感情タグBEST3
Posted by ブクログ
初めて読んだ作家さんだし、テーマでした。
全く私の中では現実感がないのですが、法務省のHP見たら今でも存在するんですね…。
にわかに信じられないし、法務省のHPで無戸籍者の方は連絡して下さいで呼びかけ出るのを見て、寒気しました。
なんでこんなことがあるのか、途中泣けてしまいました。
基本的人権の尊重、どんな人であれば憲法の下、守られてるはずです。
Posted by ブクログ
とつぜん失踪した父親を追う娘は・・・。「無戸籍」がテーマのサスペンス劇なのですが、今の日本でこんなに簡単に「無戸籍児」が生まれるという事実には圧倒されました。この書をきっかけに民法が見直されると良いのですが・・・
Posted by ブクログ
憲法で定められている基本的人権の尊重。それさえも保障されない「無戸籍」の人々。
現代日本でこのような人がいること自体、信じられないが実際に1万人ほどの人がこの境遇に身を置いている。
以前NHKのクローズアップ現代で、この無戸籍者の人を取り上げていたことがあった(色々と問題が取り沙汰された番組ではあるが、この回がそうだったわけではない)。
にわかには信じがたい事実。法的弱者を助ける弁護士でさえ、救済しているのはごく僅かな印象だった。
そういったにわか知識をもって読んでみたが、本当に過酷としかいいようがない。
最近は法務省でも無戸籍者への呼びかけをホームページで行なっているようだが…。時代の急速な変化と古すぎる民法との乖離、その狭間に落ちてしまう人々の抗いようのない姿が如実に描かれている。本書の発行は2015年だが、四年後の今どれだけ状況は変化したのだろうか。2019.9.29
Posted by ブクログ
24無国籍を救済すること、不法滞在者を混在させないこと、旧態依然の家長制度の残滓と折り合いをつけること。難しいけど権利としての生存権を重要視して欲しいです。
Posted by ブクログ
失踪した父の行方を追う娘の前に、次々に明らかになる事実…。父の過去と娘の捜索が交互に描かれ落ち着かない。結果として読みにくく、訴求力のない作品になてしまっている。代理処罰、無戸籍者問題と、重いテーマを描くが、書ききれていないもどかしさを感じる。ごめんなさい。
Posted by ブクログ
11月-3。3.5点。
主人公の女性、母と妹を亡くしており、父親が突如失踪。
父親を探すと共に、過去も調べていく。
無戸籍の問題。丁寧な記述で読みやすい。
身につまされる話だった。
Posted by ブクログ
無戸籍だと世の中に存在していないのと同じ扱いになってしまう。おそろしいことだ。基本的な社会的なサービスを受けることができない。
子供には落ち度がない。親が届出を出さないからいけないんだと思っていたけど、どうしても届出を出せない理由があって困っている人がいることを知った。逆にお金を出して不正に戸籍を手に入れて、他人に成りすましている人もいる・・・矛盾している気がする。だからといって、右から左へとホイホイ戸籍を与えればいいという問題でもないと思う。それをビジネスにするような悪い奴もいるだろうし・・・難しい。