【感想・ネタバレ】君と過ごした嘘つきの秋 (新潮文庫nex)のレビュー

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Posted by ブクログ

○"バラバラ死体"と高校生とちょっとの嘘
水生大海先生の、風見高校シリーズ第2弾。

ある日友樹が登校すると校舎のそばに見えたのは・・・バラバラ死体!?
と思いきや骨格標本だったのだが、それだけでも学校では大問題だ。
話は前日の日曜日にさかのぼり、教育実習に来ていた久遠寺先生が書いた小説を映画化しようと映画研究会に協力して友樹たちも撮影に参加して屋上に来ていた。
おそらく屋上から落とされたと思われるため、疑われたのは友樹たちも含む映画の撮影に協力していたメンバーだったが、いや俺らってちゃんとカギかけたよね?
そしてその骨格標本はどうやら映画研究会の部室から盗まれたらしい。
一体どうなっているのか?

この謎を解いていくうえで欠かせないカギは、昨年起こった屋上からの酒井先輩転落事件。さてこの事件がどのようにかかわり、どのように影響してくるのか?
友樹・ユカリ・響・紀衣、そして宙太が協力し合い手がかりを集めるが、その真実は?

タイトルにも、帯にも書いてあるが、ポイントは「嘘」。
人はどのようなときに嘘をつくだろうか。
自分の犯した罪を認めたくないとき?
自分はやっていないが疑われたくないとき?
高校生らしいと言えばらしい、嘘のつき方、そして事件の動機。
あの頃は義理にも人情にもあふれていたな、なんてしみじみと読みながら思う。

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2016年09月03日

Posted by ブクログ

「消えない夏」シリーズ続編。
前回と同様に探偵役は宙太で、過去の事件を紐解く。前作との違いは学校内で起こった事件という点と自分たちの事件では無いところ。
心理描写などは前作よりも詳細。章毎に語り部が異なる為、誰だか分からなくなる事もあるが、色々な目線であり面白い。
派手な事件では無いが、解決の後にさらに展開が準備されており飽きさせない。

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2015年10月08日

Posted by ブクログ

「消えない夏…」の続編。

登場人物紹介の序列は「宙太・ユカリ・友樹・響・紀衣」となり、前作と比べ宙太とユカリの比重が高まった。

今回はほとんど全て校舎内でのシーンばかり。学園推理ものシリーズとしての様式がほぼ固まった感じがする。5人のメンバーや脇役の役割もイイ感じに固まって来ているように思うし、続編が楽しみだ。

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2015年06月30日

Posted by ブクログ

やってきた教育実習生は、何と小説家だった。

それを映画化するのにあたって、の主演者に
恋をして突き進もうとする、お調子者。
それを監視と手をかすために、残り3人も…という
またこの状態か、という。
そして状況を打破するために、前回と同じように
もう1名追加。

昔起こった事件に絡んでくるわけですが
どこの学校でも、成績優秀者が信じられるんだな、と。
そもそも相手の言い分が本当でも
名乗り出るわけがないのに、なぜに? です。
当然大人としては穏便にしたいでしょう。
償いを…とか言ってますけど、彼らは相手に
何もしてないわけで。
犠牲になって丸く終わった、で終わらせる性格が
非常に恐ろしいです。
面倒事は隠したい、とは思いますけど。
心、つぶれたりしないのでしょうか?

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2018年03月28日

Posted by ブクログ

シリーズ2作目。高校生5人組が登場する学園ミステリー。
「消えない夏に僕らはいる」の続編。

ある日、友樹が登校すると校舎の下に見えたのは、バラバラ死体ではなく骨格標本だった。それだけでも学校では大問題。
風見高校にやってきた教育実習生とともに、過去の落下事故が浮上する。

「消えない夏に僕らはいる」は未読だが、5人のキャラがはっきりしてなくてわかりにくかった。
謎解きとしては普通。

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2018年03月03日

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