【感想・ネタバレ】雛菊家の人々のレビュー

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Posted by ブクログ

相当にレベルの高い四コマ漫画
四コマ漫画で大事なのは、絵の上手さも当然だが、起承転結のテンポ、インパクトを残すオチ、パッと記憶できるキャラ
この『雛菊家の人々』は、その三つが高い水準にあるため、自信を持ってお勧めできる
内容っつーか、ジャンルはホームコメディ
しかし、家族の男性陣が異常、異様、尋常じゃない
まず、父親・卿太郎は見た目と中身のギャップが全くない、そのまんまヤクザ、もしくは、型通りのマフィア。そんで、娘を溺愛しまくっている
長男・圭太は、容姿は上の上で、頭の出来はイイも、頭が悪い、妹しか見えてないシスコン
次男・亮太は、ホラー映画で主役を張れる見た目が強烈過ぎであるのに加え、姉以外は眼中にないシスコン(ちなみに、私の推しキャラは彼)
とことん、紅一点の葵に、純粋な愛を注ぎまくり、お邪魔虫を排除しようとしている、武力、財力、権力、呪力を駆使して
しかも、親族まで、葵へ過保護すぎる接し方をしていて、ホントにブレない一賊性を強調している
帯裏の「家族愛は、恋より濃い」の文句に、一切の誇大なし
また、この手の作品に多いように、家族の愛に抗いつつも、何だかんだで受け入れてしまっている葵の順応性が一番に危ない、そんなお約束を忘れてないトコもポイントが高い
ただ、この漫画の中で一番に、私を震撼させたのは、そんな葵LOVEの父兄弟の攻撃に、びくともしない、タフを通り越して、鈍感力が突き抜けている草壁くん
欲が欠けている彼が、彼女(であるはず)の葵のために、恋愛感情を剥き出しにして、雛菊家とガチで闘り合う日が来るのか?
とりあえず、巻数が付いていないのは不安だが、続きが出るのを切望している

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2014年06月13日

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