袈裟なものじゃないけど、何も聞かずに温かいごはんを一緒に作って食べる。普段は学校や職場、家庭でそれぞれ生活を全うしなくてはいけないけど、別のコミュニティがすみっこにあってもいいよね。
物語後半では、すみっこごはん設立の謎を追い始めるのですが、大体こういう話の鍵を握る人って、こういう性格してるよな〜と思った人がズバリそうでした。思わずにっこり。
レシピノートと永久予約席のひみつが明かされたとき、ほろりと涙しました。

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2023年07月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おじいちゃんが助けに来た時は泣いちゃったな
各々の物語が日常的なんだけどドラマで
すみっこごはんの程よい距離感が居心地悪くさせず
老若男女、国籍問わず
皆で机を囲んでごはんを食べる

由佳さんの気持ちが入ったレシピノート、
考えただけて目頭が熱くなる

続編読むのも楽しみ

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2023年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全体を通してはほっこりできる題材で占められている印象でした。すみっこごはんに集まる人に焦点をあてた短編集の詰め合わせで、私が買った時にはすでに続編となる巻も。最近よく見かける料理でお悩み解決!のようなお話ではなく、悩みを抱えた人々が同じ場所に集ってご飯を食べる、それだけです。それだけなのですが、頭を柔らかくさせられるようなじんわりとした結果を料理とそこで出会う人々との関わり合いの中に見つけるという…読んだ人にはこの感じが伝わってるといいな

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2022年12月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終わった時にはホッコリした。
ごはんって不思議。
見知らぬ他人が集まっても一緒にごはんを作りみんなでごはんを食べれば、親しくなれる。
すみっこごはんはみんなの心の拠り所になっていた。こういうところが実際にあればいいのに。
家に居場所がない人はもちろん、誰だって家に帰りたくない時もあると思う。そんなときに、すみっこごはんで家族以外の人と楽しみながら食卓を囲めば、きっと心が軽くなる。

どのお話もよかったけれど、タイのお話が特に好きだった。
妹とおばあちゃんを養うために日本で勉強して働くという目標を立ててきたのに、妹は自分が勉強している間にどんどん豊かになって、日本に来た意味が分からなくなってしまう。おかげに、日本の文化に納得はできないし、コンビニのアルバイトで関わる客はろくでもない人たちばかりで大嫌い。
妹が豊かなサウジアラビア人に雇用されることで家族が豊かになっていくところが許せなかったんだと思う。母国のことは好きだけれど、他の国と比較することで劣等感があるのかなと。貧しくて万引きしていたころは生き生きとしていたように見えたから、きっと責任感が強いのだと思う。妹とおばあちゃんを養うという大きな目標がなくなってしまって、途方に暮れた。自分のための目標を見つけて欲しいなと思った。

柿本さんがいい味を出していておもしろかった。

いじめの話は心が苦しくなる。いじめは絶対許されないけれど、いじめていた真理亜ちゃんも家族の仲が悪くて、恋愛も上手くいかずに苦しかったんだろうなと思った。真理亜ちゃんにこそ、すみっこごはんが必要だったんじゃないかな。

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2022年08月05日

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