【感想・ネタバレ】MONUMENT あるいは自分自身の怪物のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

展開が駆け足、ヒロインが空気、ヒロインの語尾の設定が完全に蛇足といった部分が気になるものの面白く読めた。一気読みさせられてしまった。
終盤の入り口まで学園、魔法、バトル、ダンジョン探索スパイアクション、SFといろんな要素で風呂敷がどんどん広がっていってどうなるのだろう、残りページで本当に終わるのか?とドキドキしたが、最後の一・二章で一気にたたみ込まれて作者の力量にただただ凄みを感じた。
内容は、自分や周囲に対して他人事で、自分は仕方なく今の自分であるといった自己認識だった主人公の少年が、自分の過去と向き合うことで、自分の今は自分が望んでできたものだと気づき、自己主体感を取り戻す話。
それにより精神的にも魔力的にも強くなって世界を救う話。続編希望。

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2021年05月09日

購入済み

他の作品と比べる必要はないと思うし、主人公は好きになれなかったけどおもしろくなかったこともない

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2020年03月06日

Posted by ブクログ

東西冷戦も過去となり内戦がテレビの向こう側の景色となった今、ソ連の元少年兵を主人公として据え、俺TUEEEでも完璧超人でもなく、生きるために女の子をころっと口先で転がしたり暴力を振るったり、余生を南の島でバカンスしたいと気負いもなく言う主人公に久々に出会った。主人公の造形と世界観が良い。昨今のライトノベルで、これだけしっかりした世界観を確立しているのは珍しい。重厚でありつつも語り口がもたれない良質なゴシックファンタジー。なるほど、評判も納得の物語だ。

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2016年01月10日

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