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Posted by ブクログ
蘭学探偵第2弾。
蘭学探偵淳庵が、居候先の辰巳芸者の豆吉の浮気を疑って、
しょぼくれてしまう話が面白かった。
結局、全くの勘違いで、
旗本の父を亡くし墓参りしているうちに、
詐欺に巻き込まれていた話だった。
本当に余計なお世話かと思うが、
この話を1巻目にした方が良かったのでは。
登場人物たちに色がついたというか、
肉がついたというか。
あ、血肉が通った感じという表現が正しいのか?
トリュフ豚ならぬ、マツタケ犬の話も面白かった。
淳庵にはかみつき、
火盗改組頭になつくあたりは、さすが空気を読んでる。
それと、Armchair Detective の日本語訳は安楽椅子探偵ではなく、
炬燵与力だったらしい。