【感想・ネタバレ】原始仏典のレビュー

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Posted by ブクログ

中村元氏といえば、仏教学の大家。これだけのことを、平易にわかりやすく書き残していることについて、頭が下がる思い。入門書としても、概論としても最適。

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2021年02月23日

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テーラワーダ仏教「初期仏教」を勉強し始める方はこの本以外に何を読むというのか?
初期仏教、仏典の目次みたいな役割になる本です。

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2019年11月18日

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初期仏教の聖典をわかり易く解説している。ゴータマ・シッダルタ、釈尊がその当時説かれたであろう教えに一番近いものとして伝わったものが阿含経典である。人間が生きていくうえで必要な教えが説かれている。現代においても重要で何度でも振り返って人生の杖にするべきものであろう。
 「ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もし汚れた心で話したり行ったりするならば、苦しみはその人につき従う。車をひく牛の足跡に車輪がついて行くように。」
 「ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも清らかな心で話したり行ったりするならば、福楽はその人につき従う。影がそのからだから離れないように。」(ダンマパダ)

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2018年10月20日

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これはもう本当にすばらしい本。よりよく生きることを、本に求めてきてよかったなーと思えた本。
私は一生懸命に生きていたつもりだけども、満たされた感じを得ることがなく、それどころか、つらくて泣いてしまうような日々を送ることもあり、それを現代の商業的な情報は解決してくれなかったのです。けれど、心に響くスピリチュアルな言葉は、元をたどるとお釈迦様の言葉のようなのです。2500年前から、人が幸せに生きる道を知っていたなんて。それをいま私たちが知ることができるなんて。本当にありがたく、うれしく思います。中村先生にも感謝!

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2015年09月23日

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原始仏教についての知識がない私でも理解しやすく楽しんで読むことが出来た。

中村先生の本は至る所に先生のやさしさ、愛情、釈迦尊に対する思いを感じる。

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2013年06月23日

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仏教の精神が、現代でも色あせない物であることがよくわかる。本当に、仏教とは、神に救いを求めるものではなく、人がより良く生きるための実践なのだと思った。

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2019年12月22日

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素人の読み物としてはやや難解でお坊さんが勉強するための教科書のようなものかな。ところどころ集中して読んだけど全体としてはさらっと読み流した。内容は申し分なく、時間があればじっくり読みたい。

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2017年07月19日

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初期の仏教の経典を抜粋、解説した本です。
その中で心えぐられた一文をどーぞ。

「学ぶことの少ない人は、牛のように老いる。かれの肉は増えるが、かれの智慧は増えない。」(p248)

…大変申し訳ありませんでした。精進致します。(土下座)
みたいな気分になりました。

この中村博士という人が凄い人で、仏教とか哲学の専門家なのですが、20年かけて書いた手書きの原稿を編集者がなくしても、なくなったものは仕方ない、と言って怒らずその後何年もかけて書き直したそうですよ…。
仏教ッて研究を続けると本人も仏様の境地に近づくのかね?

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2015年01月10日

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日本の仏教研究は極めて変則だ。これは当初から大乗仏教しか伝来しなかったことによる。即ち、宗派仏教については僧侶が研究(修行)し、大乗仏教以前の原始仏教についてはインド哲学史として学者の研究対象となっている(勿論例外はある)。そういう意味で、日本では原始仏教は明治維新以降に一般に知られるようになったもので、それ以前、釈尊の本来の「教え」は未知のものであったろう。この仏典集にはそういった仏教本来の教え、ヒンドゥー教の要素が色濃く残った経典からの抜粋が取り上げられていて、非常に興味深い。また、各経典を個別に読み進めても一般人には理解が表層的になってしまうが、この書には中村博士の解説がなされているため、より深い理解が得られる。原始仏教の基礎知識を得るには最適の書であろう。

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2012年12月03日

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インドで起こった仏教なので、カタカナの名前が多くなかなか理解しにくかった。
それでも、人間の本質的な優しさに触れたような気がした。

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2021年10月04日

Posted by ブクログ

・人生の指針を得るために、仏教の経典の重要な教えだけでも知りたい、というわがままな読者の希望をかなえるため、先年行った講義や対談を中心に総合して歴史的、体系的にまとめてみたという、とても贅沢な一冊!

 Ⅰ釈尊の生涯は、同じ中村元先生による『ブッダ物語(岩波ジュニア新書)』で予習をしていたので、復習になりましたが、原始仏典を平易な現代語に訳してくださったⅡ人生の指針の方は、原始仏典に忠実であろうとしたためか、私が背景を十分に理解していないためか、必ずしも読みやすいとは言えず、それこそ釈尊の教えを人生の指針にしたいとすがる熱心さが求められるような気がしました。そこは、先に読み終えた『仏典のことば』と重複するところもありますが、併せて読むと理解が深めたいところです。

 いずれにしても、ゴータマ・ブッダは、恵まれた環境に育ち、何不自由なく暮らしていたわけですから、放蕩息子になってもおかしくないのに、誰かの教えを乞うことなく、悟りに到達したところは、凄い人だなぁ~と思います。そして何よりも、解らないことには口を閉ざし、解ったことだけを説くという潔さが清々しく、既に賢者として認められていた人々を含め、多くの人の心を惹きつける魅力があったことについても、納得ができます。

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2020年04月29日

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