【感想・ネタバレ】それから、君を考えるのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

美しい表紙や印象的なタイトルもさることながら、本編の作中に流れる風の匂いさえ伝わってきそうな感じがすごい。背景やモノローグも素敵。
というか河井英槻好きな人は絶対すきだと思うし、またその逆も然りだと思う。

・それから、君を考える
高3という過渡期ならではの葛藤、田舎における閉塞感。
お互いが別離を通して今まで当たり前にそばにいた相手についてほんとうに考えだしたんだろうなと。切ないけれど、「考える」と現在形なところに少し救われる。

・最後の命令
とっても短いけれど印象的なお話。

・Young oh! oh!
わかりやすくハッピーエンドで明るいお話。
何よりヤンキー君が可愛いけれど、嫌われたくなくてひたすら自分を押し殺して生きてきた主人公に共感する人も多い気がする。

・夜明け前が一番暗い
個人的に1番すきだったお話。攻めは大学生くらいでもよい落ち着きっぷり。

3
2015年08月09日

購入済み

短編集。表題作はとっても切なかった。
「最後の命令」は再会モノかと思ったら違って残念。
「夜明け前~」はツッコミどころもあるけど互いが大事な存在であることは強く感じる。

1
2022年09月29日

Posted by ブクログ

『大好きだった ……心の底から』

はぁーーーーーーー、切な。
結ばれる話もあったけどさぁ、でも最後の全部の話終わった後の絵でもう切なさの拳をみぞおちに入れられたよね……。
しっかもなんか切なさがかなりリアルなんだよ。ドラマチックに泣かせるんじゃなく、自ら終わりを選ぶ覚悟が、幸せへと踏み出せない弱さが、そこにあるんだよ。
儚い……。

1
2020年04月02日

購入済み

しみるー

どの作品もステキだった。切ない話もあればハッピーな話もあったけど、どの作品も短編だったので、続編が読みたいです。特に最初の作品。地元に残った彼と、東京に行ってしまった彼その後が読みたい!そしてハッピーであってほしい。

#泣ける #切ない

0
2023年01月24日

購入済み

オシャレ

こんなに読み応えのある短編集久しぶり。
短編集ってどれかひとつふたつあたればいいくらいだと思うんですけど、それぞれ短編っぽい幕の引き方があって、所々ポエミーなところがオシャレですごく好き。

0
2020年11月26日

購入済み

切ない

4つの話の短編集だけど、どの話も世界観しっかりしてて読み応えあった!
表題作めっちゃ切ない(*´Д`*)
最後の表情…タイトルの意味をまた考えて妄想にふけってキューンてなりました。

0
2019年12月19日

切ない

学生の間の、一瞬みたいに儚い恋の話。
馬鹿話しして笑うこともウソみたいに切なくてたまらなくなることも、このほんの数年だけのことかもしれません。
すごく完成度の高い作品です。
私は紙媒体で持ってますが、絶対手放さないと決めている作品のひとつです。ぜひ。

0
2017年06月24日

Posted by ブクログ

切ない度★★★★ 筋肉度★

表題作の「それから、君を考える」
ヤスとタカシ、親友同士の18歳夏から冬を越えて春になるまでを、将来について考え揺れ動く年頃の心を描いた作品です。田舎を出て東京の大学を受験するタカシとそのまま残り実家の豆腐屋を継ぐヤス。互いの言葉に揺れることなく道を違う二人ですが、ラスト10ページ、ヤスくんからの言葉で、故郷を離れること・今が思い出になってしまうこと・それでも選んだ自分の道について、改めて気づかされるタカシの表情に共感できました。タイトルの意味も考えさせられる、ヤスくんの愛に溢れた言葉が胸を打ちました。どこにも持っていきようの無い気持ちが涙となって溢れたラストのコマが大変印象的でした。
同時収録の「夜明け前が一番暗い」も、場所や境遇は違えど迷い傷つき大人になりたくてもなりきれなくてもがく高校生のお話でして、それでも自分は自分でしかいられないことをきっちりと言葉にして伝えてくれる作品です。
全体的に、台詞やモノローグがやや多めで真面目な印象です。収録作品には他にも、「Young oh!oh!」は笑いありのヤンキーBOYとの王道恋愛、「最後の命令」は切ない屈折した恋と、収録バランスがとても良く、プランタン出版さんから期待大の新人作家さん登場です。

0
2015年11月20日

Posted by ブクログ

どのお話も余韻があって素敵ですが、ヤンキーと隠れオタクの話以外はどれも後味があまり良くない……
でも嫌いじゃない。
続きがあればもっと幸せな感じになりそうだけど、これはこれで良い気もする。でもちょっとだけ消化不良なような……。

0
2016年07月26日

Posted by ブクログ

特典:ペーパー(旭屋書店)

短編集。canna(プランタン)
初コミックス
えーっと、雲はるさんと、ヤマシタさんと、永井さんと、それからオノさんを足して割ったみたいな、そんな絵。
線は細め。(カラーは太めにしてるのかも?なんか時々絵柄が安定しないw
プランタンっぽい、繊細でキレイで、儚くも美しい絵とお話。

それから、君を考える
田舎な高校生・ヤス+タカシ。東京の大学に行きたいタカシと、表面上はそれを応援しながらも自分の想いに揺れるヤス。想い合う二人だけれども切ないラスト。

最後の命令
周防(ヤンキー?)+佐野(真面目系メガネ。のち弁護士)。高校?の同級生だった。周防の命令を聞くパシリ佐野。周防に対してちょっと憐れみあり。本当に短いお話で、なんとなく切ない話。

Young oh!oh!
ヤンキー・辰朗くん+隠れオタク・ケイジ。まぁなんですか、短いながらもすっとこかわいいお話ですなww

夜明け前が一番暗い
大×要ちゃん。高校生。親が離婚してモヤモヤする要ちゃんを慰める幼なじみの大。要ちゃんを取り巻く家族と、二人の想いのお話。この本の中で唯一絡みあり。

0
2015年10月08日

Posted by ブクログ

デビュー作品。シリアス短編集。高校生もの。
別れエンドがあります。

自分の将来、自分の趣味、家族のこと、両親の離婚、過去の記憶、いろいろ悩んでる人たちの話。

0
2015年08月27日

Posted by ブクログ

あーこれ好きな感じのビターエンド。切ないけれどいつか二人の人生は交わるかもしれないと予想させるエンドで、あえて別れるところがいい(表題作)。どの作品もちょっと短編小説みたいな味わいがある。モノローグとか詩的な文章が印象的で、でも決して説明過多じゃない。微妙な気持ちの揺れとか感性が素晴らしいと思いました。ところどころ手描き部分があって同人誌?みたいだし雑な部分もあるけれど、それが魅力になっている。「夜明け前が一番暗い」が一番好きかなぁ。切ないけど暖かい。

0
2015年08月15日

Posted by ブクログ

cannaのBL本って独特な雰囲気があるイメージがあって私は好きなんです。そして、タイトルと表紙からずっと気になっていた、この小松さんのデビュー作の本、やっぱりとても好きでした。
単発のお話が何本かあるのですが、ハッピーエンドは少なめです。一番最初に収録されている表題にもなっている作品がバッドエンドなので、切ないBLのイメージを抱くかもしれませんが、ただただ悲しいバッドエンドではないのかなーと思いました。
この本の登場人物は高校生ばかりなのですが、高校生なりの純粋な愛、というのが感じられました。
特に大きな動きのあるお話ではないですが、読み終わったあとに余韻を感じられる作品かなーと思いました。

0
2015年07月31日

ネタバレ 購入済み

どのお話でも、よく言えば繊細、悪く言えば女々しい性格の人物が多い印象でした。
思春期の年齢のキャラが多いから?
素敵な表紙とタイトルに釣られて購入しましたが、表紙に描いてあるような笑顔のエンディングは望めません。
儚い瞬間を描くのが得意な作者さんだと思います。
静かめで雰囲気を重視するBLが好みな方におすすめです。

0
2020年04月27日

購入済み

不完全燃焼

4つ話があるけど、1つ目と2つ目は不完全燃焼でした。えっ?ここで終わり?と思うような感じです。

0
2020年03月05日

Posted by ブクログ

報われなくてやりきれなさだけが残って後味悪かった。タイトルが「それから、きみを考える」なんだから、考えた後の話が知りたかったよ…その後は読者に委ねず作品として読みたかった。

0
2016年08月07日

Posted by ブクログ

高校生ものが4作入った短編集。どれも思春期の男の子の揺れる気持ちがストレートに伝わってくる話でした。
ペンタッチとか、どこかノスタルジックな作風なんですよね。

表題作は片田舎で育った高校生のタカシが、現状につまらなさを感じ夢と希望を求めて東京の大学を受験しようとする話。でも、ヤスはタカシがいたからこそ、ここに暮らす大切な意味があったんですよね…切なかったです。今後はどちらかが勇気を持てば、まだ発展の余地がありそうな二人です。

『最後の命令』
状況は大体つかめましたww
それで?というその後の部分が少しくらいは欲しかったですね。
これだったら、リーマン部分はいらないような。高校時代だけで充分切ない話になると思うので。
リーマンの現在からの回想シーンになると、どうしてもそこに再会愛を期待しちゃうんですよね~

『Young oh! oh!』
タイトルが往年のあの番組…!なぜ??
いろいろとりつくろってるうちに、なぜかヤンキーとつきあってることになってしまった話。コミカルでかわいくて切なさもあって、胸キュンになりました。

『夜明け前が一番暗い』
唯一Hシーンがありました←
家族のごたごたから逃避したくなり、自分の居場所を求めて悩み苦しむ要。思春期特有の不安定な心が上手く表現されてるなと思いました。
こういう時期あったな~と懐かしく感じました。
そんな要を見守りつつ気持ちを押さえきれなくなる、いい人代表みたいな大輔もよかったです。
大人になるには少し未熟ながらも、確実に成長している二人の姿がよかったです。

初コミックスで短編集でしたが、その中にも作者さんの才能の片鱗をうかがわせるものがありました。
次回作も楽しみです。

0
2015年11月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

絵がキレイ。しかし…。うーん表題作とか島と家族に縛られた受験生がひとりグルグルしてるだけのような…たかが受験されど受験…?両親との確執はどうなったん…。なんか脇役に焦点当ててるのに、結局重要ではなかったんか?ていうのが腑に落ちないモヤモヤ。…残念ながら合わなかった。

0
2015年11月15日

Posted by ブクログ

優しいやわらかな切ないお話が多い。
特に表題作は、こういうの大好きなんだけど、商業でやられると「えっえっこれで終わりなの?幸せになんないの??」ってなる…同人なら大好きなんだけど…いや商業でも好きだけど、やっぱり商業って、BLって、幸せになってなんぼみたいなところあるし、自分も思った以上にその典型に期待してるんだなあ。
これは下手にハッピーエンドじゃないし、蛇足もないからいいのかもしれない。
最後の、受けの親が離婚して~みたいな話は受けの性格というか境遇がものすごくストライクだった。
全体的に、BLの王道展開に頑張って逆らってる感がある。意表をつくような展開ってわけじゃないんだけど、「BLってこうなるよね!こうなるって思うよね!」ってわかって描かれてる感っていうか…きっと作者さん自身たくさん読んできたんだろうな~っていう…なんて言えばいいんだろう。
あと、とうでもいいところだけど、やたら言葉がちゃんと使われてて逆に違和感があった。「~してる」じゃなくて「~している」とか。

0
2015年10月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

思春期の葛藤する高校生たち。胸が詰まるような思春期特有の切迫感が伝わってきて良かった。でも表題と『最後の命令』には、そこで終わり!?と思ってしまった…^^; 表題は本編別離で終わってるし、あとがきでもヤスが独りきりで海辺に佇んでるし、本当にこれで終わりなの?だとしたら切なすぎる…って思ってたら、とらのあな特典のリーフレットでタカシと再会してて救われた(;_;)しかし何故本編に入れてくれない(^^)?

0
2017年10月07日

「BLマンガ」ランキング