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Posted by ブクログ
谷川俊太郎さんと、詩を書き始めて一年の内藤里永子さんが初めて顔を合わせて、打ち合わせなしで、一夜の詩遊び(朗読披露)をしたときの記録だそうです。
私は谷川さんの大ファンなのでやはり谷川さんファンであられる内藤さんが谷川さんに向けて詠まれた詩がすごく新鮮にかんじられました。
内藤さんの詩では
「谷川俊太郎さんに」
「白い部屋見つけたの」
「気分はこんな風」
がいいと思いました。
谷川さんの詩では
「夢の中の設計図」
がいいと思いました。
内藤さんが巻末にかかれた「ひと夜の詩遊び・ノート」も会場の雰囲気が伝わってきて、楽しかったです。
和歌は人麻呂、俳句は芭蕉、詩は(わたしたちの世紀に)谷川俊太郎。
だそうです。
Posted by ブクログ
テーマを決めて二人で詩を読みあう。
一夜限りの楽しげな遊びである。
谷川俊太郎さんは詩人である。
言葉が何も見ていない所がすごい。
彼の言葉は、きっと記憶すら届かぬ深部から掬いとったもの。
内藤里永子さんは詩を詠む人である。
その言葉はしっかり「生」を直視している。
ぴったりとくっついた詩をはぎ取る様に詠まれた詩。
お互いが
お互いの透き通った体の向こうにある<遥か>を見据えている。
100年後、きっとこの場に彼らはいない彼らを見捨てて、終わりから放たれた詩は自由奔放に飛び回る。
しかし実は…
>潜んでいる言葉を紙の上に引っ張り出したい!
>ぼんやりとした影でしかない言葉を現像したい!
>光速で飛び回る言葉にタックルしたい!
詩人でさえも、容易に捕まらないのが言葉なんだなぁ~
Posted by ブクログ
谷川俊太郎さんと内藤里永子さんによる、一夜限りの詩遊び。
言葉と言葉が重なって、紡がれて、
朗読していて優しい気持ちになりました。
自分の気持ちに素直になることは、心地良いことです。
「ことばのかくれんぼ」「春に」「青い花束」「芝生」すきでした。
テーマ「傷つくいのち」の詩は、胸が詰まりました。とくに「兵士の告白」は涙が出ました。
「輝く今日とまた来る明日」を
精一杯生きたいです。
Posted by ブクログ
楽しそうな感じがとてもよい。
言葉たちが大切に扱われているのがわかる。
響くうたがたくさん。
何度も見返して、たいせつに噛みしめていきたい本。
とてもすてき。装丁やアートワーク含め。
宝物になりそうです。
この一夜を経験した人がうらやましい!