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Posted by ブクログ
僕とあいつの関が原につづいて、こちらは伊達政宗とそれに仕える片倉小十郎親子のお話。前作は様々な立場の主従ペアが入れ替わり立ち替わりするため、なかなか没入出来なかったのだけれど、こちらは小十郎がメインでシンプルに進むため、物語としてより楽しめた。
そして、こちらを読み終わった直後に、朗読劇「俺とおまえの夏の陣」を見たのだけれど、泣けた…良かった…。伊達政宗公が小十郎に鎧を贈るシーン。御屋形様の思いやりも感動したし、それまでクソ生意気だった息子・重長が父親の心を受け継ぐシーンでもあり、涙が堪えられなかった。
この作品、正直なところ小説としてはそこそこの作品だと思う。けど、とても舞台映えする作品だというのは、間違いない。