【感想・ネタバレ】裁く十字架 ――レンテンローズのレビュー

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Posted by ブクログ

文庫でも読んでいましたが書き下ろしがあると聞いて再読。シンプルだけど分り易くて王道の謎は俊介シリーズに通じるものがありますが、こちらは妖しげな雰囲気に加えて罪との対峙がテーマ。書き下ろしの「沈む教室」が暗い雰囲気で終わっていたこの作品に少しの温かみを与えて、更に物語の質を向上させていました。次回作も楽しみにしています。

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2011年04月19日

Posted by ブクログ

こっちが眠る竪琴よりも先だったらしい。サブタイトルじゃなくて、番号を振ってくれないものか……。

短編? 三つ?

話によって物語の中心人物が異なる。
中心人物は必ず事件を発端にした謎の中にあり、その謎を解く為に行動を始める。そこに助言者(多分シリーズ主人公)が現れ、助言を与える。
最終的に謎解きは、シリーズ主人公が勤めることになる。が、このシリーズ主人公は明らかにNOT人間である。要するに人外。

これまで読んだ感じによると、どうにも被害者的立場にある中心人物もまた、罪を抱えて事件の発端を担う、という感じになっているらしい。完璧な被害者はだから存在はしない?

だから……あれかな? 物語的には誰かは救われてるけど、本当の意味で救いはない――みたいな感じにも取れるのかもしれない。
謎はきっちりと解かれるが、方々にしこりは残っているぞ、みたいな感じか。

20150304

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2015年03月05日

Posted by ブクログ

ライトな感じでさっくりと読めてしまうが、実は流れているものはかなり黒い気がする。
黒いのだけれども、日常の、そこらへんに転がっているような感情が端緒だというところが、また、じわりと・・・。

謎を狩る者の狩り具合、というのだろうか。

救ってほしかった人は、結局、遡って亡きものになってしまったのだが・・・。

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2012年02月25日

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