【感想・ネタバレ】ベンチウォーマーズのレビュー

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Posted by ブクログ

この本を手に取ったきっかけは、本屋さんの『酒飲み書店員大賞コーナー』でした。


え~どんなコーナーよ、それ!笑


が、最初の印象です。でもなんと12回も選考会をしている様子!これは面白そう!と思い、購入しました。
これが読んでみたら、酒飲みじゃなくても楽しめる!なんとも、青春真っ只中のお話でとても心地が良くなる本でした(^^♪

出てくる5人は最初、本当に不器用です。というか、素直じゃないというか…でも作りすぎてなくて、共感できるところも沢山あって。



THE・高校生の青春!



っていうのが、第一印象でしたが…
高校生じゃなくても、こういう場面あるなって思います。

例えば、大きなプロジェクトにかかわって出世すると自他ともに思っていたのに外された上に転勤とか…自信がなくて積極的に行動できなかったりとか…

本質的な部分って、環境が変わっても同じだなって。

「いやいや社会人になったら、もっと複雑でしょ~」
なんて言わずに、ぜひ読んでほしい!

がんばることのキラキラさを思い出せますよ~(*^^*)

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2017年01月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

評価:☆4.5

選ばれた者は受験に失敗するというクラス対抗駅伝、通称落伝。選ばれたのは部活でベンチを温めているだけのそれぞれ問題を抱えた5人だった――。

本筋も進めつつ、各章毎に各キャラに焦点を当てて掘り下げていくという構成。

・朔
本作の主人公で、膝を痛めてリハビリを続ける元バレー部エース。
特別に苦労することなく才能で全てを掴んできた朔の苛立ちや焦り、そしてそこから周りの人達からも影響を受けて少しずつ向き合っていくのは描写も丁寧で感情移入できた。

・伊織
学校では良い子ちゃんを演じているが実は・・・系の女の子。
あんな環境で育って演じ続けてってめちゃくちゃ根性あるよなー・・・崩れていくところは読んでて辛かった。
二次に限るがこういう子は割と好き。こういう子が、というか仮面が剥がれて素を見せるようになる瞬間が好きw
親のしがらみに囚われていた伊織が3でも2でもなく1になっていくところはグッときた。

・康太
結果よりも努力の過程が好きだという男の子。
だが親には結果が全てだと求めらてて・・・といった感じ。
作中での成長具合は一番かもしれない。
伊織のツンデレにやられてる辺りドМで将来が心配だ(笑)気持ちは分かるがな!w

・勇樹
ヘイトが集まりがちなキャラだけど根は悪くないから最終的にそこまで印象悪くなかった。
家族を大切に出来るやつに悪いやつはいない。

・恭子
可愛すぎかー!!!
恋する乙女の破壊力は半端ないですねwドキドキがこっちまで伝わってきた。
「伊織ちゃんのこと、応援なんかできないくらい、好きだよ」
このシーンめっちゃ好き。

・総評
どこか欠けた少年少女達がお互いに影響しあって少しずつ前を向いて走っていく姿は正に青春といった感じで読んでて気持ち良かった。
内面描写も丁寧にしてくれてたので感情移入もしやすかったのがグッド。こういうの凄く好み。
☆5にするか迷ったけど最後の駅伝シーンでカタルシスが来るとばかり思っていて、若干肩透かし食らっちゃったので☆4.5でw

「疼きの原因はな、焦りだよ。神様に振られた焦りだ」
「――うん、いいんだ。俺、今ここでやりきんなかったら、膝も治らない気がするから」

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2016年01月23日

Posted by ブクログ

高校のクラス対抗駅伝。男女5人の青春だ。それぞれのキャラが良い感じで好きな話しだな。 2015.11.4

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2015年11月04日

Posted by ブクログ

テストの後のスポーツ大会の中で行われる駅伝。
出場した人はなぜか受験に失敗するということから通称落伝と名付けられた競技に、ケガをしたバレー部のエース、サッカー部のマネージャー、バスケ部の補欠、バイトしながらラクロス部の部員、卓球部のダメ男が挑む。

成田さんの作品は人の心の動きをしっかり捉えていて読んでいて引き込まれますね。
ムカつくやつの心理状態までしっかり描いてしまうのでそこにイライラしてしまうこともあるのですが、そこがまた面白いです。
駅伝の大会ながらその過程にこだわって書いてあるのもいいですね!
次の作品もまた読みたいな!

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2015年05月05日

Posted by ブクログ

ありがちっていうと言い方は悪いけど、高校生たちが駅伝を通じて少しだけ成長する青春物語。
どんでん返しとか全然なくてほんとに王道な感じで、読んだあとさわやかな気分になれるはず。
ラノベに多い下品な感じも少なくて読みやすかった。
好き。

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2014年09月21日

Posted by ブクログ

物語は飽きることもなく読ませる、バランスのとれた作品。

作者の後書きに興味深い一言があるので抜粋。

『迷路の壁に「出口」と書けばそこが出口になるくらい力強いパワーを持っていた気がします。』
この人の書いたエッセイなんかも読んでみたい気もするが、それはまた別の話。

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2022年09月12日

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