【感想・ネタバレ】子どものやる気を引き出す「聴き方」のルールのレビュー

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我々の有り様の指標

前々からこの著者の方に同調直感が働いていたのだが、想像以上に聡明で素晴らしい方。
目次だけ読んでも正にと感ずる。
彼は我々の心の苦しみと喜びを本当によく分かっていて、この様に平易且つ優しい言葉で書ける人はそういない。
池田晶子著「14才からの哲学」を越える名著。
傾聴とはテクニックでなく、人生そのものであるという私の思いを包んでくれる。
老若男女、多くの人に読んで貰いたい最高の一冊。
人は賢しらになればなるほど世に教えんと言葉を放っていくが、そうなるにつれ、その人は他者の話を聞かなくなる。
弁証法の悪しき側面を心象から看破して、あくまで暮らしの常識に基づいた知見である傾聴を説いたカール・ロジャーズとその命脈は本当に優しくて正しい。

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2015年07月17日

Posted by ブクログ

子どもは心が満たされると、自分で成長していく力を発揮できる。子どもにとって大切なのは、親の傾聴だという。よい会話の例、悪い会話の例が載っていて、とても分かりやすい。丁寧な対話を心がけたい。

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2017年06月26日

Posted by ブクログ

題名通りの内容。
期待しているとおりのことが書いてあるという、意外とめずらしいパターン。(この手の本は、誇大広告的なタイトルが多いです。)

子どもの話を聴いているつもりで、親は自分の意見を押し付けているだけ、子供は次第にその状況に嫌気がさして、心を開かなくなっていく。

そうならないためには、親は子供の話を、きちんと聴く。傾聴する。
コツは、子供も自分とは別の1つの人格を持っている他人だと思う事。
確かに、これができると良いだろうな。
子どもを自己同一化せずに、ある程度距離感をもって、余裕を持って接すること。

ただ、聞いているだけでもダメ、そのまま同調するわけではなく、君はこう思ったんだねと、「あなたの感情」として理解してあげることで、子供も頭の整理がつき、過激な表現なども収まってくる。
(「受け入れる」のではなく、「受け止め」て返してあげる。)
これは、確かに重要だと思った。

この通りにできると良いけど、なかなか難しい。
ただ、こどもが不機嫌になることがどういう場合かということを察しられるヒントが入っているところが価値が高い本。

本文から

やる気を失わせる7つのNGワード
①指示語や態度で親の要望を強いる。
 「しなさい」「しなきゃだめ」
②将来のことを持ち出す
 「しないと、受験で失敗するよ」「そんなことじゃ落ちこぼれるよ」「社会に出たらやっていけない」
③過去のことを持ち出す
 「前派いい子だったのに」「小学校の頃はよくできたのにね」
④性格を指摘して否定する
 「ルーズな性格だからできないのよ」「飽きっぽいから結果が出せないね」「気が小さいのが原因だと思うよ」
⑤生活面のしつけや訓練などと混同する。
 「ルーズな性格だからできないのよ」「飽きっぽいから結果が出せないね」
⑥親が悲しいそぶりを見せる。
 「こんな子に育って情けない」「お母さんの気持ちも知らないで」
⑦世間体を気にする
「近所に知られたら恥ずかしいよ」

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2018年12月01日

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