【感想・ネタバレ】結婚帝国のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

結婚というのは「ロマンスの果ての天国」ではなく、
単なる「生活基盤構築のための制度」なのだなと。結婚に対する私の実感を、うまく言葉にしてくれた本。結婚生活の中にときめきはほぼないけれど、一人の生活では得られなかった安定感・安心感・家庭としての経済力が確かにある。これでよいのだなと。

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2015年01月22日

Posted by ブクログ

読み終わりました。結婚と何ぞや?女とは?男とは?超有名な社会学者とカウンセラーの対談本。信田氏があとがきで散々上野氏を褒めちぎっておきながら、対談の中では意外と上野節に反論したりしているのが面白い。
対談自体は結婚そのものについて語り尽くすというよりは、DVや性、世代の傾向もふんだんに交えて話している感じ。
信田氏の「わたしは、結婚は制度だと思ってますから。制度であるということを知らずに制度に踏み込むのが結構です」という言葉は核心を突いている。また、「男はおびえて女に暴力をふるう」という箇所も核心的。この本からは学ぶことが多い。

ただ一点だけ。個人的に上野千鶴子節は対談よりも文章の方が輝いているように思った。この対談が悪かったわけでは全然ないけれど、全体としては信田氏が一枚上手だったかなという印象を受けた。

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2020年09月06日

Posted by ブクログ

刺激が強い!ぴりぴりする~。
頭の回転が速すぎて付いていけないところも多いけど、言ってることは超面白い。
夢中で読んでしまった。
精神的に自立しないのは良くないけれど、生活は依存したって構わない。
弱い立場は連携すべし。
信田さよ子さん、気になるなあ。
もっと読みたい。
上野千鶴子は周辺をぐるぐる回っている…いつか近づけるかな。

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2019年07月07日

Posted by ブクログ

かなり辛辣、結婚しようともがく女性に対し、基本的には救いの言葉はない。血も涙もないが、だからこそ、あらゆる面から現代の結婚観がクリティカルに分析されている。心臓の強い人にはオススメ

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2019年06月09日

Posted by ブクログ

フェミニズムがなんなのかちょっとわからなくなる。
まあ、もう少し年をとったらこの方たちの意見を参考にしよう。

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2011年06月24日

Posted by ブクログ

フェミニズムというものは、一定程度の問題提起には非常に意味があるし、分かるとおもう部分もあるんだけれども、どうしても平行線的な、結局男性の受け入れがたいところをあげつらって悪口を言う的な。そういう風に若干見えてしまった。なんか、右を見ても救われないし、左を見ても救われないし、出口がない気がしてとても苦しくなる。フェミニズムを受け入れても救われないし、男性を受け入れても救われないしというそういうことです。とはいえ、結婚というものは一体なんなんだろうとよくよく考えてみると、考えれば考えるほどになんでもなくて不思議です。そういえばわたしは高校生の頃は家族破壊論を信奉していたなあとかそんな。制度としての結婚になんの意味があるのだろうか。上野先生は「結婚というものは相手の性的自由を自分のみに束縛する契約のこと」とおっしゃっていましたが、それはうーーん、そういうものじゃない気がすると思いつつも、明確な反論が思いつかないので、じゃあやっぱりそういうことなのか、みたいな。とりあえず制度としての結婚はなんだかそろそろ限界を迎えているのかもしれない。なんかもっといい方法はないのか。

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2013年12月09日

Posted by ブクログ

「結婚」というものとそれにまつわるあれこれの問題について2人の巨頭が対談する本書。カウンセラー(但しかなり型破りな!)の信田先生が、社会学者である上野氏とどのような「化学反応」をするのか、楽しみながら読んだ。…と、言いたいところだが、テーマがテーマだけになかなか単純に「楽しむ」とはいかないのである。お互いに身も蓋もない発言を乱発しつつエスカレートしていく議論はエキサイティングではあるが、やはり術語のすれ違いは否めない気がする。いや十分刺激的なのではあるけれども。DVや性犯罪など、心理臨床とも社会学とも強く関連するテーマにかなりディープに踏み込んでいるので、多少なりとも関心のある向きは必読か。但し男性が本書を開く前には深呼吸してからにしよう。

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2011年08月25日

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