【感想・ネタバレ】明快入門 コンパイラ・インタプリタ開発 C処理系を作りながら学ぶのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

C言語を用いて、C言語に近い言語の処理系の実装に向けた解説を行っている本。
基本的なC言語の使い方を一通り抑えておくことが、この本を読むための前提条件で、コンパイラに関する前提知識は特に必要ない。

字句解析から始まり、構文解析、コード生成、コード実行環境をソースコードを交えて解説し、おまけとして最適化や誤り処理について簡単に触れている。
構文解析は、構文木を構成した方法ではないため、構文木を用いて構文解析を行いたい方は、別の書籍を読んだほうがよいかも。
ただし、コンパイラ・インタプリタの開発が初めてという方は、コンパイラの基本概念を理解するという意味で、この本はよい入門書になると思う。
なお、実装するコードの実行環境は、スタックマシンである。

「インタプリタ」の開発、と本のタイトルにあるのに、インタプリタに関する話題がほとんど無かったため、☆を-1とした。

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2012年03月18日

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