【感想・ネタバレ】蒼林堂古書店へようこそのレビュー

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ネタバレ

『ミステリー好きが集う喫茶店…じゃなくて、古書店』

毎週日曜日、ミステリー好きが集う古書店を舞台に、ささいな日常ミステリーの謎を解き明かす14篇の読切り短編集。一話ごとにミステリー作品の紹介があり、これが秀逸!面白そうな未読作品が多々あり、読んでみたくなった。

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2022年10月20日

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短編のミステリと、ミステリの過去の名作を紹介する
「入門書」のコーナーが交互に出てくる不思議な本。
小説の方の(たぶん)主役の古書店店主が、
書評も担当している、という体で書かれている。

蒼林堂という「ミステリ専門の古書店」を舞台に、
週末になると集まる常連客と店主のやり取りを描く
「一幕物」が小説部分の基本。

その中で毎回のように「日常の謎」が取り上げられ、
店主のロッキングチェアディテクティブぶりが冴える、
というのが基本のパターンなのですが...

正直、この小説部分が、最初の内はなんだかなぁ...
という印象だった(^ ^; 謎が簡単だし、
謎解きもハンパな印象だし...

でも、グダグダした(失礼!)常連たちの会話が、
重ねて読んでいくうちに気持ちよくなってくる(^ ^
しかも、尻上がりに「もやもや感」が増していき、
最終章で全編通しての隠しストーリーが浮かび上がる。
そこで初めて、こんなに複雑な伏線を張っていたのか、
ということに驚かされる(^ ^;

いや...よくまぁここまで複雑な話を思い付くな...(^ ^;
読み始めは★三つくらいの印象だったのに、
最終章で★七つくらいに跳ね上がった感じ(^ ^;
最後の最後の書評のお遊びも粋だわね(^ ^

ミステリ読みの「入門書」としても良いのかも(^ ^
「読んでみたい」と思った作品がたくさんあった(^ ^

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2017年02月17日

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乾くるみのラストにニヤニヤしちゃう恋愛展開が大好物だ!!
だもんでこれはとても満足!!
あと、書評の本を読みたくなったので今後集めてみようかな??

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2016年07月29日

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日常生活の中で発生した謎を登場人物たちが色々と推理して解き明かしていく。謎解きシーンをたくさん見ることができるし、名作ミステリーも数多く紹介されていて、ミステリーの教科書みたいな1冊だなぁと感じました。
続きのシリーズもあっていいかも。

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2024年05月29日

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古書店を舞台にして、日常ミステリーを語り合うマスターと常連客がほほえましく、何故か癖になる短編集。最後の締めもくさいけど良かった

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2024年04月10日

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「乾くるみ」の連作ミステリ短篇作品『蒼林堂古書店へようこそ』を読みました。

『カラット探偵事務所の事件簿2』、『塔の断章』、『スリープ』、『セカンド・ラブ』、『六つの手掛り』に続き「乾くるみ」作品です。

-----story-------------
書評家の「林雅賀」が店長の蒼林堂古書店は、ミステリファンのパラダイス。
バツイチの「大村龍雄」、高校生の「柴田五葉」、小学校教師の「茅原しのぶ」―いつもの面々が日曜になるとこの店にやってきて、ささやかな謎解きを楽しんでいく。
かたわらには珈琲と猫、至福の十四か月が過ぎたとき…。
「乾くるみ」がかつてなく優しい筆致で描くピュアハート・ミステリ。
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「林」四兄弟シリーズの第3弾あたり、次男の「林雅賀(はやしまさよし)」が店長のミステリ専門の古書店・蒼林堂古書店に集まる面々が謎解きを愉しむ作品です、、、

「雅賀」は「ガガ」とも読め、「林」は「リン」とも読めるので、「ガガーリン」を意識した名前に間違いないんでようね… 本作品には、徳間書店のPR誌『本とも』に2009年(平成21年)1月から2010年(平成22年)2月の間に連載された作品がまとめられています。

 ■1.秘密結社の集い
  ・林雅賀のミステリ案内―1 ヒッチコックと推理小説
 ■2.アルプスの朝陽
  ・林雅賀のミステリ案内―2 邪魔が入らない場所
 ■3.都市伝説の恐怖
  ・林雅賀のミステリ案内―3 土俗信仰から都市伝説へ
 ■4.マネキンの足跡
  ・林雅賀のミステリ案内―4 日常の謎
 ■5.通知表と教科書
  ・林雅賀のミステリ案内―5 長編連作とつなぎの作品
 ■6.臨光寺池の魔物
  ・林雅賀のミステリ案内―6 誘拐ミステリの世界
 ■7.転居通知と名刺
  ・林雅賀のミステリ案内―7 共同住宅が舞台のミステリ
 ■8.鉄道模型の車庫
  ・林雅賀のミステリ案内―8 鉄道事故とミステリ
 ■9.謎の冷蔵庫メモ
  ・林雅賀のミステリ案内―9 名探偵と犯人の対局室
 ■10.亡き者を偲ぶ日
  ・林雅賀のミステリ案内―10 故人の想いを探る
 ■11.楽天的な愛猫家
  ・林雅賀のミステリ案内―11 猫と童話とミステリ
 ■12.塔に住む魔術師
  ・林雅賀のミステリ案内―12 謎の墜落死
 ■13.転送メールの罠
  ・林雅賀のミステリ案内―13 ミステリアスな女性
 ■14.解読された奇跡
  ・林雅賀のミステリ案内―14 あの人は正体不明


店長の「林雅賀」、店長と同級生の「大村龍雄」、高校生の「柴田五葉」、小学校教師の「茅原しのぶ」の4人に、途中からは「五葉」の同級生「木梨潤一」が加わった5人のメンツが毎月一度、蒼林堂古書店で顔を合わせ、100円以上の売買でサービスしてもらえるコーヒーを飲みながら、ミステリに関する蘊蓄を語り合い、身近に起こったことの謎解きを愉しみます… 物語の中で、登場人物が購入するミステリ作品や、会話に出てくるミステリ作品がさりげなく紹介される感じで、本書をきっかけに色んな作品を読みたくなるような、そんな作品、、、

また、物語の最後には『林雅賀のミステリ案内』として、物語の中に出てきた作品や話題に関連したミステリ作品が紹介されているのも嬉しいですね… ミステリのガイドブックとして使える作品でした。


個人的には、、、

『林雅賀のミステリ案内―1 ヒッチコックと推理小説』で紹介された、「泡坂妻夫」の『花嫁のさけび』や「石沢英太郎」の『ヒッチコック殺人事件』、

『林雅賀のミステリ案内―2 邪魔が入らない場所』で紹介された、「アガサ・クリスティ」の『そして誰もいなくなった』や「綾辻行人」の『十角館の殺人』、「東野圭吾」の『ある閉ざされた雪の山荘で』、

『林雅賀のミステリ案内―6 誘拐ミステリの世界』で紹介された、「エド・マクベイン」の『87分署シリーズ キングの身代金』や「原りょう」の『私が殺した少女』、「東野圭吾」の『ゲームの名は誘拐』、

『林雅賀のミステリ案内―7 共同住宅が舞台のミステリ』で紹介された、「横溝正史」の『白と黒』や「江戸川乱歩」の『屋根裏の散歩者』、「泡坂妻夫」の『亜愛一郎の狼狽』、

『林雅賀のミステリ案内―10 故人の想いを探るで紹介された、「横溝正史」の『犬神家の一族』、

『林雅賀のミステリ案内―14 あの人は正体不明』で紹介された、「東野圭吾」の『白夜行』や「宮部みゆき」の『火車』、「泡坂妻夫」の『亜愛一郎の狼狽』、

等々、読んだことがあり好きな作品や、読むつもりでストックしている作品が紹介されているのは嬉しかったですね… 読みたい本が増えちゃったなぁ。

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2022年11月30日

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話の内容も◎だが、店長が投稿としているミステリ本の案内が面白いです!毎回出てきた本を紹介しています。 近所に、コーヒー一杯(しかも美味しい)を飲みながら、本をゆっくり読む空間があるのは凄く羨ましいです。

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2021年12月04日

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蒼林堂古書店のカフェカウンターにマスター含め5人のミステリー愛好家が集まり、日常の謎やらについて語り合うお話し。ミステリー小説の紹介もあり、いろいろな本を読みたくもなりました。

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2021年07月16日

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ミステリの入門書としても読める。とは言っても、紹介されている作品は古いし、必ずしも作者の代表作が紹介されているわけでもない。
ある意図のもとの紹介なのだが・・・

いわゆる連作で、最後はスッキリ終わり読後感は悪くない。

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2017年12月11日

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ネタバレ

【あらすじ】
林亜紀、18歳。声優を志すものの、なかなか仕事にありつけない女の子。そんな彼女の運命を、唯一の特技である「トップアイドル・小沼エリンの物真似」が一変させる。喉の不調を訴えるエリンの「声の代役」に抜擢され、スイスに行くことになったのだ。有頂天になる亜紀。まさか旅先でエリンの死体を発見し、殺人の濡れ衣を着せられた挙げ句に命を狙われるとも知らず―。華やかな世界を舞台に繰り広げられるドラマチック・ミステリ。

【感想】

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2017年08月27日

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ミステリ専門古書店に集う客と店主が、ミステリ談義と日常の謎を持ち寄る小噺。実在のミステリ小説について毎回語り、章の合間にはミステリガイドも掲載。全体的に軽いほのぼの雑談だけど、読み進めるとロマンチックな伏線が。最後の一文までニクい。

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2016年10月18日

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書評家の林雅賀が店長の蒼林堂古書店は、ミステリファンのパラダイス。バツイチ、高校生、小学校女教師―いつもの面々が日曜になるとこの店にやってきて、ささやかな謎解きを楽しんでいく。かたわらには珈琲と猫、至福の十四か月が過ぎたとき…。
乾くるみによる古今東西のミステリー紹介。読んでみたくなる本がいくつも紹介されていて、重宝しそう。東野圭吾の「ある閉ざされた山荘…」や萩原浩の「噂」など、最後にとんでもないことになる作品を取り上げていて、乾の「イニシエーション・ラブ」に通じるものを感じた。
(B)

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2019年01月16日

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宣伝通り、優しい本でした。
乾くるみさんと言えば性悪な女が暗躍する恋愛小説風ミステリーがお馴染みですが、そういうダークな部分が一切ないライトな本です。
ミステリー小説がたくさん紹介されるので幅を広げたい方にオススメ。
ミステリーとしては『日常の謎』の中でもかなりライトな方で、どんでん返しはあんまりありません。
少し退屈さもありましたが、終わり方がとても良かったのでほっこりしました。

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2023年11月08日

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本をたくさん読みたくなる本でした。
書評の中に読んだことがあるものがあると嬉しくなっちゃうし、読んだことないものは気になってメモ。

数字とか空間認知とか苦手すぎて、見取り図なしであの章を読むのに苦労しました。

読者としては最後の書評でその後のことがわかるのは嬉しい!
でもその書評連載を楽しみにしているいちファンだったとしたら「は?」と思ってしまいそう。その文字数分、何か紹介してくださいよと。

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2023年05月13日

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古本屋で語られるミステリー仲間の集いが羨ましい!ライトな読み口&良書紹介 #蒼林堂古書店へようこそ

■あらすじ
ミステリファンで集う蒼林堂古書店。毎週日曜日は、店主と馴染みのお客さんで賑わっていた。いつもミステリー談義と日常の謎を語らい合う彼らだったが、その会合も14ヶ月目を迎えたときに…

■レビュー
14の掌編で綴られた連作集、全編とおしてホッコリとした空気で満たされる作品です。読んでて心地いいですね~

なにより本作で一番素敵なのは、登場人物の皆さんの仲の良さ。
私もこんなミステリー仲間、読書スペース(しかもリーズナブル)が欲しい!
だれかミステリー専門の古書店を近所に作って下さい、頼む。

本作のトリックは日常の謎ではありますが、相変わらず視点が面白く、またその謎に対して遊ぶのが超上手い。頭の体操になるような内容で読んでて楽しいですね。

そして各篇に最後に挟まれるミステリー書籍の紹介もイイ!
現代ではない少し古めの作品が多く、知らない作品がたくさんありました。
積読で大変なのに、また読みたい本が増えちゃうじゃないの。困るっ

気軽に読める内容かつ掌編の短い物語で進行するので、ちょっと疲れた時や日曜の午後など、ほっとしたい時に読むといいですね。

■推しポイント
作者が日常にそれとなく存在している、ごく細かいことに対しても、つねに興味や疑問を持っていることが伝わってきます。

例えば本のタイトル、商品名、人の名前、手紙やメールの文字などなど。
なぜこうなっているのか?という探求心、こう変化したらこうなるだろうといった好奇心が凄いです。

人生、ぼけーーーと生きているとあっと言う間に時間が過ぎますが、身の回りにある課題を見つけたり、解決していく能力が必要です。
こういった気づきの大切さを教えてくれる、優しい本だと思いました。

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2022年08月19日

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ミステリ専門古書店の常連客たちが、雑談の中で見いだす日常の謎を、マスターが解決する安楽椅子探偵もの。とは言っても、一編が短い上、雑談やミステリの蘊蓄が詰め込まれていて、そもそも謎解きに使われる紙幅が少ない。それもあってか、謎は軽量級で、マスターも快刀乱麻を断つ名探偵と言うより、仲間内では一番切れる人と言った感じ。お話の雰囲気から、あえてそういう緩い雰囲気になってるんでしょう。ミステリファンの読者もトリックだロジックだと堅いことを言わずに、蘊蓄や理想化されたミステリマニアの集いの雰囲気を楽しめばいいように思う。合間に挟まれる、マスターが書いたという体のコラムも愉しい。

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2022年08月13日

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書評家の林雅賀が店長の蒼林堂古書店は、ミステリ
ファンのパラダイス。バツイチの大村龍雄、高校生の
柴田五葉、小学校教師の茅原しのぶ…いつもの
面々が日曜になるとこの店にやってきて、ささやかな
謎解きを楽しんでいく。かたわらには珈琲と猫、
至福の十四か月が過ぎたとき…。

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2022年05月15日

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良かった。
登場人物に私と同じ名前を見つけて読み出した。
続編を望みます。
本の紹介ものの「森博嗣のミステリー工作室」より間違いなく上です。

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2021年05月23日

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ミステリ専門の古書店に集う常連客が繰り広げるちょっとしたことの謎解き14編。それぞれが大きな謎でなくていいが、1編1編がショートショート的なので、ほとんど捻りはない。あと、それぞれの話に関連したミステリーの紹介は、結構読んでるものもあるので面白い

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2021年04月22日

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舞台は蒼林堂古書店で、店主は林雅賀。
常連は、店主と高校時代の同級生の大村、高校生の柴田、
後に友達を一人連れて来る。月一で通う小学校教師の茅原先生。
常連が集まった時に日常の他愛もない話から、
謎とも言えない謎を推理して、そこから過去の本の
紹介なんかをしたりするので、ミステリ初心者には優しい作りで、
軽い日常の謎と、連作短編を通しての仕掛けがありますが
それはなんとなくわかるので、ミステリテイストの
ラブ成分ちょい足し作品と思って読むのがいいです。
各短編の後には、林雅賀のミステリ案内があって、
短編に関連したミステリを2ページほど紹介してくれている。

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2019年12月18日

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ミステリ専門の古書店に集う四人の常連客が、売買した本を片手に珈琲やケーキをお供にして店主と共に語らう沢山のささやかな謎たち。小学生の作文のSOSの真相が小気味良い。プラレールの列車消失も可愛い。既読本や知っている作家名が結構登場して嬉しかった。秘密がひっそりと隠された店主のミステリ案内にニヤリとした

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2018年10月14日

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日常の謎、安楽椅子探偵もの。
読書案内が各短編の間に挟まれているのが特徴的ですね。
割合、酷いことは起きていないので、読書案内も含め、気楽に読めるでしょう。
作者の印象からいうと、ちょっとシンプルな話が多かったかな。
油断すると、どこが謎になるのかと思っているうちに解決編になっていたりするので要注意

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2018年09月29日

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推理小説が好きなんだな~。
ほのぼの日常の謎。古いタイプの推理小説という印象。色々仕込んでいる。三冊読んで乾さんの雰囲気は掴めた感じ。作品の中に男性作家とか女性作家とか分けるのはナンたら~とあったけど、この人は男性作家が書きました感がとても強い。作品の中身というより、作品に登場する女性の扱いがとても男性作家的。

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2018年07月18日

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ネタバレ

連作短編集。

登場人物4名が古書店に集まり 日常の謎を持ち寄り推理していく物語。

一つ一つの謎はビックリするようなものはないのだが、最後に短編を締めくくる部分はかなり面白かった。
評価は☆3にしたが、限りなく☆4に近い感じがする。




登場人物の一人であるしのぶ先生は古書店店主に恋心を抱いているのだが、店主はしのぶ先生の従妹に昔恋をしていたことをしのぶ先生は知っており、それを隠して店主に気持ちを伝えようとする。

その気持ちに店主は答えるのに、告白と同じように本を使って答えるのだがしのぶ先生と読者は店主が振ったと思うのだが、そこでどんでん返しが待っている。

そして物語とは関係ないような部分、最後の1行で二人のその先を表現しているところは 何気に読んでしまうと見逃すような表現でまたまた驚かせてくれた。

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2018年04月05日

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良質のミステリ案内。
14篇の短編小説が1冊読み終えるとほっこりとした味わいの長編として成り立っている。
珈琲の香り漂う居心地の良いミステリ専門古書店が舞台。謎解き役は書評家店主(元文科省官僚)の林雅賀。
全127作品の古今東西のミステリ紹介もあり、まだまだこんなに読んでみたい小説があるんだとわくわくします。

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2018年01月28日

Posted by ブクログ

『犬神家の一族』の「佐清(スケキヨ)」が可笑しくて、ほかの本でその描写に行き当たるたび、笑ってしまった時期があります。スケキヨ死亡のシーンはご存じの方がほとんどでしょう。湖面からズボッと2本、突き出た足。かの有名な「波立つ水面から突き出た足」のシーンです。

で、本作は蒼林堂古書店に集った客たちが、日常の不思議についていろいろ推理します。本としてはまぁ普通だったのですが、ツボに入ってしまった箇所が。

常連客の小学校教師(♀)がオススメ本を尋ねるさいにひと言。「スケキヨものは?」
スケキヨものって何なのよ。(^^;

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2017年04月28日

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雑誌かなんかに連載された本の紹介コーナーを纏めたもののようですが、なかなか洒落てます。
通勤等で細切れに読むのにちょうど良い。
茅原先生の描写がどんどんと美人になっていく(笑)

読んだ本も全く知らなかった本も、いつか読みたいと思っていた本も。どれもこれも読みたくなります。こういうの大好き、

13章 転送メールの罠 だけが意味が分からなかった。
翻訳?の仕組みは分かったのだけど、その文章は何?という感じ。
ネットで探しても、腑に落ちる説明はなかった。

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2016年09月20日

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ネタバレ

いろんなミステリー小説が紹介されてて、読んでみたいなと思える本に沢山であえた気がする。
物語自体も短編のミステリー調なので空いた時間に読める。
以下、紹介されてて読みたいなと思った自分宛メモ。

・ヒッチコック殺人事件(石沢英太郎)
・十角館の殺人(綾辻行人)
・生存者、一名(歌野晶午)
・そして二人だけになった(森博嗣)
・ある閉ざされた雪の山荘で(東野圭吾)
・八墓村(横溝正史)
・球形の季節(恩田陸)
・「悲劇四部作」(エラリークイーン)
・女囮捜査官「シリーズ」(山田正紀)
・「惨劇の村・五部作」(吉村達也)
・大誘拐(天藤真)
・リミット(野沢尚)
・展望塔の殺人(島田荘司)(短編)
・ディオゲネスは午前三時に笑う(小峰元)
・犬神家の一族(横溝正史)
・二つの鍵(三雲岳斗)
・螺旋階段のアリス(加納朋子)
・秋の花(北村薫)
・改訂・受験殺人事件(辻真先)
・飛ぶ男、堕ちる女(白峰良介)
・沈黙者(折原一)
・顔のない顔(北森鴎(?))

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2016年03月13日

Posted by ブクログ

非常に軽い連作ミステリー短編集。
ミステリー案内が良い。
知ってる本が出てくると、やっぱり嬉しい。

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2023年11月03日

Posted by ブクログ

ちょっとした謎解き短編+ミステリブックガイド。謎が簡単すぎてわかってしまうものもあったが知ってるミステリが出てくる時は面白かった。表紙とイメージが違うと思う。

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2019年01月16日

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