感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大島さんのサバとの暮らしを覗き見ているような、大島さんと長電話でもしているかのような親近感をもった。ノミの呪いの結末が面白かった。4歳の時から何度となく読み返している。これからも読み返すであろう、実家のようなマンガ。
Posted by ブクログ
自分の周りを取り囲む、生き物達の事を。
私は普段、どう感じていたんだっけな…、
と、思いをフト、巡らせたくなってしまった。
飛びまわるハエ。
うごうごと蠢く毛虫。
また、ごみ収集場に集まっているカラス。
嫌。
気持悪い。
不快~~~
すーっと庭を通り過ぎてく猫がいる。
可愛い!^^♪と、一瞬思うだけ。
昆虫、害虫、動物、ヒト以外のあらゆる生き物…
は、完璧に切り離され居るんだな、と、気付いたつまらない世界感。
『サバ』とは著者が飼っている猫ちゃんの事だ。
著者が振り回した(感性)と言う名の魔法の杖は、
あらゆる生き物を擬人化し、
見えにくかった世界のいちぶをちょっと傾けてくれた。
『サバ』が知ってる、家の中で一番心地よい場所が
そこに現れた様なぽかぽかコミック♪
Posted by ブクログ
すごくすごく好き。
大島先生の視点は本当にすごい。深い。
単なるネコエッセイの枠をはるかに超えている。
擬人化ってあんまり好きじゃないけど、これは大好き。
むやみにしゃべったりすることなく、その存在感だけが大きく擬人化されているから。
人間よりも大きく描かれているあたりからも、サバの存在の大きさが分かる。
ノミや●●ブリやハエまで擬人化されていて、これらが喋ったりしているのは逆に面白い。
Posted by ブクログ
大島弓子の手にかかれば、全ての生き物が擬人化されてしまう。猫はもちろんのこと、ダニまでも。猫関連の漫画小説織り交ぜて考えても、大島弓子の猫本てのは秀逸の中の秀逸だと思う。この人は何かが欠落していて、けれどそれに余りあるくらいの何かを備えている。すっかり新しいペットが欲しくなってしまった。。。(07/10/18)
Posted by ブクログ
やっぱり私はグーグーよりこっちが好きだなあ。なんでだろ。サバはもうあの姿でしかイメージできない。実際はどんな猫だったんだろうな。冒頭でいきなり五位鷺まで擬人化されていて(!)あらためて大島先生の発想のすごさに感じ入る。ノミのポーレットとミシェールがあまりにも可愛い。
Posted by ブクログ
猫にゃんが、といわず、鳥や虫なでもが擬人化されているのに慣れるまで、少し時間がかかった。だから、飼い猫であるサバが、毛皮のコートを着てないのが不思議に思われる。
猫漫画には違いないが、大島さん自身が中心となって物語が進んでいくので、人間の世界にうまくなじめない繊細さが、浮き彫りになる。そしてサバのいることで生活を送っていける。
まだ若かった自分自身と重なって、いまはもういない飼い猫ジョジョのことを思い出した。
いつか、また、猫にゃんをぎゅっと抱きしめられる時がくるのだろうか。
Posted by ブクログ
サバと大島弓子は一対一で生活するがゆえ、
「人間VS猫」の図式が際立つことなく、
あくまで同等な立場として描かれる。
それは、大島弓子に対して描かれたサバの大きさからもうかがえる。
擬人化したとしても、
それが「ミニ人間」ではなく、
大島弓子よりも大きく描かれていることは特質すべき事項。