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『イギリスの歴史が2時間でわかる本』
歴史の謎を探る会[編]
『きちんと理解するイギリスの歴史』
内藤博文
この2冊は同じ著者かと思う。話の流れと図がほとんど同じ。前者の内容を少し厚くしたものが後者。
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面白かった!世界史は高校2年生の時にダイジェストで習っただけで、範囲が広すぎて全く身にならなかった。本書はイギリスの歴史を分かりやすく説明する本。とてもよくまとまっていて、王室や欧州との領地の取り合いや戦い、政治家や産業がどう発展してきたかの流れが分かる。断片的な知識やいつごろ何が起こったかということは知っていても、その裏にある、どうしてそうなったのかという部分が欠落していたので、なるほどあれはここにつながるのか!と目からうろこを落としながら読んだ。
もちろん初めて知ることも多かった。インドや中国との関係、パレスチナ問題を引き起こしたのはイギリスだったこと、数々の陰謀など。
イギリスを中心として歴史を見ると、小さい島国ながらエンパイアを築いたイギリスが古ぼけた小国に衰退した背景が理解でき、これが今まさに起ころうとしている欧州連合からの離脱後どうなっていくのか、非常に興味深い。世界史に精通している人には物足りないだろうが、私は読んでよかった。
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たまたま目に付いたから買った一冊ではあるが、非常にわかりやすい。
教育実習等でも参考につかえると思う。
世界史が苦手でも読みやすいのでオススメ!
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イギリスの通史が簡潔にまとまっていて良い復習になった。簡潔故に要点がわかりやすい。
ただ、ウィリアム1世にはじまる歴代国王にきちんと触れられていたのに、なぜかジョージ2世とヴィクトリア女王の間(ジョージ3世、ジョージ4世、ウィリアム4世)だけすっ飛ばされていたのが惜しい。
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知ってるようで知らないイギリスの歴史をとてもコンパクトに読みやすくまとめられている。
大英帝国が残してきた栄光の軌跡と禍根、それが今の国際情勢にも深く関わっていることがよくわかる。
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これは良書。
物足りない人もいるんだろうが、歴史嫌いの私が最後まで楽しく読み切りました。
これくらい要約してもらえて、はじめてわかる人もいるのです。
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歴史の本なんて読んだことない自分がイギリスに興味を持ち読み始めた一冊。2時間では読み終えることはできなかったがなんとなくイギリスの歴史を理解することは出来たと思う。
Posted by ブクログ
まず長所から挙げると、読みやすい文体ですらすら読める。細かい節立てと重要語句のふとゴシック化でポイントが分かりやすい。よくも悪くも高校生向け参考書っぽい。
問題点は、まず著者名が「歴史の謎を探る会」としかなく誰が書いているのか全く不明。巻末に参考文献が載っているが引用表記もなく、図版・文章ともに参考文献の引用なのかオリジナルなのか分からない。
もう1つの問題点は歴史に解釈が入っており、「~は~だ」の言い切り表現が多いこと。ある意味で予備校の先生っぽい書き方。解釈すること自体は問題ないとして、その解釈のみが真実のように読めてしまうのは危険ではないか。この本でイギリス史の流れを簡単に予習・復習して他のイギリス史の本を読むのがよさそう。
Posted by ブクログ
イギリスの成り立ちから現代までの歴史をざっと俯瞰するためには良い一冊。しかし、突っ込んだことはあまり書いてない。つまり、各トピックについてバランス良く記載してある。
各章の始まりに年表があり、良かった。一方で、複雑な家系図を頭に入れながら読もうとすると、とても2時間では読破できない。しかし、各出来事のつながりにも、随所で触れているので、歴史の遠因を知ることができる。高校世界史の記載より、さらに深い内容が記載してあると思う。
Posted by ブクログ
タイトル通り、イギリス史の簡略な概説書である。
本当にイギリス国内で起きたことを中心に、かつ政治史にピントを絞った簡潔な叙述である。
国際情勢の解説は最低限に抑えられており、イギリスでいつ・だれが・どのようなことをしたか、の順を抑えるには適切だが、なにぶん国際情勢を大幅に割愛しているため、現代史に近づけば近づくほど「なぜ?」が見えづらい大味な記述になってしまっている。
とは言え、本書の企画からすればその狙いは十分に達成しており、イギリス史のあらすじを掴むうえではコンパクトで便利な一冊だと思う。
Posted by ブクログ
イギリスの歴史を人物や出来事で辿っていく。
それぞれ簡潔に短く書かれているので読みやすい。
が、一つの流れになっていない分、教科書のような感じである。
そのため少し退屈してしまうが、知識を得るという意味では、項目ごとに読み返せるのでいいのかもしれない。