【感想・ネタバレ】ヒキコモリ漂流記のレビュー

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Posted by ブクログ

えー 面白い。読み終わったあとについ髭男爵のYouTubeみちゃった。傷つけない漫才、令和でもいけそうだけどな。かなり苦労人。だけどかなり頭いい。クロワッサンなんかの相談室でコラム書いてるのも納得。またひぐちくんとの漫才みたーい。

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2021年06月12日

Posted by ブクログ

いや~面白かった。重くなりがち語られがちな内容を彼の外見に似合わず軽快に読ませる。散りばめられた一見使い古された金言が軽やかにきらめく。小説を書いたら面白い本を書くに違いない。 是非、また何か書いてほしいものである。

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2021年03月06日

Posted by ブクログ

とにかく文章がうまい。飽きさせない文体の中に、しっかりと伝えたいメッセージがある。お笑い芸人髭男爵の山田ルイ53世さんの自伝。

引きこもっている時に「ポジティブ」な歌を聴くのが辛かったり、阪神大震災の時に「これでリセットや!」と思ってしまったりする心も、よく理解できる。人生がうまくいっていない時、全てが壊れてしまえばいいのに・・・と考えてしまうものだ。
そんな「人生が余っている」と思い続けた引きこもり時代を越えて、芸人になり娘が生まれ「娘が成人するまでは飯を食わせなくては」という生きる意味が、彼にもできていくところで自伝は終わる。

この本で語られているのは特別な物語ではないけれども、引きこもっている子たちにとっては小さな希望にはなるはずだ。

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2016年10月24日

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自らの半生をユーモアたっぷりに振り返る。他人から見たら大変な苦労と見えることも自分の姿勢や目線を低くして切り抜けてきた強さが笑いに昇華しており楽しく読ませて頂いた。

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2015年11月28日

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ルネッサーンス!とかやってたなーというぼんやりとした認識から、数回ルネラジをきき、なんとなく購入しました。が、これは面白い。言葉選びも面白く、今後の自分の子育てについても考えさせられることもありました。

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2015年09月30日

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一度もルネッサンス〜♪って言わないが、この書は、どんな成功者が書いた本より、為になる社会不適合者が書いた本。

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2015年09月04日

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気が早いが来年小学生になる子どもがひきこもりになったときの参考にと拝読。
ひきこもり当事者によるひきこもり当時の気持ち、その後から現在の気持ちが赤裸々に書かれておりとても参考になった。ひきこもりから脱して身も心も立身出世する話ではないところがとてもよい。そんなことが出来るのは例外的なごく一部だと思うので。

また筆者はひきこもり中も、それ脱して大学生、芸人見習いになってからも未来を見据えない刹那的な生き方をしており(学習性無力感によるもの?)なかなか壮絶だった。
子どもには未来に希望を持って生きてほしいと思う一方、日々少し楽しいと感じることがあるくらいの期待感の方がよいのかなとも思った。

なお勉強も運動も出来るスーパーボーイがある日突然ひきこもりになり、更に髭男爵になるというのがとっても衝撃。  

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2020年12月05日

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どちらかというと樋口くんの方が目立たない感じだったので、意外に厳しい人生と感じた。子供の頃の話より、芸人になってからの方も詳しく知れると良かった。

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2019年04月22日

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テレビで見る有名人は成功者のイメージが大きいが、その経緯についてはそうでもなく、意外に苦労している方が多いのかもしれません。そして、著者も中学時代のある出来事から、一般的な人生の階段を踏み外したのかと思われるような生き様に、読者としてはどうなったのかと先が気になる内容に。色々とあれど、結果としては良かったのではないのかと言うのが読んだ感想ですが、それも結果論と言う事で。文章も、途中で冗談を交えて書かれてあり、読む人を笑わせてくれます。意外に文才があるのではと思いました。

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2017年04月22日

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著者が引きこもりになったきっかけとなった中学時代のエピソードに登場する子どもらしい悪意のいやらしさ。私も記憶にある。読んでいて、思い出して、胃がキリキリした。子どもって残酷。

私もかつては優等生だったし、引きこもり状態になったこともある。私も、子ども時代の全能感と比較したら、大人時代になってからのほうが、ちっともうまくいってない。だから、ここまで弱さをさらけだせる著者の強さがすごいなと思った。

賢い子特有の、感じやすさ、神経質さ、潔癖さみたいなもの。それがネガティブに現れてしまうこともあるけど、ポジティブにはたらくことだっていっぱいあるんだよ・・・なんて人はかんたんにいうけど、この本を読むと、そう前向きになることにためらいを感じるようにる。ありのまま繊細でいるってこういうことなんでしょって。つらいことをよけきれなくて。

と感傷的になってしまいましたが、おもわずそうさせてしまう一冊でした。

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2017年02月23日

Posted by ブクログ

関係ないけど夏目漱石の「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」とか。
太宰治の「私は、その男の写真を三葉、見たことがある。」とか。
「恥の多い生涯を送って来ました。」とか。
なんかそんな感じ。でもないか。
ルネッサンスの人としか認知していなかったが、
なかなかどうして知性を感じさせる素敵な人だ。

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2016年05月16日

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 テレビの中で髭男爵が話題を振られたとき、目を見開き戸惑いの表情が見て取れた。その時この人は社交的じゃないんだろうなと思っていて、ちょうどこの本を発見。
 ウンコ漏らして人生狂ったという、そしてかなり苦しい人生を歩いてきたという、髭男爵の中身はこれほどハードだったのかとキリキリします。
 そこまで自分を追い込める所はある意味凄いし、でもそんなハードな経験が今の糧になってるかといえば微妙かもしれないし。
 社会がかなり刺激的でしんどいと思っている人には是非読んで欲しい、そしてそんなしんどい社会で生き続けている人がとりあえず1人はいるということを声を大にして伝えたい。エセこじらせなんて蹴散らして、本当の生きづらさを抱えて生きていきたい。

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2016年04月10日

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神童と呼ばれた少年が如何に苦難を乗り越えて貴族となり、さらには男爵の爵位までを得られるようになったかを詳細にかつ赤裸々に記載されている。

人は人生をこじらせたり、つまづくこともある。
でも、そんなときは三畳の部屋に住み男爵になって一からやり直せばよい、そんな勇気をくれる一冊です。

関係ありませんが、第一回一発屋総選挙一位おめでとうございます。

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2016年02月20日

Posted by ブクログ

髭男爵の山田ルイ53世による自伝。
変なタイトルだと思ったら、本当にヒキコモリで、あちこち漂流してたみたい。
けど、そんな通り一遍の経歴よりも、彼自身が深層心理を回想してるのが面白い。

小学校の頃はいわゆる神童で、文武両道のリーダー的存在。
ただしその分頭も回るので、小ずるいエピソードも。
なのに、私立中学に入って壁にぶつかり、とある事件がきっかけに登校拒否という名のヒキコモリに。
当然、親や周囲との葛藤がありつつ、そんな状況を冷静に見てる様が面白い。

また、人と比べて負けを認めるのが嫌だから、変なところで意地を張ったり目立とうとする厨二病な感じがたまらない。

今後の彼を応援したいと思った。

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2017年10月08日

Posted by ブクログ

「ルネッサーンス!!!」で有名な(?!)
髭男爵・山田ルイ52世の本。

正直、これまで彼に興味はなかったが、
NHK の「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」
で「残念ないきもの事典」の動物学者・今泉忠明さんと対談しているのを見て、少し興味を持った。
これまでの彼のイメージで(と言っても考えてみる事もなかったけど)中学受験して名門校に通い、そこから不登校になって引きこもる‥というのがなかったので、気になって読んでみた。

読んだ感想としては、面白いっちゃ面白いし、あぁ元々は賢いんだろうな‥というのが見え隠れする文章だったけど、どこまでも後ろ向きで、でも自尊心やプライドだけは高く、そしてどこまでも落ちていく様がちょっと嫌だった。
もっと早めに救いがあるのかと思いきや、大分長く長く救いがなく、少し売れて子供も生まれた今もちょっとヤバイところは変わってない。
実家の家族との関係も含めて大丈夫かな?

でも「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」は面白かったから大丈夫かも!

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2019年09月29日

Posted by ブクログ

「ルネッサーンス」というギャグで有名な著者の自伝ですが、期待以上に読ませます。

この本を読めば、ほんの些細なことで人生が変わってしまうことがよくわかります。

「神童」→「名門中学に合格」→「引きこもり」→「大検を取得で大学へ」→「2年足らずで失踪」→「上京して芸人に」→「借金から債務整理」→そして、「復活(ルネッサンス)! 」という人生すごろくを経験した著者ならではの面白エピソード満載です。

中学生の必読書に指定してほしいくらい、読みやすくためになる。

とはいえ、ひきこもりできるのは逃げる場所がある恵まれた環境の人だけです。

逃げ場のない人間は、ひきこもりもできずにいつの間にか消えてしまいます。

この本が、ひきこもり進行中の人を立ち直らせるための何かノウハウを提供できるかと言えば、おそらくノーです。

でも、生きていればきっといいこともあると信じられる本です。

ひきこもりに入るきっかけも些細なことなら、脱出するきっかけも些細なこと違いありません。

脱出に成功した先人の生きざまを学ぶこともきっと無駄ではありません。

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2018年10月03日

Posted by ブクログ

自分をどこまでさらけ出せるのか?っていうのが自伝だとしたらそれに成功している。小説のコツは、ああ、これは俺のことを書いているって思わせることだって言うけど、この自伝も、そこまでさらけ出すことによって「ああ、俺とおんなじだ」と思わせる場所が出てくるという。ただ、売れていく過程をもうちょっと書いてくれるとよかったかなー読者のカタルシス的にはと思わなくもない。

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2016年05月25日

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