感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ネイピア数や、微分についてわかりやすく書いてある。特に微分を距離、速度、加速度で見ていくのがイメージしやすく理解しやすかった。
まぁ、5章の後半ではテトラちゃんと化す訳ですが。。。
Posted by ブクログ
少し抵抗のある私を、無理のない自然なペースで、やさしく手を引いて数学の世界に導いてくれる。そんな本が「数学ガール」だ。
そこには楽しい世界が拡がっている。わくわくと、少し緊張の混じったどきどき。喜びと驚き。数学にまるで恋したみたいに、もっと知りたい、もっとのぞいてみたいと思えるようになる…
この本を読んで、自分の中でただの公式と化していた微分が、大変鮮やかに見えるようになった。微分についてよく知っている人にとっては物足りないかもしれないけれど、私にとっては十分満足できる内容だった。
数学は、なんでもそうかもしれないけれど、無機的に教えられるだけだから本当の魅力が見え切っていないところがあるのだと思う。あとは、見るべきポイント、見方なんていうのも、なかなか限られた授業時間内で構築しきれない。
数学ガールたちと一緒になって、自分のペースで見方を構築するだけで、きっと数学の世界は一気に色付くのだと思う。
Posted by ブクログ
高校数学で突如現れる微分や行列の日常に対する意味を捉えきれず興味を失ってしまった自分。
数学の授業がこんな風に意味を中心に展開されていたならば自分の歩む道も違っていただろうに。
日常に対する意味ばかりでなく、数学の定理の使いどころというか、関係性を興味深く伝えてくれる本シリーズの説明手法は素晴らしい。
おおもとの数学ガールシリーズではフェルマーの最終定理やらポアンカレ予想やら数学的に難易度の高い問題に触れられているので自然と説明も小難しくなってしまいがちだが、本書はあくまで高校数学の範囲。
昔を思い出しながら楽しく読める数学談義。
Posted by ブクログ
微分は瞬間の変化率を求めること、という定義から出発して、位置を時刻で微分すると速度が、さらにそれを時刻で微分すると加速度が得られるという物理法則としての定義と重ねて話がすすんでいく。
微分をすると何度行っても必ずしも定数になるわけではないという説明として、三角関数の例が説明される。これも物理でいう単振動、振り子を表す式になることと重ねて話がすすむ。
最後の複利計算の話では、収束、発散(正の無限大に発散、負の無限大に発散、振動)の考え方も出てきて無限の世界が垣間見れる。最後のミルカさんの証明は二項定理を使い難易度が高い。
もしも微分だけを学ぼうとしたならば、その概念が表す意味を見出すことは難しいが、物理との関係を都度説明されているのでイメージをつかみやすく、逆に微分を学んでいるという感覚が不思議となくなっていく。