【感想・ネタバレ】無印良品が、世界でも勝てる理由 世界に“グローバル・マーケット”は、ないのレビュー

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Posted by ブクログ

本書は『世界で勝てない企業は、日本国内でも生き残れない』という松井氏の言葉からはじまり、MUJIが海外でどのように成長・発展を遂げたかと、その取り組みについて紹介されています。

本書内で独自性の高いブランドイメージと、商品のコンセプトこそが、MUJIの強みであると松井氏はいいます。

無印良品の特徴である、無駄をそぎ落とした機能的なデザインは設立された当初から、大量生産・大量消費社会へのアンチテーゼというコンセプトを持っていたからだそうです。
「シンプルな商品を使って、シンプルな生き方をしてみませんか」と、商品を通じてはっきりと表明しているわけです。
さらには「この商品はこう使う」と企業が決めるのではなく、消費者にどう使うか自由に考えてもらうこともコンセプトに含まれているといいます。
面白い発想ですよね。

私もさまざまな仕事に取り組んでいますが、商品やサービスを打ち出すうえで、はっきりとしたコンセプトを持つことが大切なのだと本書から学びました。
ターゲットとする人たちに受け入れられるようなコンセプトを掲げ、そのコンセプトをスタッフ全員がしっかりと理解して、ブランドイメージを保つことが大切なのだと感じました。

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2019年04月03日

Posted by ブクログ

なんて、痛快な本だろう。
じつに 視野が広く、思いっきりがいい。
そして、細かいところまでよくみている。

『世界で勝つ力がない企業は、日本国内でも生き残っていくことはできない。』
グローバル時代では、世界的プレーヤーは どんなローカルでも戦う。
『どこにも通用する商品を開発するには、
つくるだけでなく、探す視点も大事である。』
『海外に進出するかどうか』ではなく
『どこに どのように進出するか』である。
世界にあるのは、ローカルマーケットだけだ。

情報化時代の中で、世界に一瞬にして情報が伝わり、
それをうまく、受信して、現場で 試し、戦い抜くことしか
道はない。

無数の失敗が、『財産』となる。
こうすれば、負ける という知見は 実行の中で
得られるものである。

MUJI のもつ 哲学性、精神性、思想性。
それは シンプルであるだけではない。
無駄なものを削ぎ落として、本来の機能が優れているものが、
良いものだと言える。
日本の伝統的な禅や茶道に通じている。
ヨーロッパでは、美学、芸術、の素養があるので、
MUJI にたいする 共感する人たちがいる。
生活雑貨ではなく、その洗練されたデザイン性。
それは シンプルでなく エンプティである。
そこからの メッセージは ライフスタイルの提案となる。

MUJIらしさと日本らしさの融合。
そこにいたるまでの 徹底した工夫と創造性。

中国も 消費社会から転換する時期がやって来ている。
『素の美』洗練されていくと、環境にも優しくなる。
しっかりしたコンセプトがあれば、国境を越えても共感される。
『これがいい。』ではなく、『これでいい。』
タルを知ること。

競合のない 競争のないところに 乗り出す。
不必要な競争をなくすことが、まず優先的に必要なこと。
そのためには、独自性がない企業は『勝てない』

ブランド力、ビジネスモデル、オペレーション力。
ブランドとは 信用である。

強烈な個性で 経営をするとは 哲学をもつことであり。
それは、国境を越えても 揺らぐことはない。
ビジネスには 偶然はない。
ビジネスには 理念とビジョンがある。
『自立』型。現場で考え抜き 突破する力。

世界で勝つって、負けることで 勝てることになるのだ。
日本人への 大きな はげまし、鼓舞する 応援歌。

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2016年07月25日

Posted by ブクログ

無印良品のビーズソファが欲しいです。

ってな事で、松井忠三の『無印良品が世界でも勝てる理由』

無印良品の前会長の松井さんの無印良品についての世界でも勝てる戦略と言うか、実践してきたお話。

余りビジネス書は読まんけど、これは非常に読みやすい。 「世界で成功しない企業は、日本でも生き残れない」

日本だけじゃなく、世界で愛される無印良品になるまでの戦略、日本の常識は世界の非常識と言う様に海外では日本式だけでは受け入れて貰えないので、その国々の文化、生活、考え方等も合わせて進出していく道程など。

ブランドコンセプトをしっかりと持ってブレずにやり続けた結果に今の無印良品があるんじゃなっと

色々と勉強になりましたw

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