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Posted by ブクログ
豊臣秀吉の死から関ヶ原の合戦を描く歴史漫画。直江兼続は関ヶ原の合戦のメインイベントには参加していない。直江兼続が当事者の話もあるが、それが全てではない。最初の『義風堂々!!直江兼続 前田慶次月語り』は前田慶次が直江兼続を語った。『花語り』は前田慶次と直江兼続が石田三成や島左近らを語る。
次の『義風堂々!!直江兼続 前田慶次酒語り』では後半は兼続の出生の秘密をめぐるバトルになった。それは兼続を主人公とした活躍を描けるが、歴史からは離れてしまった。『花語り』で歴史漫画の大道に戻る。
秀吉の死で徳川家康は天下を狙う。三成は家康への対決姿勢を持つ。三成以外の五奉行は存在感が薄くなりがちであるが、本作品のキャラクターは個性的に描いている。三成は五奉行筆頭でないことを上手く描けている。五奉行の各々の思惑を丁寧に描きそうである。