【感想・ネタバレ】数学の言葉で世界を見たら 父から娘に贈る数学のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年02月25日

数学のいろんな分野の超入門といった感じ。大学数学に興味ある人向けくらい。さすが大栗先生で説明がわかりやすい。興味を持ったらそれぞれをより詳しく解説した本に進む、といった読み方がしやすそう。

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Posted by ブクログ 2021年07月19日

面白い。恥ずかしながら、少し理解できないが、楽しい。数学に苦手意識あっても良いと思う。理屈 カチッとしたものを敷衍して行くイメージです。

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Posted by ブクログ 2019年11月09日

Kavli IPMUの機構長である大栗先生が、娘さんにこれからの生き方を数学を通して語った一冊。元々は幻冬舎のサイトの連載コラム記事を本にまとめたものである。このコラムが連載された頃、娘さんは高校受験だったがその後無事に第一志望に合格されたそうだ。
本書は数学の様々な内容を通して、人生をより良く生き...続きを読むるための指針がいたるところに盛り込まれている。ベイズ推定や金融などで扱う大きな数の話のような、実生活に役立つ話題から、無限集合や方程式の解法などの基礎的な数学の話もあり、数学教育として重要な内容ばかりだと思う。学校の勉強のように単元の寄せ集めではなく、大栗先生の想いというか思想が柱として貫かれており、読んでいて面白かった。ここで語り切れない内容については、カルテクのサイトに補遺としてまとめられており、読後の楽しみもある。
本書は父から娘に贈る数学という副題が付いているが、娘さんばかりでなく様々な人の生きる指針になるようにも感じた。あとがきで数学と民主主義との関係について述べられた部分は特に印象に残っている。

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Posted by ブクログ 2018年10月19日

1.不確実な情報から判断する、2.基本原理に立ち戻ってみる、3.大きな数だって怖くない、4.素数は不思議、5.無限世界と不完全性定理、6.宇宙の形を測る、7.微積は積分から、8.本当にあった空想の数、9.難しさ美しさを測る。数学の言葉で世界を見る。優しく解説してくれている。

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Posted by ブクログ 2017年03月28日

数学は宇宙を記述する言葉だ。その言葉の仕組みや考え方を書いてある。事例やエピソードが中心で楽しく読める。また、ちゃんと公式の証明もあり、これがまたわかりやすい。数学が好きになる本だ。

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Posted by ブクログ 2016年12月18日

大栗先生が娘に数学を語る本。大栗先生の本はいつもわかりやすくて素晴らしい。よく理解している人は明快に説明できるという典型ですね。どの章もおもしろいですが、締めはガロア理論。やはりこれを数学の美しさの典型と考える方は多いんでしょうね。益川先生も学生の頃はガロアに憧れていた、と語っていました。大栗先生の...続きを読むガロア理論の解説、明快でわかりやすいです。ガロア理論について最初に読む本として本書は一番良いのではないでしょうか。5次方程式が解けない理由を正20面体の回転操作が交換しないということに結び付けて解説しています。こうした幾何学的なイメージを解説してある本、少ないような気がします。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年07月11日

確率、自然数、負の数、ゼロ、分数、無理数、実数、虚数、素数、無限、幾何、対数、積分と微分、、
単なる公式の暗記ではなく、そうした概念がなぜ生まれてきたのか、どんな意味をもっているのか、どのように役立っているのかを説明してもらえる。
残念ながら説明についていけないところはあったが、そんな未熟な自分にと...続きを読むってさえ、数学の奥深さや有用性を教えられた。
偉大な数学者も多数紹介されているが、ガウスの凄さが印象的だった。
15-154

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Posted by ブクログ 2015年06月01日

数学の魅力を存分に伝えてくれる素晴らしい本だった。易しすぎて不正確になることも,難しすぎて読者を置いていくこともなく,本当に良くバランスがとれている。それでいて著者は数学者ではなく(数学も教える)理論物理学者だというのだからすごい。世の中には頭のいい人もいるものだ…。
扱う内容は,確率,自然数→有理...続きを読む数→実数→複素数,フェルミ推定と対数,素数とRSA暗号,連続体仮説,非ユークリッド幾何,積分微分,そしてガロア理論の入口まで。どの話題にも印象深い挿話が添えられていて,意欲的な中高生なら目を輝かせて一気に読んでしまうはず。著者のサイトには各章の補遺が載せられていて,そこでの補足も勉強になる。

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Posted by ブクログ 2022年07月10日

意外と読むのに時間がかかった。娘に話しかけるという形式で書かれているが。中学生には理解できないかもしれない。大人向けの本である。ただゆっくり読めばなるほどと納得することが多いであろう。微分積分が役に立たないと数学が役に立たないことの代表のように言われるが、積分を最初に学んで面積や体積の表し方がわかる...続きを読むことで、数学が役立つことが理解されよう。

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Posted by ブクログ 2021年10月02日

時々数式の展開で置いてけぼり食らうけど、数学の教科書が教えてくれない一番大切な、数学の意味や発展の過程を楽しく教えてくれる
筆者の娘は当時大学生みたいだが、全部分かり得たのかと気になってみたり

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Posted by ブクログ 2020年08月06日

数学者の父親が、娘に数学の世界を教えると言う体裁で数学について語る。
イーロン・マスクの発言を引用して、基本原則に立ち返って考え直す、考えるということが書かれているが、これは大切なことだと思う。

数学には物事を明晰に考える道具としての意義がある

数学者は日常の全てに数学の種を見出している。
そし...続きを読むて数式が美しいと感じるようだ。

数学は1つの言語だ。数学を学ぶことで、世界が新しい形にみえてくる。
正直、取り上げられている組織は自分には難しかったが、世の中の物事を数字に置き換えて分解することでノイズが取れて、本質が見えてくるのが分かった。この本において大切なのは、数式を理解することと言うよりは、考え方を理解することだと思う。

これからも継続的に数学に関する本を読んでいきたい。

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Posted by ブクログ 2018年10月19日

以前に、時々「この本はとても丁寧に書かれた/作られた本だなぁ…」と感じる本があると書いたことがありますが(そのときは仲野徹著『こわいもの知らずの病理学講義』を読んで)、この本がまたそういう本。
但し、後半に行くに従いだんだんと数学の深い内容になっていき、私にはよく理解出来なくなりましたが。(笑
良書...続きを読む

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Posted by ブクログ 2017年04月04日

最後のガロア理論や群にはついていけなかったが、数学の本質と面白さの再発見があった。高校の数学を学ぶ前に読んでいたら、もっと理解出来ていただろうと思う。筆者が娘に贈るために書いたということだが、自分も子供に読ませたいと思う。

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Posted by ブクログ 2016年10月16日

前提としている知識、考え方が丁寧に説明してあり、とても分かりやすい。ものごとを表現して、自分で考えるための数学なのだな、ということが分かり、読んでて面白い。

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Posted by ブクログ 2016年02月24日

もう少し簡単な内容かと思っていたのですが、かなり読み応えのある本でした。

数学の本を読むたびに思いますが、「概念」や「定義」の理解は、本当に大切ですね。
もちろん、「定理」や「証明」も大切なんですが、やはり基本となるのは「概念」や「定義」の理解だと思います。

それにしても、数学は奥が深い。...続きを読む
もう少し奥の方まで理解できるよう、精進します。

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Posted by ブクログ 2016年02月16日

文章自体はやさしいが,内容はとても難しい.「素数はふしぎ」での素数と公開鍵の話はあまり理解できなかったが,「微積は積分から」の内容はなんとか分かった.また虚数の話も面白かった.

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Posted by ブクログ 2016年01月23日

制御工学を修めた人間のレビューとなる。恐らく想定読者は数学のバックグラウンドのない(少ない)人間を想定しているのだと思う。論理に簡単に説明していて、数学があまり好きでない私にも理解しやすかった。
特に第8話、第9話は軽い興奮を覚えた。虚数を含んだ複素数が何故cos, sinに関わってくるか、行列が何...続きを読むを表しているのか、それらを統合すると、どの様に大学自体に利用していた公式が編み出されるのか...その様な私の好きであった科目(今も好きだ)のオリジンを一段深めてくれた本書に感謝したい。

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Posted by ブクログ 2015年12月04日

出だしから引き込まれた。ギャンブルで絶対に勝つにはここの事象に対し3%の確率アドバンテージがあれば良い。ルーレットになぜ0,00があるのか理解できた。対数が何故生まれたのか理解できた。理解まで到達していない項目もあったがかなり楽しめた。

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Posted by ブクログ 2024年04月17日

数学が社会に出てから、何の役に立つのだろう?と思っていたが、世界の色々なことが数学で説明できるのだと知り、ちょっとびっくり。

数学者の著者が娘に語りかける口調で書かれているので、わかりやすいのかと思いきや、数学の定理などはやはり難しかった。。

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Posted by ブクログ 2018年05月06日

興味本位で読んでみましたが想像していたより確りした内容で、受験勉強以来数学に触れていない身としては結構辛かったです。
他の方が書いているとおり、目下勉強中の高校生とかであれば楽しく読み進められそう。

分配則を使って負の数×負の数=正の数になることを導いたり、べき乗でフェルミ推定を簡単にしたりと、自...続きを読む分の中に何となくあった数学の薄い知識が刺激される楽しさはあります。
後半は全くついていけませんでした!

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Posted by ブクログ 2015年11月06日

ベイズの定理でつかんで、基本原理に立ち戻るという、スピーチのやり方をわかっている構成。理解している人の文章なので、違う角度、あるいは根本からの考え方でハッとする。数式はてんこ盛りだが解法テクニックではなく、理解の仕方を説いてくれるので、センスがあるというのはこういう事か、という、出来る人の頭の中を覗...続きを読むいた気分。

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Posted by ブクログ 2016年08月18日

人類が3000年をかけて築き上げた数学の世界を、身近な確率から純粋数学まで9つの話題で解説。

ガウスの偉大さを改めて認識できる一冊。ガロア群のことは名前しか知らなかったけど、ようやくどんな理論なのかちょっとだけわかった。

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Posted by ブクログ 2015年07月18日

 本書は幻冬舎サイトでの連載をまとめたもので、四則演算から微積分あたりまでの数学を、筆者なりに解説したものである。軽快な語り口ではあるが、数学的には厳密である。
 学生時代から数学に縁遠い人が読むと、数学の面白さに気付くかもしれない。あくまでも、中高生用の教科書とは異なる仕方で説明しているだけで、数...続きを読む学自体に新しさはない。
 著者の説明は、最初は懇切丁寧に開始されるが、しだいに筆がのるのか勢いがついてきて、急に難しくなる気がする。なにしろ著者は天才の部類の人だからそこまで気づかないかもしれないが、各話とも後半はきちんと理解するのは結構難しいと思う。

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