【感想・ネタバレ】緑陽のクエスタ・リリカ 魂の彫塑のレビュー

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Posted by ブクログ

 魔術師の学校に通うものの全く芽のでる気配のない少年ジゼル。魔術学校を退学することを決意したジゼルは自身の剣の腕を活かせる冒険者を目指すことに。そして彼は半妖の少女から人探しの依頼を受けることになる。

 これぞ王道のファンタジー! あとがきでも書いてありましたが本当に相沢さんの書きたいもの、好きなものが詰まった作品なんだな、と感じました。

 ミステリ作家の相沢さんらしく、作中でもミステリ要素も少し入ってますが、戦闘シーンやファンタジーとしての世界観や設定もなかなか作りこまれていて、冒険者や魔術、エルフなど王道もの好きならきっと楽しめる作品のハズです。

 作品のメッセージも深いです。この世界観でエルフの血を引くものは人権が認められず差別を受けています。そんな世界でも懸命にそんな世界を受け入れようとする登場人物たちの姿、そして行動し呼びかける主人公の姿は読ませます。

 キャラクターもそれぞれ個性的で魅力的。今後シリーズ化されるかどうかは、特に明言されていませんでしたが、ぜひぜひ期待したいです!

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2015年10月29日

Posted by ブクログ

小さな背中が少しずつたくましく見えてくる
 推理作家が描きたかったファンタジーの世界。元々ライトノベル出身ということもあってか、世界観の作り込みがよく出来ています。女の子がやけに多いですが、俗に言うハーレムものではなく、王都で起こる連続殺人や人種差別の問題が物語に暗い影を落としています。主人公=最強という設定が流行りのなかで、半人前の魔術師・ジゼルを主役に置き、悪戦苦闘しながら道を切り開いていく様子に好感が持てました。
 目新しいものは特にない王道ファンタジーです。冒険は始まったばかり ー と締めくくられるこの先、どのような冒険が待っているのか期待しましょう。

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2016年01月11日

Posted by ブクログ

表紙が太ももじゃないので評価は-1。というのは冗談だが相沢作品のお約束としてちょっと残念。
作者は以前からライトノベルを書いてみたかったということで、テーブルトークが好きな人が書いた王道ファンタジーとしてうまくまとまっていて佳作だと思う。文章もうまいし、ラノベにありがちな無意味で過度なサービスシーンもなくていい。
その一方でラノベとしては地味なので、メディアミックス的なものを期待して読む人には残念かもしれない。

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2015年12月05日

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