【感想・ネタバレ】貝のうたのレビュー

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Posted by ブクログ

 沢村貞子(1908~1996)「貝のうた」、1969.11刊行、1983文庫化、2014.3再刊。半生記です。昭6年今村氏と結婚し、昭7年、共産青年同盟の一員(赤)として特高に逮捕され、留置所29日間を2回、起訴され護送車で刑務所に。23歳の初夏から24歳の春まで政治犯として10ヶ月、独房で過ごしたそうです。反省文(上申書)を書いて半月後保釈されたとか。府立第一高女の受験番号は136、服の襟に書かれた番号は135、一生この二つの番号を忘れないと。受験番号を記憶していたとは・・・、すごい記憶力ですね!

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2021年06月12日

Posted by ブクログ

沢村さんは子供の頃テレビに出ていた女優さん、そして弟さんが「七人の侍」の加藤大介さん、その程度の認識しかありませんでした。

この本を読んで驚きましたね、二年近くの間投獄されていたのですね。
思い返してみると、テレビ画像からも伝わってくるシャキっとした佇まい。
なるほどなとの思いです。

留置所の中の生活、関東大震災の頃のこと、二・二六事件、そして戦争、すべて体験した沢村さんを通して伝わってくる貴重な史実です。

今度はも少し穏やかなエッセーや料理本を読んでみようかと。

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2022年01月25日

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