キキという魔女の女の子が、さまざまな人との関わりを通じて、独り立ちをし、大人になり、そして母になっていく物語です。
特に、大人になっていく様が感じられる4巻「キキの恋」、5巻「魔法のとまり木」が甘酸っぱくておすすめです。
澄んだ描写、美しい描写がされています。そのため、まるで自分自身もキキの暮らすコリコの町にいるかのような、さらにキキ達と共に季節の移り変わりを感じているような気持ちになれます。そのため、最近、季節を感じられていないと感じたときに読むのがおすすめです。
また、「魔女の宅急便」は児童書であり、比較的読みやすいです。そのため、なんとなく疲れたときに読むと元気がもらえます。元気が欲しいときに読むのもおすすめです。
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14歳になったキキ。キキがアイデンティティの探索を進める巻になっています。
1巻に比べると物語としての起伏には欠けますが、「人から見た魔女のイメージ」と自分のギャップに苦しむ姿は、思春期の始まりを彷彿とさせます。
1巻の頃は何でもできると思っていたキキが、自分には何もできないことを実感し、また、「普通」の魔法をもたない人々にも、不思議(にみえる)力を持っている人が様々いることを知って、時々モヤモヤしながらも、成長していきます。親のような気持ちで見守っています。爽やかな読後感でした。
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魔女の宅急便、第2巻。
街の暮らしに慣れてきたキキ。
人々にもキキの存在が知られてきました。
色々なお届け物を頼まれます。
仲良しになりたくても、ついつい酷いことを言ってしまう女の子。
認知症が進んで、子供時代と行ったり来たりの。時の旅をしているおばあさん。
なんで、なんでと質問ばかりする男の子。
田舎に住んでいても自然と仲良しの女の子。
子供の写真をどこにいるかわからない旦那さんを探して届けたり
街で知り合ったおじいさんが入院先で、自宅に杖を届けて欲しいとたのまれたり。
色々な人々を通して、思いやり、悲しみ、色々な感情を学んだキキ。
トンボさんが風邪をひいて、薬をとどけたことから、母親と薬を作りたいとおもうようになる。
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初めて読んだころ、おしゃれしてカフェでゆりのアイスクリーム食べるなんてすごくキキは大人だなぁと憧れた覚えがある。今読んでみても、ゆりのアイスクリームはやっぱり羨ましい。
短いお話がいくつかで一冊になっているので、読みやすいです。文体も容易。ほのぼのするお話ばかりで私は好きですね。
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2年目のキキ。
一年経ったら実家に戻っていいって言う決まりがあるなんて知らなかった。
キキがますますたくさんの宅急便をしているけど、14歳特有というか、色々と自分のしていることについて悩む姿が書かれている。
でも14歳で独り立ちして住んでてキキってえらいなぁ。魔女の宅急便って私の中ではイタリアのイメージ。