感情タグBEST3
Posted by ブクログ
『いやいや、絶対バレるでしょう』と一瞬思ったものの、一旦脇にすっと置いて、純粋に展開を楽しめました。
政治のことも分かりやすく書かれていて、勉強にもなりました。
Posted by ブクログ
サイコー の一言に限ります。
初めの方はなんとなく、「面白いかも」と思って読んでいたんだけど、ドンドンピンチになっていくところがサイコーです。
個人的には今読んでいる「ゴッドオブブラックフィールド」に近い展開が出てきたので親近感もありました。
Posted by ブクログ
四十歳のイケメン総理は小泉進次郎、影武者は小泉孝太郎かな?でも慎策の話し方があまりにもジジ臭いので、エンケンさんを思い浮かべながら読みました(笑)息子と入れ替わっちゃうドラマを見たからかな?
実際にはあり得ない(と思いたい)話だが、素人が政治に立ち向かうので普段政治に興味がない・よくわからない人(私!)にも読みやすい。やはり難しい言葉が多く出てくるのはお勉強。
嫌な政治家も、有事となれば人間らしい心を覗かせていたのが良かった。本物の政治家たちもこうなんだろうか、、?
vsテロでは憲法9条について描かれている。テロに巻き込まれた数人と、日本国民全員どちらが重いのか、、?
Posted by ブクログ
これもまた引き込まれて一気に読んでしまった
表題通り総理にされた男が、どういうふうに乗り切っていくのか
ドキドキワクワクハラハラと読んでいけた
最後はハッピーエンドで終わって何より
いやー
こういう政治家いたらすごいのになって思うけどそうはなかなか小説のように行かないが
本の中では夢見させてもらえました
Posted by ブクログ
半沢が好きな人は、この作品も好きだと思う。総理に瓜二つの売れない役者が、病に倒れた総理の替え玉として政務に奔走する話。政治に関してほぼ素人にしては、いくら役者と言えども語彙が豊富すぎるし、演技力だけでカバーできないと思う。しかし、そんなところには軽く目を瞑れるほど、痛快で面白い。
無理があるという声があるのもわかるけど、フィクションの世界でくらい夢が見たいし、頼れるリーダーについていきたいと思うのが一般市民の本音だよなぁ、としみじみ。
中山七里さんは2作目だが、これは他の作品も読まねば。文庫版の池上さんの解説も読みたかったな。
Posted by ブクログ
総理の替え玉になった売れない舞台役者の奮闘。
一VS閣僚
二VS野党
三VS官僚
四VSテロ
五VS国民
内閣総理大臣・真垣統一郎のモノマネで脚光を浴びていた舞台役者・加納慎策が、真垣の急病により、総理の替え玉にされてしまう。
その片棒を担ぐ官房長官の樽見と、慎策の同級生で経済学者の風間は、答弁や官僚との折衝などをサポートしつつも、慎策が自分の言葉で語り始めていくことに、期待と不安をにじませていく。
そんな慎策に国家存亡の危機、内閣崩壊の危機が懸念される重大事案が発生し、決断を迫られる。
素人でしかない慎策は、この危機を乗り越えることができるのか?
作者の集団的自衛権や安全保障、しいては国民の政治参加への批判まで、強烈なメッセージを感じました。
やはり国を動かすのは民意でしかない。
Posted by ブクログ
政治家の話=つまらなそう、という感じでいるのだが、作者が中山七里ときたら、これは面白そうではないか。
現役総理大臣にそっくりな売れない劇団員が、突然総理として担ぎ出されるという設定に、もうムリがあるのだが、そこは作者の腕の見せ所。
小難しい経済政策やら政党間の軋轢、官僚主導の悪害など、フィクションではありながら現実を思わせる設定が非常に分かりやすく頭に入ってくるから不思議。
しまいには第三国で日本大使館がテロに遭うなんていう、ありそうな(実際ペルーでありましたね)プロットも、見事。
NHKのデータ放送まで飛び出してくるから、そこはご愛敬か。
取り残された彼女の行方もきっちり消化できて、久しぶりに読書を楽しめた一冊である。
Posted by ブクログ
テレビドラマ的なコメディーかと思ったら、設定はともかく最後まで真面目でした。この作家さん、政治にもこんなに詳しかったのか、相当勉強したのかな?そっちにも感心しました。
Posted by ブクログ
エンタメとして良。
この作家さんは別シリーズの主人公達といい、本当に「おいしい」キャラを生み出す能力が抜きん出ている。
今作は多少、憲法とか政治の仕組みとか必要だけど説明長くてページ稼いでる感じは否めないけど、今の日本を題材にフィクションだからこその痛快な展開で楽しませる。そして、やろうと思えばこのまま続編がわんさか生み出せる。
Posted by ブクログ
まあ、のっけから無理のある設定ではあるが、エンターテイメントとしてはなかなか楽しめる1冊。魑魅魍魎の妖怪世界と化している政治の世界を痛快に皮肉っていて、胸のすく思いです。
Posted by ブクログ
サクサクとは読めなかったけど、展開はおもしろかった。
初めて総理にあわされた日からえ?そんな重症ぽくて大丈夫なん?とは思ったけど…え…樽見さん…そんな…
話はおもしろいけど、風間さんは呼び戻してあげて…彼女だけが味方なんてそんなんじゃ日本を任せられないよ…?
現実には無理がありすぎる設定だけどおもしろかったです。
Posted by ブクログ
売れない役者であるそっくりさんが病魔に倒れた総理の替え玉に…。数々の政治課題に対し胸のすくようなメッセージを発信、国がひっくりかねない国際テロに立ち向かう…。困っている者を救いたい」「世の中の不公平をなくしたい」その純粋な想いが支持を得る。政治家には耳が痛いだろうなあ。最初から最後まであり得ない設定で荒唐無稽な展開だが理屈抜きに面白い!
Posted by ブクログ
そんなことある!?な設定やのに面白い。
めっちゃ引き込まれる。
そんなに政治の事を知らないから読むのにちょっと時間かかったが、おもしろかった。
こんな人が政治家でいてくれたらなぁ。
七里さんの本は色んなお話が読めてほんまに楽しい。
Posted by ブクログ
面白かった!
私みたいな政治素人に
わかりやすい解説本のようでした。
奇しくも、病気の安倍さんから菅さんに交代したばかり。
樽見さんと菅さんがダブりました。
こんなに簡単ではないにしろ、
政治家の皆さんに読んでいただき、襟を正して頂きたい。
Posted by ブクログ
評価は4.
内容(BOOKデーターベース)
総理の“替え玉”にされた売れない舞台役者が国民の怒りと願いを代弁する。圧巻の予測不能な展開!読み終えた後の爽快感は必至!人気作家・中山七里が政治の世界をわかりやすく、感動的に描いた、ポリティカル・エンターテインメント小説!
常日頃から国民が言いたい事がてんこ盛り。経済の話などは苦手なので難しいが、政治家の官僚の腐った部分を真っ直ぐ指摘する下りはすかっとした。
敷いて言えば最後の部分は不要だわ。ファーストレディはもっと慎重に選ばないと。行方不明だ!大騒ぎして相手の立場も考えない行動をする女性で本当に良いのか?
Posted by ブクログ
ストーリーはべたな感じがしないでもないですが、今の政治に不満がある人が読むとちょっとすっきりするかも。
憲法改正なんかも色々意見ありますが。
戦争放棄も前提として当時の国連軍の存在があってこそ。であって、今の時代に戦争放棄が成り立つわけもなくという気も。アメリカがアジアから撤退したら、あっという間に某国の属国になりそうな。
国民もそういう政治に危機感がないよな~と思う本でもありあした。面白かったです
Posted by ブクログ
実際にはあり得ない話だが、中身は面白かった。似たような話で池井戸潤『民王(たみおう)』と言う作品も面白かったが、こちらが寄りシリアスだった。で最後はどうなるのだろうか?このまま総理を続けられるのだろか?と言う疑問は残るが、それはこの作品では掲載されていない。いずれにしても軽くさっと読める作品だ。
Posted by ブクログ
この世には自分と同じ顔をした人間が3人いるという。
売れない舞台役者・加納慎策のそっくりさんは、
あろうことか、内閣総理大臣・真垣統一郎だった。
慎策は顔そっくりを利用し、
総理のモノマネなどをしてほそぼそと役者活動をしていた。
すでにまーちさんとhi2515さんがレポを書かれているので、
あらすじはもう書かなくても良いと思っているが、
かいつまんで言うと、
ある日、黒塗りの車に拉致された慎策は、
顔の変形する病気にかかって
意識不明の総理大臣の替え玉になれと
内閣官房長官・樽見から命じられる。
総理が完治するまでの辛抱と、思っていたのに、
突然、寝た切りの総理の心臓がとまり、
極秘のうちに、
慎策は本当に総理の椅子に座ることになってしまった。
東日本大震災のあとの復興支援予算が
本来使われるべきところに使われていないことへ怒りを覚え、
自分流の政治を推し進めるようになり、
アルジェリアでのテロでは、思いもかけない決断をくだし、
慎策の正体を知る樽見を驚かせる。
一般市民であり、政治に疎かった本来の慎策だが、
国の政治へのアツい想いは
本物の総理に近いものになっていくようだった。
恐いのは、総理の秘密を守ろうとする周りの国家権力だ。
慎策の正体を守るため、裏の国家権力が動いたのだ。
慎策の秘密を知る親友の風間は栄転という名目で、
遠い外国へ勤務地を変えさせられ、
突然行方不明になった慎策の捜索を
慎策の恋人珠緒から依頼されていた刑事は、
やはり栄転という名前で、八丈島勤務を命ぜられる。
聞こえのいい、「島流し」である。
政界の裏のことや政治のことなど
わかりやすく書かれていて楽しめたが、
政治家への不信感はどこまでも付きまとう。
腹黒い政治家に染まらない替え玉総理の潔さが、
すっきりとした読後感を生む作品だった。
Posted by ブクログ
政治や法律の事はよくわからないが、知識がなくても楽しめた。
現実にはありえない急展開や事件、最後はそうくるんだ!と、小説ならではの引き込まれる作品でした。
Posted by ブクログ
売れない舞台役者 慎策が、突然 真垣総理の替え玉として奮闘する事になった話。設定事態が面白く、引き込まれた!
現実とリンクする部分も多くあり、政治の勉強にもなったし少し興味が出た。
自衛隊へのメッセージに涙が…そして何より慎策のスピーチに、心打たれた!こんな政治家がいたら確かに支持率上がりそう。最後のスピーチ、政治家の皆さんにちょっと読んで貰いたい(笑)
個人的に、ラストは 真垣統一郎総理ではなく加納慎策として終わって欲しかったな。そして、風間さんに戻ってきて欲しいし。あと、樽見さん何で居なくなっちゃうの!どうすんのよーこれから!って思った。
Posted by ブクログ
マハさんの「総理の夫」の封切を前に、政治モノに惹かれた。
売れない役者の主人公が総理にそっくりなネタをやっていたことで代役を?!そんなことがあるわけないはずなのに、読んでいくと現在の政治家も実は本物かどうかと思ってしまうくらい、中山さんの物語に引き込まれた。代役だったはずなのに、いつまで?引き込んだ彼にも異変が・・政治モノということで油断していた。テロのところは中山さんらしく(?)描写が細かく、とても怖かった。
Posted by ブクログ
タイトルの通り、総理大臣に良く似た
役者志望の男が、急病で倒れた首相の代わりを務めるというファンタジーに近い話。
政治に関心がない、いわゆるノンポリの主人公が
内情を知っている官房長官らの手を借り、その役目を果たしていく。
非常に分かりやすく、国会議員の仕事や政治のカラクリなどが書かれていて目から鱗。
しかし汚くない政治家など存在するはずもなく、やはりこれはファンタジーだと思う。
影武者は本当に何人か居そうだが。
Posted by ブクログ
面白かった~♪
なんて爽快な物語なんでしょう。
最後の方では、総理の演説を読んでいて
思わず涙が出そうになってしまったわ。
本当にこんな総理大臣が出現してくれればいいのにな。
今の日本の経済の仕組みや、政治家と官僚の関係性などもとても勉強になりました。
この登場人物のモデルは誰かな?なんて考えながら読むのも楽しかったです。
Posted by ブクログ
替え玉といっても総理のよ。美味しい話をぶら下げられてもそこは断りそう。友達のふりをしてくれ、くらいならつとまるのかもしれないけれど、ここまで大事になるとね〜。
結局、自分の人生を棒に振って、他人として生きていくということだもんなぁ。きついわ〜。
彼女とうまくいきそうなことが救いだな。
Posted by ブクログ
ある日、売れない役者の加納慎策は拉致同然に官房長官の樽見に呼び出される。慎策が総理にそっくりで、ものまねをしていることに目をつけた樽見は、病に倒れた総理の替え玉となるよう依頼する。慎策は周囲をに気付かれずに総理を演じ、政治的困難に望んでいくが・・・
いくらなんでも指紋までとらないと判別できないことはないとは思うが、それなりに面白く読めた。どちらが先かわからないが、テレビでの投票方式は、たしか民王にもあったような。
前半は文句なし
ストーリー前半はさすがの中山さん。主人公の受難と対応力にぐいぐい引き込まれる。
ただ後半の主人公にカタルシスを感じるかどうかは人によるかな?個人的にはえっ?て感じで終わってしまった。
あと作中の経済論や安保関連なんかの解説は結構おかしい部分もあるけど、あくまで話の中の議員たちが言ってるだけだから嘘でも許されるでしょう。フィクションだし(笑)