感情タグBEST3
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完璧な密室に、目の前で消える犯人…
絶対にありえないはずの状況に、あくまでも『論理』に従って謎を解いていくルールタビーユが最高にクール。
歴史に名を残していることだけあって、これは間違いない名作です。トリックも期待以上のもの。
新訳版を購入して正解でした。とても自然かつ秀逸な訳で翻訳物独特の読みづらさを全く感じなかった。こんなにページをめくる手がとまらなくなったのは、とても久々。読み終わったあとも後引く面白さに、にやにやしてます。
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完全な密室らしいのでとんでもないこじつけトリックが明かされるのかなと思っていたら、意外と常識的というか、現実寄りな真相だった。
事件解決に至るまでの紆余曲折の中に予期しないストーリーが隠されていて、二重に楽しめた。
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密室殺人ミステリーの古典的名作とされる一冊。初めて読んだが、「あ、なるほどね。」といういい意味で言われてみれば確かに、という盲点をつかれた。110年以上前に書かれたことも踏まえれば、今読んでも楽しめると思う。最後は結末が気になって一気に読んでしまった。
ちなみに、主人公の少年記者ルールタビーユものは、本書の続編の「黒衣婦人の香り」を含めて数作あるが、必ずしもミステリーとして書かれているわけではなく、本書と上記の続編を除くと、邦訳もほとんどなされていないようだ。その辺の背景は、続編のネタバレ的に本書のあとがきに詳しく書いてあって、納得した。「少年記者ルールタビーユ」で本格ミステリーものが量産されていれば、結構人気が出たかもしれない。ルールタビーユのキャラは好き嫌いがはっきりしそうだけど。
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密室ミステリ。ルールタビーユという、少年新聞記者が探偵役っていうのが面白い。
結末の引っ張り方と、解決の仕方が刑事には思いつかない感じで良い。
犯人はわかってしまったんだけど、登場人物の話し方とか、メガネや森番といった脇役、小物のトリックなどが生き生きとしていて楽しかった。
ルルーのミステリはこれしか知らないんだけど、他にも入手できるんでしょうか?
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密室ものとして名高い一冊。
正直、事件の謎解き部分は無理矢理感が強い。
だが、事件の舞台や場面のゴシック感など、とても魅力的な要素が多く含まれる。
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古き良き時代のミステリ小説という一冊。新装版の表紙もスタイリッシュでお洒落。ただし、この時期のミステリものを読んでいると「ノックスの十戒」に抵触しないのか…?と疑問に思ってしまう展開がチラホラ見られてしまう。何度も言うようだが、表紙はあり得ないくらいお洒落。
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時代が時代なので情報の後出しや超展開、リアリティに欠くトリックなど突っ込みどころは多いが、ルールタビーユのいかにもな名探偵ぶり、それを盛り上げる議論、法廷場面の演出、巧みな話運びなど「探偵小説」として楽しめる。三津田信三など後世の作家への多大な影響も読み取れる点にも価値がある。